2016年8月の読了数は11冊 島と原麻希
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8月は夏休みがあったり、暑すぎて電車に乗ってすぐは何もしたくなかったりと読書時間が少なくなる傾向にあるのですが、なんとか11冊を読了することができました。
しかも今月は評価「5」をつけた作品が2作品もあり、その他でも読み応えのある作品も多く久しぶりの当たり月となった感じです(といってもオリジナル評価ですが)。
評価「5」をつけたのは、辻村深月さんの「島はぼくらと」と、吉川英梨さんの「警視庁「女性犯罪」捜査班 警部補・原麻希 通報者」。
前者が瀬戸内海にある島「冴島」を舞台にしたら青春群像劇に対して、後者は警視庁の女性犯罪捜査班の活躍を描く刑事ものと方向性がまったく違うところは自分らしいといえば自分らしいセレクションになっています(笑
「島はぼくらは」は辻村深月さんらしい、まっすぐな少年少女たちが主人公で高校生らしい葛藤がリアルに描かれていて、自分がこのくらいの年齢の時だったらどう考えるかな……、なんて考えつつ読んでいました。また瀬戸内海浮かぶ島「冴島」を舞台にしていることで、島に残る、島を出るという選択が「大人になること」の暗喩になっている点も面白い点でしたね。
「警視庁「女性犯罪」捜査班 警部補・原麻希 通報者」はこれがシリーズ8作品目となるのですが、今作品では前後半で4つの事件が交差しなから物語が進んでいく点が、いままでと少し趣向が変わっているところ。結果としては全ての事件が裏で繋がっている展開は見事でした。
その他でもシリーズ化されてる、麻見和史さんの「水晶の鼓動 警視庁殺人分析班」、知念実希人さんの「天久鷹央の推理カルテIII: 密室のパラノイア」は次回作もぜひ読んでみたいと思った作品です(この2作品も方向性がぜんぜん違うな)。
あと、岡崎琢磨さんの新シリーズになりそうな「道然寺さんの双子探偵」は、何故か装丁が通常版だけじゃなくて、福岡地区限定特装版(福岡は岡崎さんの出身地らしい)となっていました。
万能鑑定士Qのラストがちょっと消化不良だな、、、、
とも感じた部分もありますけど、振り返ってみるとやっぱり充実した11冊だったと思います。
結局3ヶ月続いて読了数は11冊だったりして、2016年はトータルでここまで95冊読了と。(最低限の目標としている)年間目標の100冊は余裕でクリアできる見込みですね。
少しずつ読む作者が変わってきている感じもありますけど、後半に向けて新規開拓もしていこうかなと思ったりもしています。
期間 : 2016年08月
読了数 : 11 冊 |
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吉川 英梨 / 宝島社 (2016-05-10)
★★★★★ 読了日:2016年8月30日
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松岡 圭祐 / 講談社 (2016-08-11)
★★★★☆ 読了日:2016年8月29日
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知念 実希人 / 新潮社 (2015-05-28)
★★★★☆ 読了日:2016年8月25日
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真梨幸子 / 徳間書店 (2016-06-03)
★★★★☆ 読了日:2016年8月20日
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秦 建日子 / 幻冬舎 (2010-08-05)
★★★★☆ 読了日:2016年8月17日
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深水 黎一郎 / 河出書房新社 (2014-10-07)
★★★☆☆ 読了日:2016年8月16日
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辻村 深月 / 講談社 (2016-07-15)
★★★★★ 読了日:2016年8月12日
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西澤 保彦 / 実業之日本社 (2016-06-03)
★★★★☆ 読了日:2016年8月9日
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小林 泰三 / 日本経済新聞出版社 (2015-12-09)
★★★★☆ 読了日:2016年8月6日
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麻見 和史 / 講談社 (2014-05-15)
★★★★☆ 読了日:2016年8月3日
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岡崎 琢磨 / 朝日新聞出版 (2016-06-07)
★★★★☆ 読了日:2016年8月2日
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