家族八景、富豪刑事 筒井康隆著
当サイトではアフィリエイト広告を利用しています。
昨年末に「七瀬ふたたび」を読んで、筒井康隆さんの著書が気になっていたので、この2冊を一気に読んでみました。
ともに初版は1970年代の作品なんですが、今読んでも十分に楽しめる作品でした。
家族八景は七瀬ふたたびの前の物語で、主人公で「人の心を読めてしまう精神感応能力者(テレパス)」である火田七瀬がお手伝いとして行く家々で巻き起こるトラブルを描いた物語です。
この家族八景と、七瀬ふたたび、そして「エディプスの恋人」を合わせた3作品を七瀬シリーズと読んでいるそうです。
また1979年、1998年、2008年と3度もテレビドラマ化されています。ちなみに火田七瀬役は古い順位「多岐川裕美」「渡辺由紀」「蓮佛美沙子」となっています。
富豪刑事は、数年前に深田恭子主演でドラマ化されていますが、そのタイトルの通り「富豪の刑事」がお金に物を言わせて(正確にはお金持ちであることを活用して)、事件を解決する物語です。ちなみに、原作では主人公の富豪刑事は女性ではなく男性です。
どちらも設定的に「昭和」の匂いがかなりしますし、小道具も現代とはちょっと違っているのでなんとなくもどかしい部分がありますが、そういったことを感じさせない(=古さを感じさせない)普遍的な面白さがあります。
それなので、どちらもテレビドラマの原作として使われるんですね。
作品数が多いので、Amazonのウィジェットを作ってみました(笑
Sponsored Links