2014年2月の読了数は13冊、28日しかないですが意外と読んでいました
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2月は28日しかなく(改めて書くことではないですけど)他の月に比べると読書時間そのものが少ないため、あまり読めないかな、、と思っていましたが結果としては13冊読了することができました。
久しぶりにちゃんと写真を撮ってみた
要因としては2つあって、1つは長編が少なかったこと、もう1つは月の後半に神奈川の某所に6日間通うことになりいつも以上に移動時間があったためですね(連日2時間かけて帰宅はしんどかった^^)
最近は10冊以上読んでも上下巻になっていない限り作家さんが重なることがなかったのですが、2月に関しては「蝿の王」と「オニマル 異界犯罪捜査班 鬼と呼ばれた男」が田中啓文さんの作品と珍しく重なっています。
長編が少なかったと書きましたが、蝿の王だけは別物でこれだけは文庫にもかかわら646ページの長編作品になっています。しかも内容が(特に後半)異様にグロテスクになっていき、正直読むのがしんどかった1冊です。全体のプロットはそれなりですが、グロテスクさが勝ってしまっているためこの手のものが苦手な人は手を出さないほうが賢明です。
もう1つの「オニマル 異界犯罪捜査班 鬼と呼ばれた男」は伝奇ミステリーの体裁になっていて、主人公が<物っ怪>と呼ばれる異形のもの(鬼丸)とアメリカ帰りの陰陽師(ベニー芳垣)という組み合わせになっているのは面白い点ですね。
その他ではシリーズものになっているのも多く、すでに前作等を読んでいるのが「盗撮:裏探偵・涼次外伝」「警視庁情報官サイバージハード」「ダーティーママ、ハリウッドに行く!」「衛星を使い、私に」はシリーズものらしい安定感がありました。
もっとも、相変わらず「警視庁情報官シリーズ」はすべての物事が綺麗に決まっていくので、盛り上がりには欠けてしまうため少し物足りなさがあるんですよね(たまにはミスをして慌てるシーンも欲しいなと)。
2月の中で一番「ズドンッ」ときたのが沼田まほかるさんの「ユリゴコロ」
作品全体に流れるネガティブなオーラも凄いのですが、最後の最後に明かされる真実には薄っすらと関連があるようには感じていましたけど正直気が付きませんでした。
ネガティブ感が強いため、下手に感受性が高い人は気分が悪くなる可能性も否定出来ないので万人受けとはいえませんが、人間の内面(特に弱さの部分)をしっかり描写しているしじわじわと迫ってくるような文体で引き込まれる作品だと思うので、個人的にはお薦め1冊です。
まだ読んでいない本(積読本)を見ると割と薄い(=ページ数が少ない)作品が多いため、3月の読書数は増えそうな予感です。ただストックが少ないので早めに新しい本を調達しないと(笑
期間 : 2014年02月
読了数 : 13 冊 |
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結城 充考 / 光文社 (2013-09-10)
★★★★☆ 読了日:2014年2月28日
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五十嵐 貴久 / PHP研究所 (2010-10-13)
★★★★☆ 読了日:2014年2月27日
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沼田 まほかる / 双葉社 (2014-01-09)
★★★★★ 読了日:2014年2月24日
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司城 志朗 / 小学館 (2011-01-06)
★★★★☆ 読了日:2014年2月22日
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秦 建日子 / 河出書房新社 (2014-02-06)
★★★★★ 読了日:2014年2月22日
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田中 啓文 / 角川書店 (2013-11-22)
★★★★★ 読了日:2014年2月20日
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濱 嘉之 / 講談社 (2014-01-15)
★★★★☆ 読了日:2014年2月18日
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森 博嗣 / 講談社 (2013-10-16)
★★★★☆ 読了日:2014年2月14日
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永嶋恵美 / 徳間書店 (2011-08-05)
★★★★★ 読了日:2014年2月10日
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吉村 達也 / 光文社 (2004-10)
★★★★☆ 読了日:2014年2月8日
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安達 瑶 / 光文社 (2014-01-09)
★★★★☆ 読了日:2014年2月6日
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田中 啓文 / 角川書店 (2008-01-25)
★★★☆☆ 読了日:2014年2月4日
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大石 圭 / 幻冬舎 (2013-12-05)
★★★☆☆ 読了日:2014年2月1日
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