フットボールサミット 第6回 この男、天才につき。遠藤保仁のサッカー世界を読み解く
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G大阪の中心選手であり、サッカー日本代表にも欠かすことのできない存在である、遠藤保仁をサッカージャーナリスト、指導者、Jリーガー(元及び現役)がその凄さを語る1冊。
一人のJリーガー、しかもまだ現役の男を語るだけで1冊の本ができてしまうことにも驚きますが、書く著者が語る遠藤保仁を読むにつけて「この男。天才につき」というタイトルが大げさではないことがヒシヒシと伝わってきます。
その著者陣は以下の13名。
西部謙司 , 田村修一 , 高村美砂 , 千田善 , 下薗昌記 , 清水英斗 , 竹田聡一郎 , 木崎伸也 , 北健一郎 , 速水健朗 , 木村元彦 , 佐山一郎 , 松本育夫 。
サッカー関連の書籍や、ネットの文章をよく書かれている人たちなので、名前を知っている人も多いかと思います。
この人達が直接遠藤保仁のことを書いているものもあれば、オシム元代表監督、風間八宏氏(現川崎フロンターレ監督)を始めG大阪で共に戦った加地選手、明神選手など現役のJリーガーにも取材をした結果が書かれています。また遠藤選手の実兄でもあり、元横浜Fマリノスの遠藤彰弘氏のインタビューもあります。
もうね、この本に登場する誰もが遠藤保仁選手のことをこれでもかと褒める。
ただし、褒めているのはあくまでもサッカー選手としての遠藤保仁であって、プライベートの部分ではちょっと評価が違います。まあそのギャップというか、サッカー選手として「試合が最優先」でそれ以外に集中力を発揮しないのはある意味正しいのかもしれません。
なお、この書籍から自分が感じ取った遠藤保仁選手の凄さは大きくみてこの2つ
1,ボールを止める、蹴るの基本動作が完璧
2、視野を広く持ち、ピッチ上の情報を常に把握する
これがどういうことなのかは、是非この本を手にして感じ取ってもらえると嬉しいです。
また、あくまでも遠藤保仁という一人のサッカー選手にフォーカスを当てた書籍ではありますが、サッカーがどんなスポーツで、どうするとサッカーがうまくなるのか、サッカーを楽しむためには何を見るべきか、などといったサッカーに関しての知識が得られる本でもあります。
そのため、サッカーをやっている現役選手、サッカー好きの人はもちろんですが、(自分のように)サッカーをする子供を持つ親が読んでも楽しめる1冊だと思います(まあ自分の場合、子供が絡まなくてもサッカー好きなので、物凄く楽しく読めました)。
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