一分間だけ 原田マハ著
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カフーを待ちわびてを書いた原田マハさんの著書ということで手にとったのですが、これがまた予想以上に感情移入してしまって、電車で読みながら目頭が熱くなってしまいました・・・
写真でわかるように、感動の元になっているのは犬なんですが、自分も猫を飼っているのでなんとなく近いものを感じてしまったんですよね。
主人公は出版会社に努める女性で、雑誌の企画で出会った年下の男性と同棲しているんですが、そこに同じく雑誌の企画で出会ったゴールデンレトリバーの子犬を飼うことから始まります。
そして、リラと名づけます。
そしてリラのために通勤には少し負担のかかる郊外に引越しをし、充実した時間を過ごすようになるのですが、そこから徐々にストレスが増大していき最終的には男性を別れて暮らす選択をします。
その時、リラを男性に預けて手放そうとするのですが、リラの愛情を感じてしまい仕事を抱えつつも飼う決心をします。そしてしばらくするとリラの病気が発覚して・・・
ここから先はネタばれなので差し控えますが、自分も動物(猫ね)を飼っていることもあって、飼猫が病気なったら仕事とのバランスをどう取るのか、そして亡くなってしまった時の喪失感を考えると、ちょっとナーバスになってしまいました。
動物を飼うことはどこかで亡くしてしまうことを想定していなければいけないものなのですが、どうしても目を背けがちになっているところをストレートの書かれるとズッシリきますね。
動物を飼っている人はもちろんですが、これから飼いたいと思っている人にも読んで欲しい1冊です。
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