2016年5月の読了数は12冊 二重生活
当サイトではアフィリエイト広告を利用しています。
5月はゴールデンウイークがあるため、読了数が伸びないことがあるのですが、2016年はなんだかんだで12冊といい感じに読み終えることができました。
12冊中評価「5」は1冊、評価「3」が1冊。ということは評価「4」が10冊と秀作が多かったというか、それなりに読み応えがある作品が多かった月でもありました。
しかし、最近ブログを書けていなくて、この読了数報告のみの月イチ更新になっているのは自分的には気持ちが悪いので、6月からはチラチラと書いていければと思ったりしてます。
唯一の評価「5」は小池真理子さんの「二重生活」。
折原一さん、新津きよみさんの合作の「二重生活」も同じタイトルで、同時に購入していて内容も気になっていたのですが、自分としては小池真理子さんのほうが高評価となりました。
「二重生活」のアプローチも違っているのですが、小池真理子さんの作品は常人では理解できない部分がベースになっている--なんせ主人公の珠が「何の目的もない、知らいない人の尾行」を行うことから物語が動き出しますから--ので、より怖さがありましたね。
その他では、面白くて一気に読んでしまったのが櫛木理宇さんの「ドリームダスト・モンスターズ」「ドリームダスト・モンスターズ 白い河、夜の船」の2冊。
物語の骨格となっているのは『夢のなかに入ってその人の悩みを解決する』というホラーがベースですが、悩みは人それぞれでありそこには「人間味」が多くあります。また、主人公の晶水と壱が高校生ということもあり青春小説としての側面もなかなか楽しめます。
その他では、七尾与史さんの「すずらん通り ベルサイユ書房」、有川浩さんの「空飛ぶ広報室」も良かったですね。すずらん通りは設定の面白さもありますが、所々に散りばめられた「洒落」もよくて本好きなら思わず「クスッと」してしまう作品です。
空飛ぶ広報室は航空自衛隊の描写の緻密さと、恋愛をうまく盛り込んでいてさすがの「有川節」でしたが、最後の終わり方が少し中途半端だった--続きがあれば楽しみではありますが--ように感じてしまったので評価は「4」どまり。
新しい作家の作品にも手を出すこともできていて、読みたい作品もどんどん増えていて、これからの読書生活も楽しんでいけそうなので、このペースは落とさないよう後半もやっていこうと思います。
期間 : 2016年05月
読了数 : 12 冊 |
|
知念 実希人 / 新潮社 (2014-09-27)
★★★★☆ 読了日:2016年5月31日
|
|
櫛木 理宇 / 幻冬舎 (2014-12-04)
★★★★☆ 読了日:2016年5月30日
|
|
有川 浩 / 幻冬舎 (2016-04-12)
★★★★☆ 読了日:2016年5月26日
|
|
湊 かなえ / KADOKAWA/角川書店 (2016-03-10)
★★★★☆ 読了日:2016年5月24日
|
|
七尾 与史 / 光文社 (2015-04-09)
★★★★☆ 読了日:2016年5月23日
|
|
佐藤 青南 / 宝島社 (2016-04-06)
★★★★☆ 読了日:2016年5月19日
|
|
多島 斗志之 / 東京創元社 (2015-08-29)
★★★★☆ 読了日:2016年5月17日
|
|
折原 一 , 新津 きよみ / 光文社 (2016-01-08)
★★★★☆ 読了日:2016年5月13日
|
|
小池 真理子 / KADOKAWA/角川書店 (2015-11-25)
★★★★★ 読了日:2016年5月11日
|
|
佐藤 青南 / 実業之日本社 (2016-01-30)
★★★★☆ 読了日:2016年5月10日
|
|
大石 圭 / KADOKAWA/角川書店 (2015-08-25)
★★★☆☆ 読了日:2016年5月8日
|
|
櫛木 理宇 / 幻冬舎 (2014-05-15)
★★★★☆ 読了日:2016年5月2日
|
Sponsored Links