2014年1月の読了数は14冊、正月休みがあっても結構読んでますね
当サイトではアフィリエイト広告を利用しています。
2014年も昨年に引き続き月間10冊以上の小説を読むように心がけているのですが、1月は休みも多くどうなることかと思いましたが、意外と移動が多かったこともあり余裕でクリアできました!!
いやね、正月休み(1日~5日)も読もうと思ってはいたのですが、元日の天皇杯決勝とか年末年始はスポーツも多くやっていてそっちに時間を取られてほとんど読めなかったんですよね^^
で、今回は森博嗣さんの「キウイγは時計仕掛け」、海堂尊さんの「ケルベロスの肖像」、三上延さんの「ビブリア古書堂の事件手帖」、機本伸司さんも「彼女の狂詩曲-穂瑞沙羅華の課外活動」とシリーズものが5冊もあり、安定感はあるものの新発見は少なかった感じはあります。
もちろんすべての作品が読み応えがあって、読んでいて楽しいかったのは間違いないですよ。シリーズもののため、これまでの作品を読んでいない人にいきなりオススメが出来ないのが残念ですけど(笑
その他で印象が強いのが石田衣良さんの「明日のマーチ」ですね。
この作品は派遣切りにあった4人の青年達が工場のあった鶴岡(山形県)から、東京まで徒歩で旅をすることを決め、その様子をブログにアップしたことにより、世間に「派遣切りに対する抗議」と思われて話題を集めることになります。
でも元々4人は単に同じ工場で働いていたというだけの希薄な関係で「時間もあるし、やることもないので歩くか…」程度の軽いノリで始めているため、世間から見られているイメージとのギャップに悩みながら旅を続けることになり、その中での葛藤も生まれていきます(4人のキャラ設定がいいため、この葛藤も読んでいて熱くなります)。
体裁としては「派遣切り」や「官僚の体質」などへのアイロニーも多く含まれていますが、全編を通して描かれているのは派遣切りにあってしまった青年たちの自立と成長で、最初はダメな感じのある主人公たちがゴール(ここにも色々とありますよ)を越えた後に一回りも二回りも大きくなるんですよね。
あまり青春小説は読まないのですが、これは読んでて胸が熱くなりました。
今の仕事に「壁」を感じている人なんかに読んでもらい、勇気を得てほしいと思います。
その他だと、辻村深月さんの「スロウハイツの神様(上)(下)」、馳星周さんの「楽園の眠り」も内容はもちろん方向性も大きく違っている2冊(そしてどちらの本も読み手を選ぶタイプ)ですが、自分の中では高評価の作品です。
2月に入っても順調に読了していますが、家にあるストックを見ると読み慣れた作家さんの作品が多くなっているので、今年は新しい作家さんの開拓にも力を入れていきたいなと思っています。
期間 : 2014年01月
読了数 : 14 冊 |
|
機本 伸司 / 角川春樹事務所 (2013-05-15)
★★★★☆ 読了日:2014年1月31日
|
|
馳 星周 / 徳間書店 (2009-02)
★★★★★ 読了日:2014年1月30日
|
|
和田 はつ子 / 角川春樹事務所 (2013-05-15)
★★★☆☆ 読了日:2014年1月28日
|
|
三上 延 / KADOKAWA/アスキー・メディアワークス (2014-01-24)
★★★★☆ 読了日:2014年1月28日
|
|
乾 くるみ / 講談社 (2013-12-05)
★★★★☆ 読了日:2014年1月25日
|
|
高殿 円 / 徳間書店 (2011-02-04)
★★★★☆ 読了日:2014年1月23日
|
|
辻村 深月 / 講談社 (2010-01-15)
★★★★★ 読了日:2014年1月21日
|
|
辻村 深月 / 講談社 (2010-01-15)
★★★★★ 読了日:2014年1月19日
|
|
吉川 英梨 / 宝島社 (2009-08-06)
★★★★☆ 読了日:2014年1月18日
|
|
海堂 尊 / 宝島社 (2014-01-09)
★★★★★ 読了日:2014年1月16日
|
|
吉田 修一 / 朝日新聞出版 (2009-11-06)
★★★★☆ 読了日:2014年1月11日
|
|
吉田 修一 / 朝日新聞出版 (2009-11-06)
★★★★☆ 読了日:2014年1月9日
|
|
石田 衣良 / 新潮社 (2013-12-24)
★★★★★ 読了日:2014年1月8日
|
|
森 博嗣 / 講談社 (2013-11-07)
★★★★☆ 読了日:2014年1月7日
|
Sponsored Links