エプソン「PX-5002」迫力のプリント体験ブロガーイベントに参加しました
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2009年10月1日にいつもお世話になっている、アジャイルメディア主催のエプソン「PX-5002」迫力のプリント体験ブロガーイベントに参加して、EPSONのプロセレクションシリーズのプリンタを初体験してきました。
プリントアウトだけじゃなく、木枠にベルベットファインアートペーパーで出力したものを貼り付けるというワークショップもあって、とても楽しい時間を過ごさせて貰いました。
そんな楽しいワークショップの前に・・・
しっかりとエプソンの新製品「PX-5002」についてお話を聞かせていただいたので、そこから。
今回のイベントで講師を務めていただいたのは、写真家である中井精也さんです。プリンタの話もそうですが、気さくなキャラクターで難しい話も楽しく聞くことができました。
エプソン「PX-5002」ってどんなプリンタ?
PX-5002は最大でA2/半切という用紙サイズが出力できる、いわゆる大判系のプリンタでEPSONのプロセレクションシリーズの中でもハイエンドになるプリンタです。
サイズだけじゃなく、PX-P/K3インク(8色顔料)対応、ビビッドマゼンタインク搭載、LCCS採用と技術面も現状のエプソンがもつ技術の粋を集めたモデルです。詳細は次の「エプソン「PX-5002」の特長は?」で詳しく。
これだけ凄いので、販売価格は最小構成で本体価格¥159,800~、インクカートリッジも¥4,730/本(価格はともにエプソンダイレクト価格)と普通のプリンタとは比較にならない価格設定になっています。でも、、、それだけの魅力は十分にあるプリンタだということは、これからのレポートを読んで貰うとわかると思います。
<参考>
A2の用紙サイズは「420mm×594mm」、半切の用紙サイズは「356mm×432mm」となっています。A2はよく見かけるA4用紙の1辺の長さの2倍、面積にすると4倍の大きさになります。
A2⇔A4サイズ比較
実際の出力での比較
エプソン「PX-5002」の特長は?
◆PX-P/K3インク(8色顔料)対応
PX-Pインクというのは、エプソン独自のPXテクノロジーを搭載したインクシリーズのことで、顔料インクを使い耐光性、耐水性に優れていて色あせしにくい、色の安定が早いという特長があります。
K3インクというのは、ブラック・グレー・ライトグレーの3色を搭載していることを差し、モノクロの階調をしっかりと出すことで色の安定を図っています。プレゼンではモノクロの階調をカラー空間の背骨って表現していました。
PX-P/K3インクを採用することで、色を再現するためのインクの安定性と色域の幅を持たせています。
ちなみに、PX-Pインクを採用しているモデルに「PX-XXXX」という型番を取り入れていますが、この中にはいわゆる大判(プロッターって読んだりします)のモデルである、MAXARTシリーズも入ってます。MAXARTシリーズはポスター印刷なんかに使うモデルで、そのまま店頭にも飾れるクオリティがあります。
といゆことは・・・単純にサイズが違うだけで「PX-5002」も同様のクオリティがあるといえます。
◆ビビッドマゼンタインク搭載
ビビッドマゼンタインク・・・マゼンタっていうのは色料の三原色のひとつで、色合い的にいうと明るい赤紫色になります。で、ビビッドマゼンタになるとそれよりも発色が良いというか、明るく出る感じの色です。
ビビッドマゼンタを搭載することで、今までは表現が難しかったブルー・バイオレットの領域まで、細かく階調を表現できるようになります。そのため夕日の赤(オレンジ系か)や微妙なグラデーションのある空などの表現力が上がります。
会場で違いのよくわかる写真を見させてもらいましたが、完全に撮り忘れていますorz
この写真の違いを見たい人は、エプソンプロセクションブログのイベントレポートの写真をご確認ください。
まあ、プリンタって色数が多いほどいいようにいわれていますが、印刷は基本「CMYK」の4色の組み合わせで行うので、色が多くなると調整が大変になるんですよね・・・そこで出てくるのが論理的色変換システム「LCCS」です。。
◆LCCS採用
LCCSというのは、LogicalColor Conversion Systemの略で、エプソンがロチェスター工科大学のマンセル色彩科学研究所と共同で開発したLUT(:Look Up Tabel)を作成する技術です・・・
って結構わかりにくい・・・
簡単に書くとRGBデータを印刷用のCMYKに変換してく技術です。
う~ん、これでもなんだかさっぱりわからんですね(笑
エプソンの人&この間工場見学に行ったモニターメーカーの人に突っ込まれるのを覚悟で書くと、撮った写真の色合い(≠モニタに表示された色会い)そのままでプリントアウトするための技術です。
こういっちゃうと何か当たり前のように見えますが、写真の微妙なグラデーションとか色調の変化をしっかりと捕らえて、正確に出力するには色再現性、階調性、粒状性、光源依存性など様々な特性を捕らえていかないといけないので、相当の技術が必要です
ちなみに、8色インクの場合、最適な色を探すための候補は184京通りもあるそうで、それを印刷ボタンを押してから出力するまでのあの短い時間に探し出すのですから、凄いことですよね。
※モニタに表示された色会いが完全にイコールにできないは、モニタの色も調整次第では写真本来の色と違うことがあるからなんですが、それをつめるとトータルのカラーマネージメントの世界に入ってくるので、ちょっと割愛します。
性能的、価格的にみてもプロユースであることは間違いんですが、この筐体でこれだけの性能がだせるとなると、これからの印刷の世界観も大きな変化がありそうな気がする製品でした。
これをお借りすることができるらしいので、今からどんなものを印刷しようか楽しみです。
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