2015年3月の読了数は12冊 新規開拓で異界をみる
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若干意味不明なタイトルになっていますけ3月もなんだかんだで12冊読むことができました(あと2、3冊は読める余裕はあったんですけど、控えめに)。
リストは最後に出しますけど、3月の特徴としては今まで読んでいなかった作家さんの作品が4冊も入っている点ですね。今年は新規開拓をしようと思っている結果がでてきた感じです。
そのせいというわけでもないのですが、評価「5」を付けたのが本橋信弘さんの「東京最後の異界 鶯谷」の1冊だけだったのは少し寂しいところですが、この作品はノンフィクションなので、純粋な小説では評価「5」はなしと。
「東京最後の異界 鶯谷」はタイトルの通り、鶯谷を舞台にした話ですが、場所が場所なので、性風俗の話が中心になっているため苦手な人も多くいるとは思いますが、鶯谷の成り立ちや文化などにも触れていて、東京の下町の歴史物語としても読めます。
自分は鶯谷に遊びに行くことはなかったですが、東京下町(江戸川区)の育ちで今は日暮里に通っている関係で興味深く読ませてもらいました。
新規開拓組は、小川一水さんの「こちら、郵政省特別配達課(1)」、大山敦子さんの「猫弁 天才百瀬とやっかいな依頼人たち」、西加奈子さんの「さくら」の3名3冊。
「さくら」は西加奈子さんが直木賞を受賞したのを見て「読んでみるか!」と思って(ミーハーなのもで)手にしたのですが、それ以外の2冊は完全にタイトルに惹かれて手にしました(猫好きで郵便に関する仕事をしているというバックヤードがあります)。
個性はまったく違う作家さんで、作品の方向性も違いますけど、読み応えのある作品だったので、別の作品も読んでみたいと思っています。そういった意味でも新規開拓は成功だったといえます。
もう1冊のピックアップは森博嗣さんの「相田家のグッドバイ」
森博嗣さんの私小説的な作品ですが、独特な親子の距離感が心地いい感じで、子を持つ親として「こんな子育てもいいな」と思いながら読ませてもらいました。もっともテイストは完全に森作品のそれなので、合わない(=理解できない)人も多くいることは間違いない作品だとは思います。
そんなこんなで、2015年の最初の3ヶ月は11冊、12冊、12冊と目標としている月間10冊としっかりとクリアしていて、トータルでは35冊といいペースで読めているので、4月以降も継続してきたいと思います。
期間 : 2015年03月
読了数 : 12 冊 |
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藤木 稟 / KADOKAWA/角川書店 (2014-09-25)
★★★★☆ 読了日:2015年3月30日
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西 加奈子 / 小学館 (2007-12-04)
★★★★☆ 読了日:2015年3月26日
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大山 淳子 / 講談社 (2012-03-15)
★★★★☆ 読了日:2015年3月24日
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湊 かなえ / 双葉社 (2012-06-06)
★★★★☆ 読了日:2015年3月20日
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佐藤 青南 / 宝島社 (2014-09-04)
★★★★☆ 読了日:2015年3月17日
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本橋 信宏 / 宝島社 (2015-02-05)
★★★★★ 読了日:2015年3月16日
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七尾 与史 / ポプラ社 (2012-06-05)
★★★☆☆ 読了日:2015年3月12日
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森 博嗣 / 幻冬舎 (2014-12-04)
★★★★☆ 読了日:2015年3月10日
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三浦 しをん / 集英社 (2013-10-18)
★★★☆☆ 読了日:2015年3月8日
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桐野 夏生 / KADOKAWA/角川書店 (2014-09-25)
★★★★☆ 読了日:2015年3月7日
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畠中 恵 / 新潮社 (2010-11-29)
★★★★☆ 読了日:2015年3月4日
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小川 一水 / 新潮社 (2014-10-28)
★★★★☆ 読了日:2015年3月1日
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