2017年7月の読了数は13冊 同窓会
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先月は出版社(文春文庫)縛りを行いましたが、7月はその縛りを解除して読みたい作品を読むと。その結果シリーズものが多くなりつつ、読了数も13冊と多めになりました。
ブログでの報告が遅くなっている--今月だけではなく続いている気が--以外は、読書としてはいい感じに継続できています。←そろそろ保管場所に困り始めてはいます^^
今月で評価「5」をつけたのは、雫井脩介さんの「仮面同窓会」の1冊。
同窓会をきっかけに学生時代に体罰を受けた教師への復讐を目論む展開なのですが、雫井さんらしい緻密な計算に基づいたトリックが秀逸で、正直後半の途中まで完全に騙されてしまいました。
ミステリー好きなら読んで後悔しない作品だと思います。
その他今月はシリーズものが多く、、富樫倫太郎さんの「SRO<2>死の天使」、喜多喜久さんの「科学探偵キュリー6」、内藤了さんの「ZERO 猟奇犯罪捜査班・藤堂比奈子」、六道慧さんの「ヤコブの梯子:警視庁行動科学課」、今邑彩さんの「「裏窓」殺人事件-警視庁捜査一課・貴島柊志」と5冊も。
ある程度世界観ができているなかで、中だるみになっている作品もありましたが、全体としてのクオリティは高く安定して楽しめた内容になっています。
正確には碧野圭さんの「菜の花食堂のささやかな事件簿 きゅうりには絶好の日」、長沢樹さんの「冬空トランス」も連作ではありますが、上記のシリーズものとは体裁が違うので外してあります。
冬空トランスは、前の作品(消失グラデーション、夏空パースペクティブ)を大きく関わってくるため、これだけだと「?」が多い部分はありますが、前の2冊のファンであれば逆に「謎」だった部分が解消されてスッキリします←自分はその口
最後、触れずにはいられないのが島尾ミホさんの「海辺の生と死」、帯の映画化決定の文字だけで手に取ったのですが、内容は非常に重いものの、終戦直後の日本が真摯に描かれている点について、非常に心を打たれるものがありました。
こういった作品が改めてピックアップされるのは、とても重要なことだと思います。
もうすでに8月も終わろうとしていますが、8月は光文社文庫縛りで読んでいます。
読了報告を早めにしなければ……
期間 : 2017年07月
登録数 : 13 件 |
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ゆきた 志旗 / 集英社 (2016-12-16)
★★★★☆ 登録日:2017年07月31日
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安達 瑶 / 講談社 (2017-03-15)
★★★☆☆ 登録日:2017年07月28日
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島尾 ミホ / 中央公論新社 (2013-07-23)
★★★★☆ 登録日:2017年07月26日
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長沢 樹 / KADOKAWA (2016-10-25)
★★★★☆ 登録日:2017年07月25日
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雫井 脩介 / 幻冬舎 (2016-08-05)
★★★★★ 登録日:2017年07月21日
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今邑 彩 / 中央公論新社 (2011-02-01)
★★★☆☆ 登録日:2017年07月19日
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森 博嗣 / 講談社 (2016-06-21)
★★★★☆ 登録日:2017年07月18日
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六道慧 / 光文社 (2016-12-08)
★★★★☆ 登録日:2017年07月12日
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椰月 美智子 / 実業之日本社 (2014-10-03)
★★★☆☆ 登録日:2017年07月11日
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内藤 了 / KADOKAWA/角川書店 (2016-06-18)
★★★★☆ 登録日:2017年07月07日
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喜多 喜久 / 中央公論新社 (2017-06-22)
★★★★☆ 登録日:2017年07月05日
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富樫 倫太郎 / 中央公論新社 (2011-01-22)
★★★★☆ 登録日:2017年07月04日
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碧野 圭 / 大和書房 (2017-02-11)
★★★★☆ 登録日:2017年07月03日
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