2016年2月の読了数は13冊
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2016年2月はうるう年の影響だったかどうかわかりませんが、13冊と日数が少ない割にはいい感じに読了することができました(あまりハイペースなのは避けたいところなんですけど……)。
1月は評価で「5」をつけた作品が3冊もあって、小さく震えていましたけど2月は残念ながら1作品しかなく、評価が甘いと思っていたも、やはり「5」を付ける作品にはそうそう出会わないなと感じています。
その評価「5」を付けさせてもらったのが、有川浩さんの「ストーリー・セラー」
キュンキュンの恋愛作品が得意な有川浩さんらしくない、夫婦愛を描いた重たい話でしたが、パートナーを思う気持ちが大きく優しく包み込まれた感じのお話になっています。
何気に結婚20年目になっていますが、ここまで達観できているかといわれると複雑な感情もあったりしますけど、同じ状況になっても冷静でそして最大限できることはやってあげたいし、逆であれば負担をかけたくないな……とか考えさせられる部分も多くありました。
その他、よく読んでいるシリーズの作家さんが書いた別の作品で面白かったのが、喜多喜久さんの「ラブ・ケミストリー」と櫛木理宇さんの「赤と白」の2冊。
喜多喜久さんの「ラブ・ケミストリー」は理系男子のピュアな恋愛模様をファンタジーとミステリーを組み合わせた作品で、理系の話の得意な--といっても化学探偵Mr.キュリーシリーズしか読んでない--喜多さんらしい化学の話も楽しめます。
櫛木理宇さんの「赤と白」は女子学生らしい複雑な感情を、雪深い北国の閉鎖された雰囲気で醸造させた、読み応えのある作品でした。キャラクターが少し尖り過ぎていて逆に違和感を覚えるところもありますけど、感情の「揺れ」の描き方は良かったですよ。
どちらもシリーズとは違う内容ですが、それぞれ得意な領域というは「ベース」になっているところがあるので、世界観として共通だな、、、と思ったり。
あと、前々から気になっていたピエールルメートルさんの「その女アレックス」。そういえば久しぶりの海外の作家さんの作品でしたが、評判通りの面白さでした。内容的には救いのない話なので重かったですが……
評価として「5」を付けるかギリギリ迷ったのが、奥田英朗さんの「沈黙の街で」と深町秋生さんの「バッド・カンパニー」の2作品。
奥田英朗さんの「沈黙の街で」は、小さな街で起こった事故を追いかけていくなかで見えてくる閉鎖された街にある「空気感」を感じさせられる重たい社会派とも言えれる作品で、深町秋生さんの「バッド・カンパニー」はとにかくスピード感があって無茶苦茶な疾走系の作品とジャンルは違いますけど(笑
そんなこんなで、2016年もいい感じに読書を続けていくことができています。
ピエール ルメートルさんの他、新しい作家さんの作品にも手を出し始めていますし、読了数はもちろんのこと、読む本の「幅」みたいなものを増えしていければと思っています。
2月の読了数13冊で購入金額は7,227円でした(古本も多くあります)。
期間 : 2016年02月
読了数 : 13 冊 |
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安達 瑶 / 祥伝社 (2016-02-12)
★★★★☆ 読了日:2016年2月29日
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六道 慧 / 光文社 (2015-11-11)
★★★★☆ 読了日:2016年2月26日
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櫛木 理宇 / 集英社 (2015-12-17)
★★★★☆ 読了日:2016年2月24日
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麻見 和史 / 講談社 (2013-05-15)
★★★☆☆ 読了日:2016年2月23日
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松岡 圭祐 / 講談社 (2016-02-13)
★★★★☆ 読了日:2016年2月19日
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永嶋 恵美 / 光文社 (2015-01-08)
★★★★☆ 読了日:2016年2月18日
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ピエール ルメートル / 文藝春秋 (2014-09-02)
★★★★☆ 読了日:2016年2月16日
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櫛木 理宇 / KADOKAWA/角川書店 (2015-02-25)
★★★★☆ 読了日:2016年2月10日
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深町 秋生 / 集英社 (2016-01-20)
★★★★☆ 読了日:2016年2月9日
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奥田英朗 / 朝日新聞出版 (2016-01-07)
★★★★☆ 読了日:2016年2月5日
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有川 浩 / 幻冬舎 (2015-12-04)
★★★★★ 読了日:2016年2月1日
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大石 圭 / 光文社 (2016-01-08)
★★★☆☆ 読了日:2016年2月2日
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喜多 喜久 / 宝島社 (2012-03-06)
★★★★☆ 読了日:2016年2月1日
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