時間のあるときに読んでいる「天野祐吉のCM天気図 傑作選」はブロガーにもお薦め
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購入したのはだいぶ前で、まだ完全に読了はしていないのですが、時間があるときにゆっくりと読み進めているのが「天野祐吉のCM天気図 傑作選」。
この本は編集者でコラムニストの天野祐吉さんが朝日新聞で1984年4月5日～1990年6月29日「私のCMウォッチング」、1990年7月7日～2013年10月16日「CM天気図」として29年間にわたり連載していたものをまとめたものです。
自宅で購読している新聞が朝日新聞で、普通の記事はざっと目を通す程度でしたが天野祐吉さんのCM天気図は必ずと言っていいほど読んでいた大好きなコラムでしたので、傑作選がでると知り速攻で購入しました（でも読むのはゆっくりにしています^^）。
このコラムを読んでいて一番に感じるは29年間の移り変わりの中で、社会は様々な変化をしているけど人間の本質はそれほど変化していないというところですね。
例えば、コラムの一番最初の「違いがわからない」では、
いまの世の中、「違いがわかる男」じゃないと、バカにされる。モテない。「ディズニーランドも船橋ヘルスセンターも同じようなもんでないの」なんて言っていると、子どもにも相手にされなくなる。
から始まります。
当時は「違いがわからない男」が多くて、逆に「女は違いがわかる」ため「違いのわからないボクたち」は、ホント、かなしい。と締められています
ここから29年経った現在でも「違いがわからない男」は沢山いるし、テレビCMを出している各社も違いのわかる男を演出するためのイメージを打ち出してしていますよね。
→特に自動車、スキンケアは多いかな
本質は近くてもCMの内容は当時の世相も反映したものだし、それをコラムにしている天野さんの思いも世相を反映しているので、その当時のことを思い出しながら読んでいると懐かしさも込み上げてきます。もちろん、いい事ばかりじゃなく辛かったことも（笑
感傷に浸るために読むのもいいですけど、CM天気図は当時のCMをベースにして書かれているのである意味「宣伝のあり方」を知ることができるものなので、広告に関わっている人はもちろんですが、ブロガーのように情報を発信している人も読んでみると気付かされることが沢山あると思いますよ。
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