ミステリ・オペラは一気に読まないと理解不能になる・・・
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ミステリ・オペラは山田正紀さんの著書で、手元のあるのがハードカバーで682ページにも及ぶ超大作です。
「本格推理のあらゆるガジェットを投入した」と書かれるように、それだけで1冊の本が書けるようなガジェット(トリックでもいい)が多数盛りこまれていて長編でありながら飽きのこない内容になっています。
ただし、使われるガジェットが多いということは必然的に、使われる伏線も多くしかも複雑に張り巡らされているので、つながりを理解しながら読むには少し苦労する作品であることも事実です。–使い切っていない伏線が多数あるのはご愛嬌かな—
以前読んだときには数日に分けて読んだため、つながりを理解する(思い出す)のちょっと苦労したので、今回改めて一気に読めてスッキリした感じになりました。
とはいっても、さすがに長編だったこと、やっぱり伏線が多すぎること、50年前と現在を行き来する時間軸のずれなど、内容が入り組んでいて読むのに疲れたのは確かです(笑)
山田正紀ファン、ミステリファン以外にはちょっと勧められないヘビーな作品ですが、時間のあるときに挑戦してみる価値のある本だと思います。
文庫化されているので、読みやすい文庫のほうがいいかもしれませんね。
ミステリ・オペラ (上) (ハヤカワ文庫 JA (811)) 山田 正紀 早川書房 2005-08-25 |
ミステリ・オペラ (下) (ハヤカワ文庫 JA (812)) 山田 正紀 早川書房 2005-08-25 |
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