2016年12月の読了数は11冊 事件は病院で?
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なんだかんだでまとめが遅くなってしまいましたが、2016年の読書まとめの締めくくりの12月。読了数は相変わらずの11冊と可もなく不可もなしと(まあ、これくらいがちょうどいいペースなのかな)。
12月に関しては、大外しとは言わないものの若干期待はずれになってしまった作品が多くて、振り返ってみると充実感は今ひとつだったのは残念--何気に読了数にも影響あり--ですが、そういった経験も読書を続けられているからだと思ったり思わなかったり(笑
そんな中でも評価「5」をつけたのが知念実希人さんの「時限病棟」。
途中で犯人像が見えてしまったのは若干残念ですが、脱出ゲームを模したストーリー展開とスピード感はさすがの一言。また、実際に勤務している医師ならではの病院内(実際は稼働してないけど)の装置の使い方も相変わらず上手いですね。
この「時限病棟」の他に12月は「幻影の手術室: 天久鷹央の事件カルテ」と「神酒クリニックで乾杯を」と合計3作品も読んでいて、何気に知念実希人月間だったようです。
ちなみに、「幻影の手術室: 天久鷹央の事件カルテ」はシリーズの中でも少し時間を巻き戻したもので、鷹央と小鳥遊の過去に触れる内容でシリーズのファンとして楽しめた作品でした。
知念実希人さんの作品「仮面病棟」をスタートとして2016年の中盤ぐらいから読み出したのですが、医療系でもありミステリでもある2軸のある作品が多く、これからも楽しみな作家さんの1人です。
その他だと、明野帰子さんの「駅物語」、貫井徳郎さんの「北天の馬たち」が印象に残っていますね。
「駅物語」は東京駅が舞台ですが、鉄道オタク向けのものではなく、心に傷を持ちつつ隠している主人公の若菜直が仕事のことはもちろん、仕事仲間との関係や家族について成長してく物語になっています。
「北天の馬たち」は探偵事務所を始めた皆藤と山南がある事件を追いかけていくサスペンスもの。二人以外に拠点とする喫茶店のマスターの毅志を巻き込みつつ進む展開は手に汗握るものですが、貫井徳郎としては軽めのストーリー展開なので読みやすいと思います。
といったところで2016年はトータルで139冊を読了。2015年が149冊だったので10冊マイナスですが、目標というか指針にしているのが月間10冊で年間120冊なので、そこはしっかりとクリアと(ビジネスではないので前年超えはマストではないです)。
何度か書いていますが、ほんと本業が尋常ではないペースで仕事が入ってきてアップアップの状態になってきていて、2017年も同じかそれ以上に厳しくなってくるのが見えていますが、読書量は落とさないように--逆に落ちてきたら本格的にやばい--していきたいと思っています。
2017年も素敵な本たちそして素晴らしい作家さんに出会えることを楽しみにしています。
期間 : 2016年12月
読了数 : 11 冊 |
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知念 実希人 / KADOKAWA/角川書店 (2015-10-24)
★★★★☆ 読了日:2016年12月28日
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高殿 円 / 早川書房 (2012-05-24)
★★★★☆ 読了日:2016年12月26日
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貫井 徳郎 / KADOKAWA (2016-09-22)
★★★★☆ 読了日:2016年12月22日
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東川篤哉 / 実業之日本社 (2016-10-06)
★★★☆☆ 読了日:2016年12月20日
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知念 実希人 / 新潮社 (2016-08-27)
★★★★☆ 読了日:2016年12月11日
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知念 実希人 / 実業之日本社 (2016-10-06)
★★★★★ 読了日:2016年12月16日
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濱 嘉之 / 講談社 (2016-05-13)
★★★★☆ 読了日:2016年12月15日
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朱野 帰子 / 講談社 (2015-02-13)
★★★★☆ 読了日:2016年12月13日
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大石 圭 / 光文社 (2014-05-13)
★★★☆☆ 読了日:2016年12月9日
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佐藤 青南 / 祥伝社 (2016-06-15)
★★★★☆ 読了日:2016年12月7日
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垣谷 美雨 / 祥伝社 (2016-07-13)
★★★☆☆ 読了日:2016年12月3日
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