2017年12月の読了数は16冊 旅猫リポート
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2018年の3月も後半戦に入ったタイミングでなんですが、諸々あってやっと2017年の読書まとめを書けます。確定申告に続いて、これを書いてやっと2017年がクローズしたといえます。
12月は本業がかなり忙しく、読書どころではなかったような印象でしたが、振り返ってみると16冊と2017年の月別読了数のトップになっていました。これは「通勤回数」が普段より多く電車内での読書時間が増えたことが要因ですね。
そんな16冊の中で印象に残っているのが、有川浩さんの「旅猫リポート」。
表紙の装丁とタイトルから「猫が主人公で旅をする物語」と想定していたのですが、語り部こそ野良猫だったナナであることはありますが、物語は猫ののんびり旅なんかではなく、一人の青年の人生の終わらせ方という重たい内容でした。
本線は重たい内容ですが、語り部が猫であること、そして登場する人物たちが明るいこと、そして何よりも有川浩のユーモアあり、比喩ありといった文体と相まってどんどん引き込まれていきます。
まあ、猫を使うのはずるいなと(笑
その他では、麻見和史さんの「蝶の力学 警視庁殺人分析班」、知念実希人さんの「蘇る殺人者:天久鷹央の事件カルテ」、佐藤青南さんの「白バイガール駅伝クライシス」、ゆきた志旗さんの「Bの戦場 2 さいたま新都心ブライダル課の機略」とシリーズものは相変わらずの安定感でしたね。
内藤了さんの「首洗いの滝 よろず建物因縁帳」で、閉鎖的な村の因習とか、民俗学的な要素が多くて、別のシリーズになっている猟奇犯罪捜査班・藤堂比奈子シリーズとは違った方向性ですが、何気に好きな領域だったので、作者の新たな一面を見られたいい発見でした。
実は首洗いの滝はシリーズ2作目だったので、早速シリーズスタートの「鬼の蔵 よろず建物因縁帳」を購入して読んでいます(読了は2018年1月)。
他にもおすすめしたい作品もありますがこの辺で。
結果として2017年の読了数は147冊。2016年が139冊だったので、若干増えていますね。
本業が忙しく……と書き続けているように感じていますが、なんだかんだで読書は続けられているので、決して悪い状況ではないのかなとも考えています。
2018年も順調に読了数を増やしていますので、このペースは崩さないようにしていればいいかなと。
期間 : 2017年12月1日 ~ 2017年12月31日
読了数 : 16 冊 |
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大山 淳子 / 講談社 (2017-06-15)
★★★★☆ 読了日:2017年12月30日
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小川 一水 / 光文社 (2017-11-09)
★★★★☆ 読了日:2017年12月29日
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有川 浩 / 講談社 (2017-02-15)
★★★★★ 読了日:2017年12月27日
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米澤 穂信 / 新潮社 (2017-07-28)
★★★★☆ 読了日:2017年12月25日
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ゆきた 志旗 / 集英社 (2017-06-22)
★★★★☆ 読了日:2017年12月23日
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西澤 保彦 / 幻冬舎 (2017-10-06)
★★★★☆ 読了日:2017年12月21日
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大石 圭 / KADOKAWA (2017-08-25)
★★★★☆ 読了日:2017年12月19日
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内藤 了 / 講談社 (2017-06-21)
★★★★☆ 読了日:2017年12月18日
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石田 衣良 / 集英社 (2017-11-17)
★★★★☆ 読了日:2017年12月15日
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佐藤 青南 / 実業之日本社 (2017-11-02)
★★★★☆ 読了日:2017年12月13日
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知念 実希人 / 新潮社 (2017-10-28)
★★★★☆ 読了日:2017年12月12日
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吉川 英梨 / 河出書房新社 (2017-11-07)
★★★☆☆ 読了日:2017年12月9日
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真梨 幸子 / KADOKAWA (2017-11-25)
★★★★☆ 読了日:2017年12月7日
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櫛木理宇 / 早川書房 (2017-10-19)
★★★★☆ 読了日:2017年12月6日
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原田 マハ / 講談社 (2017-05-16)
★★★★☆ 読了日:2017年12月4日
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麻見 和史 / 講談社 (2017-07-14)
★★★★☆ 読了日:2017年12月1日
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