Windows Home Serverについて
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先日、リンクシェアサロンの「≪デルオンラインストア≫Windows Home Serverのご紹介&商品体験セミナーに参加して、Dell PowerEdge T105とWindows Home Serverの組み合わせを体験してきました。
その時に感じたWindows Home Serverについての印象です。
この記事の他に、以下の3つの記事があります。
・Dell PowerEdge T105とWindows Home Server
・Dell PowerEdge T105について
・Dell PowerEdge T105とWindows Home Serverのターゲット
Windows Home Serverの特徴は「共有」「保護」「集中」「拡張」
Windows Home Serverの特徴としては、「共有」「保護」「集中」「拡張」の4つが上げられていました。
「共有」は文字通りデータを共有することで、常に起動しているサーバにデータを蓄積しておくことで、共有が容易になります。また、Webブラウザを使用してインターネット経由でデータにアクセスできるので、共有する場所も選びません。
「保護」はデータのバックアップのことで、サーバ内のデータはもちろんのこと、サーバと連携するホームコンピュータ(要は普通のパソコン)のバックアップも管理することができます。
また、バックアップだけでなく、データの復元も容易に行えます。
「集中」はデータの集中管理のことで、メインパソコン、モバイルパソコンなど複数のパソコンで作業をする場合にデータが分散してしまうことがありますが、サーバにデータを蓄積させることで、データの分散がなくなります。
「拡張」はハードウェア等の追加が簡単になっていることで、特にストレージはIDE、SCSI、SATA、USB、IEEE1394など、現在提供されているすべての接続方法に対応しています。また、今後追加される規格についても追加ドライバを入れて対応する予定です。
Windows Home Serverのストロングポイントは「共有」と「拡張」
特徴としては4つ上がっていましたが、Windows Home Serverのストロングポイントだなと感じたのは「共有」と「拡張」の2つです。
まず、「共有」ですが、ローカル内(家の中)での共有はやり方は沢山あって上手くできているケースも考えられますが、Webブラウザを使用してインターネット経由でデータにアクセスすることは相当の知識がないとできないことです。
それを、セキュリティ面も十分に考慮した状態で、簡単にできてしまうのはかなりのアドバンテージだと感じました。
次の「拡張」ではHDDの増設が容易にできることが一番のアドバンテージですね。
HDDの容量は使っていけばどんどん増えてきて、必ず容量不足の壁にぶち当たります。その場合は必ずHDDの増設、ということになりますが、サーバでも使用できるHDDの数は決まっていますし、同じ容量のHDDしか使えないので、それなりの上限があります。
しかし、Windows Home Serverでは拡張するHDDの接続方式にとらわれない、それぞれのHDDの容量を同じにする必要がない、など容量をある意味無制限に増やしていくことが可能になります(管理上色々手間は発生すると思いますが)。
動画の普及など、データ容量は明らかに増えていくので容量の肥大に対応したシステムは今後重要度が高まってくると思います。
Windows Home Serverのクライアント数は10が上限
サーバOSには必ず、そのサーバが管理できるクライアント数(用語統一としてはホームコンピュータ数かな)が決められています。
通常のサーバであれば管理できるクライアント数を増やそうとしたときに追加ライセンスを購入することで対応可能になりますが、Windows Home Serverの場合はこの追加ライセンスがなく、最初からクライアント数は10に限定されています。
なので、従業員数が10名を超える場合は、Windows Home Serverを利用したサーバ構築は出来ないと考えたほうがよいです(複数台導入もありですが、メリットが消えてしまいます)。
このことからも、Windows Home Serverのターゲットはかなり絞られていると考えていいと思います。
Windows Home Serverのストレージ管理はSISとDE
Windows Home Serverのストレージ管理で特徴的なのは、バックアップデータの容量を節約するSIS(Single Instance Strage)テクノロジーと、ハードディスクを管理するDE(DRIVE EXTEDER)テクノロジーです。
【SIS(Single Instance Strage)テクノロジーとは?】
SISは定期的にボリュームをバックグラウンドでスキャンし、重複したファイルがあるとそれを1つに統合します。
SISでは、重複しているファイルの実体だけを、中央のフォルダ(システムの隠しフォルダ)にコピーし、それぞれの重複したファイルを中央のフォルダへの実体へのリンクに置き換えます。こうすることによって、全体のディスク容量を節約します。
ミラーリングとかRAID 5のように取りあえず保存しておくってやり方ではなく、中身を確認しながら(HDDにとって)最適な状況でバックアップが取れるようにしている訳です。
【DE(DRIVE EXTEDER)テクノロジーとは】
Windows Home Serverに接続された複数のハードディスクを管理するテクノロジです。DEにより容易なハードディスクの追加と取り外しが可能になります。
DEの要点としては
・複数のハードディスクを1つのドライブとして管理する
・これにより、Cドライブ、Dドライブ等の垣根がなくなる
・ユーザーはドライブのパスを意識する必要がない
・IDE、SCSI、USB、IEEE1394など接続先を選ばない
RAID 5だと、かなりの制約があってHDDの増設はかなり面倒な作業なんですが、DE テクノロジーが機能していると、HDDの増設がかなり簡単になることがわかります。
Dell PowerEdge T105とWindows Home Serverのバンドルはこちらから
T105 Windows Home Serverバンドルパッケージ
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