2015年12月の読了数は12冊 猫弁完結
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2015年ラストの12月の読了数は安定の12冊。年間トータルでは149冊。
2014年の161冊に比べると数は少なくなっていますけど、目標としている120冊(1ヶ月10冊)はクリアしているので2015年も充実した読書生活だったかなと。
そんな中で評価「5」をつけたのは、松岡圭祐さんの「水鏡推理」と大山敦子さんの「猫弁と魔女裁判」の2冊。水鏡推理はここから始まりそうな雰囲気で、猫弁はこれが最終章と対象的になっているのは面白いですね。
水鏡推理は松岡圭祐さんらしい「人の死なないミステリー」の最新シリーズで、主人公は文科省の新米女性一般職・水鏡瑞希(みかがみみずき)。不正を行う輩を独特な推理で、不正を暴く展開は他のシリーズと共通ですが、主人公が役人のため視点が違うのがポイントになっています。
また、役人がからむ事例が多くあることから、単純な推理モノに加えて「社会問題」に対する作者の考えのようなものも含まれているのがエンターテイメントだけではなく、もう一段考えさせられます。
もう一つの「猫弁」。
これが最終章で、百瀬と亜子も(一応)ハッピーエンドになり大団円になって安心しましたね(この先に物語が続いたとしたら苦労しそうな予感はありますけど……)。
百瀬の母とのやりとりは若干無理があるというか、複雑にしすぎた感はありますが、シリーズを通して温かい空気感があって、和ませてもらえたので高評価をつけました。まだ読んでいない人は5冊一気に購入して読むことをオススメします。
この2冊以外では、柚月裕子さんの「蟻の菜園―アントガーデンー」、松岡圭祐さんの「ジェームズ・ボンドは来ない」はどちらも本当にあった話がベース(蟻の菜園は明示していませんけど)になっていますが、その取り扱い方が大きく違っているため方向性は違いますが共に読み応えのある作品でしたね。
あと、田中啓文さんの「アケルダマ」は、キリストの再降臨が日本で……を軸に、伝記・伝奇、民俗学など作者お得意の「トンデモ」ストーリーで、好き嫌いがはっきりする物語ですが、そのへんが好きな自分は楽しく読ませてもらいました。
これで2015年の読書まとめは終了。
まだまだ読みたい本もありますから、2016年も同じくらいのペースで読めたらいいなと思っていますけど、資格取得に向けての時間も作りたいので、バランスを取りながら読んでいこうと思います。、
期間 : 2015年12月
読了数 : 12 冊 |
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喜多 喜久 / 中央公論新社 (2015-06-23)
★★★★☆ 読了日:2015年12月28日
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松岡 圭祐 / KADOKAWA/角川書店 (2015-11-25)
★★★★☆ 読了日:2015年12月24日
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大石圭 / TOブックス (2015-02-01)
★★★☆☆ 読了日:2015年12月22日
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田中 啓文 / 新潮社 (2015-10-28)
★★★★☆ 読了日:2015年12月21日
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大山 淳子 / 講談社 (2015-09-15)
★★★★★ 読了日:2015年12月16日
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新津 きよみ / 光文社 (2015-09-09)
★★★★☆ 読了日:2015年12月14日
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森 博嗣 / 講談社 (2015-10-20)
★★★★☆ 読了日:2015年12月12日
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六道 慧 / 徳間書店 (2015-02-06)
★★★★☆ 読了日:2015年12月10日
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柚月 裕子 / 宝島社 (2015-08-06)
★★★★☆ 読了日:2015年12月8日
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櫛木 理宇 / KADOKAWA/角川書店 (2014-02-25)
★★★☆☆ 読了日:2015年12月6日
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瀬名秀明 / 徳間書店 (2012-11-02)
★★★☆☆ 読了日:2015年12月4日
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松岡 圭祐 / 講談社 (2015-10-15)
★★★★★ 読了日:2015年12月3日
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