書店と本に関する物語6作品
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書店を題材にした物語では「ビブリア古書堂の事件手帖」シリーズが有名ですが、それ以外にも書店や本を題材にした作品がないか探したところ、自分の書棚にはほかに5作品ありました(ビブリアと合わせて6作品と)。
記憶では「書店or古書店」が題材になった作品がもう一つ二つあったような気がしたのですが、スペースの都合で手放してしまっているのか見つからず、書店だけではなく「本」に関するものも入れています。
◆ビブリア古書堂の事件手帖(三上延著)
言わずと知れた人気作品ですね。
説明するまでもないですが、ビブリア古書堂の店主で古書の知識が半端ない篠川栞子さんが、古書にまつわる難問を次から次へと解決していく推理小説。ですが、ミステリというよりも「古書の奥深さ」を感じることができるシリーズです。
巻数が進むに連れて、栞子さんの過去や本が読めないのにビブリア古書堂で働く五浦大輔との恋愛模様など、「古書の話」以外のところも面白くなっています。
◆書店ガール(碧野圭著)
書店の話といえば、これ。といっても過言ではない「書店ガール」。ビブリアが古書店なら、書店ガールは新刊を扱う一般的な書店の物語で、謎解きはなく主人公の西岡理子と北村亜紀を中心とした仕事がテーマになっています。これもドラマ化してますね。
内容は、、、
見なおしても展開が早く、ポイントが多すぎるので無理にまとめず、仕事でちょっと迷っている人なら読んで間違いのない内容とだけお伝えします(手抜きですみません)。もうすぐ4巻が発売されるそうです。
◆辞めない理由(碧野圭著)
これも碧野圭さんの作品で、小学生の子供を育てながら人気女性誌の副編集長を務めていた七瀬和美が、「新雑誌準備室」というなのをやているのかイマイチわからに部署に配置転換となり(それもかなりの理不尽さ)、そこから仕事に対する葛藤や苦悩を乗り越えて新しく雑誌を創刊する物語。
書店から出版社に題材は変わっていますけど、辞めない理由も仕事に向き合うことの大切さを教えてくれる小説になっています。
◆古書店・小松堂のゆるやかな日々(中居真麻著)
タイトルの通り、古書店が舞台になるのが「古書店・小松堂のゆるやかなな日々」。
舞台は古書店ですが、特別なトラブルも仕事に対する悩みも特段登場せず、あるのは主人公のアラサー主婦波子さんの「恋の悩み」のみ(若干言い過ぎてます^^)。
主婦の悩みを小松堂の店主・小松さんがアドバイスとも言えないような「ゆるい」言葉で導いていく過程がなんともほっこりします。この辺の流れは恋愛小説が得意な中居真麻さんらしいかなと。
◆星間商事株式会社社史編纂室(三浦しをん著)
傾向としては「辞めない理由」と近いお仕事小説なのが、「星間商事株式会社社史編纂室」です。タイトルの通り「社史編纂」を行う部署なのですが、そこにきたのが元企画部の幸代。
社史編纂室といっても、特別期限があるわけでもなく「ゆるく」作業をしているだけのはずが、社史を紐解くなかで「会社の地雷」を見つけてしまい、そこから一気に流れが変わっていく、、、多少サスペンスの要素も入りますけど、トータルではやる気のない社員がやる気になる物語です。
◆舟を編む(三浦しをん著)
舟を編むは、主人公の馬締光也が新しい辞書『大渡海』を編んでいく物語。1冊の辞書の編集に15年の歳月を掛けてる執念も素晴らしいですが、彼を支える面々(特に奥様)の心の温かさも感じる作品です。
馬締の「編集以外」に無頓着なところのギャップが物語をあまり重たくしないで進めるためのアクセントにもなっています。
6作品をピックアップしましたが、碧野圭さんと三浦しをんさんが2冊ずつで作家さんとしては4名ですね、、、得意分野があるということなのかもしれませんけど、自分の幅の狭さもあるのかな、なんて思ったりしています。
本の編集よりも、書店or古書店での仕事には興味があるので、本を探すときのキーワードの一つに「書店or古書店の物語」を入れて探してみようかなと考えています。
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