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2014年 ナビスコカップ予選リーグ最終節の展望とか

2014-05-30[身の回りサッカー

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通常Jリーグの情報はtoto予想のサイト「蹴球ブログ」で書いているのですが(って予想と結果ばかりですけど)、今年のナビスコカップは近年稀にみる混戦模様になっていて、予想の時に書く内容じゃおっつかないので、こっちに書いてみました。
ゼロックス・スーパーカップ
※写真は2014年のゼロックス・スーパーカップの時のもの

なんせ、2つのグループに分かれて7チームで総当り戦(合計6試合)の予選リーグを戦っているのですが、最終節を前にして予選リーグ突破を決めているのは浦和だけとなっています(各グループ上位2チームが予選突破となります)。


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しかも、(条件的にかなり厳しいチームはありますけど)予選リーグ突破の可能性を残しているのがGROUP Aでは5チーム(清水、神戸、FC東京、鳥栖、鹿島)、GROUP Bでは4チーム(甲府、名古屋、柏、新潟)と予選敗退決定しているチームより多い状況になっています。

ここまで混戦になるのはJリーグの各チームの力が拮抗していることもあると思いますが、ナビスコカップとリーグ戦を平行で戦う中で戦力的なアップダウンも激しくなっていることも一つの要因かなと思ったりして観ています。

→ナビスコカップではリーグ戦にはまだ出場しない若手選手も多く出ているため、戦術的な理解度の差はもちろんですが、調子の善し悪しもかなりあるんですよね。

アウトラインはこの辺で、ここまでの試合結果のスタッツや最終節の組み合わなどを見ながら、最終節の展望を見て行きたいと思います。

2014年 ナビスコカップ予選リーグ最終節の展望(GROUP A)

GROUP Aのここまでの対戦成績はこちら

順位 チーム名 勝点 試合数 得点 失点 得失点
1 G大阪 12 6 4 0 2 9 4 5
2 清水 9 5 3 0 2 9 6 3
3 神戸 9 5 3 0 2 8 8 0
4 F東京 7 5 2 1 2 10 8 2
5 鳥栖 6 5 2 0 3 7 8 -1
6 鹿島 6 5 2 0 3 7 10 -3
7 仙台 4 5 1 1 3 3 9 -6

<予選突破の可能性のある5チームの対戦相手と可能性のチェック>

◆清水(vs鹿島)
 [○]勝てばほぼ決まり(神戸が4点差以上で勝つと微妙)
 [△]引き分けの時は神戸の結果次第(神戸が引き分け以下なら決まり)
 [●]負けの場合でも他会場の結果次第で可能性あり

◆神戸(vs仙台)
 [○]清水が引き分け以下なら決まり(清水が勝っても得失点差で可能性はある)
 [△]清水の結果次第(清水が敗れていれば決まり)
 [●]他会場の結果次第だが、清水との得失点差があるため厳しい

◆FC東京(vs鳥栖)
 [○]清水、神戸がともに敗れていれば決まり、引き分けの時は得失点差勝負
 [△、●]予選突破は不可能

◆鳥栖(vsFC東京)
 [○]清水、神戸がともに敗れた上で、得失点差の勝負
 [△、●]では予選突破は不可能

◆鹿島(vs清水)
 [○]清水、神戸が敗れ、FC東京が引き分け以下の時に得失点差の勝負
 [△、●]では予選突破は不可能

清水、神戸はとも引き分けでも可能性は残すものの、予選突破には勝利が必須になってくる。特に神戸は清水に得失点差で「3」の差があるためともに勝った場合は大量得点を狙わないと厳しい。しかし、清水の対戦相手が難敵の鹿島のため得失点差にとらわれず、しっかりと勝ち点「3」を狙うのも重要。

清水は勝てば僅かながら可能性を持っている鹿島との対戦だけに、難しい試合にはなると思うけど、鹿島は大量得点が必要なため攻撃に軸足を置くと清水のカウンターが機能するような気もする(これは神戸と対戦する仙台にも同じことがいえるので、バランスが難しくなる)。

FC東京vs鳥栖はともに勝利が最低条件、FC東京は2点差以上で勝てると可能性が大きくなるが、鳥栖は大量得点が必要になるためハードルは高いと思われる。得失点差で差のある鹿島も同様。

現状の数字だけなら清水が優勢ですが、対戦相手との兼ね合い等を考えると神戸が抜け出す可能性も十分にあるような気がする、そして清水、神戸が引き分けてFC東京が勝ち上がるというドラマも確率は決して低くないように思える。

2014年 ナビスコカップ予選リーグ最終節の展望(GROUP B)

順位 チーム名 勝点 試合数 得点 失点 得失点
1 浦和 12 5 4 0 1 10 7 3
2 甲府 10 6 3 1 2 10 5 5
3 名古屋 10 5 3 1 1 8 5 3
4 8 5 2 2 1 7 4 3
5 新潟 7 5 2 1 2 7 8 -1
6 大宮 2 5 0 2 3 3 9 -6
7 徳島 1 5 0 1 4 7 14 -7

<予選突破の可能性のある4チームの対戦相手と可能性のチェック>

◆甲府(全日程終了のため試合はなし)
 名古屋が敗れ、柏が引き分け以下なら決まり

◆名古屋(vs浦和)
 [○]得失点差に関係なく勝てば決まり
 [△]引き分けもOK
 [●]予選突破は不可能

◆柏(vs徳島)
 [○]名古屋が引き分け以下なら決まり
 [△、●]なら予選突破は不可能

◆新潟(vs大宮)
 [○]名古屋が敗れ、柏が引き分け以下で、得失点差勝負
 [△、●]なら予選突破は不可能

引き分け以上で決まる名古屋が有利な状況にあるものの、対戦相手が首位の浦和というのがどうでるかが微妙。予選突破も決まっているし、若手を試すとなると可能性は大きくなるが、いかなる試合でもベストを尽くすというのであれば名古屋は厳しくなる。

柏は勝利が最低条件とはいっても、対戦相手が徳島と条件は悪くないし、名古屋が引き分け以下なら1-0の勝利でも可能性があるため、何気に可能性は高いようにみえる。

新潟は勝っても他の試合の結果が大きく影響するし、得失点差も大きいためかなり厳しいと思われる。

数字の上では名古屋が優勢ですが、後ろにいる柏が徳島との対戦で勝ち点「3」を積み上げてくる可能性が高いことを考えると、勝たないと予選突破は厳しい状況にあるといっていい。しかも対戦相手が好調の浦和とあっては順位がひっくり返る(=柏の予選突破)も十分に可能性があるかな。

また、名古屋が敗れ、柏が勝ちきれず引き分けに終わって、試合のなかった甲府が順位をキープし予選突破というシナリオも悪くない気はします。

などど好き勝手書いてしまいましたが、ナビスコカップ最終節は全試合15時キックオフとなるので、1点入るごとに一喜一憂しながら見たいと思います。そしてあわよくばtotoの予想を当てたいなと。

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