TouchSmart610-1220jp［2011年日本HP冬モデル］

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日本HP2011年冬モデルの中でも一際目を引いいた（というか、最も目立つ特長があった）のが、オールインワンパソコンのフラッグシップモデルともいえる「TouchSmart610-1220jp」です。

その最も目立つ特長は上の写真でもわかるように最大30度まで傾斜するスライド方式「ピタゴラスイング」を採用していること。この機能があること画面を下にして操作することが可能になるため、長時間タッチ作業しても疲れにくくなります。

TouchSmart610-1220jpの基本性能

日本HPの2011年冬モデルが早くもリリース開始！！でも書いたように、今回の冬モデルは新プロセッサー搭載＆すペップアップが大きなトピックですから、まずはその性能から確認してみます。

OS	Windows 7 Home Premium 正規版 （64bit）
プロセッサー	インテル Core i5-2400 プロセッサー
筐体	液晶ディスプレイ一体型ボード PC
チップセット	インテル H67 チップセット
メモリ	4GB PC3-10600
ハードドライブ	1TB Serial ATA 3Gb / s ( 7,200rpm )
オプティカルドライブ	ブルーレイ記録 / DVD スーパーマルチドライブ
サウンド	IDT 92HD89D
スピーカー	4W × 2 Beats Audio プレミアムスピーカー
グラフィックス	AMD Radeon HD 6450A グラフィックスカード搭載
ディスプレイ	23 インチワイド BrightView IPS タッチスクリーン
TVチューナー	地上・BS・110度CS対応テレビチューナー
質量	約11.2kg

Core i7じゃなくてCore i5のみか、、、、ここがちょっと弱い感じがありますけど、タッチスクリーンもサクサク動いていたし、動画編集やオンラインゲームをガンガンやらないのであればCore i5でもストレスを感じることはほとんどないと思います。

プロセッサーもそうですが、その他もカスタマイズできるところがちょっと気になるというか、HPらしくないなと思ったりしますが、価格を安く見せるための使えない最小構成を用意するよりも「しっかりと使える仕様」を明快にしてくれているのは逆にいいのかもしれません。

仕様を見る限り必要十分な感じはありますし、それぞれのパーツのアップグレード価格（他の製品を参考にしています）を見るとこの辺がコストパフォーマンス的にももっともいい感じの落とし所だと思います。

ピタゴラスイング

ピタゴラスイッチ、、じゃなくてピタゴラスイング。写真をみてもわかるように液晶部分がガーーーとスライドにして最終的にはデスクとの角度が30度まで寝かせることができます。

背面には溝があります

この状態であれば画面をタッチして操作するにしても、腕を上げる必要がなく楽な姿勢で操作をすることができます。パソコンじゃないですけど、iPadなんかも立てて使うよりは少し寝かせて使うほうが多いですよね（完全にデスク平行にすると逆に使いにくいですが）。

機能的にはとても面白いとは思いますが、ピタゴラスイングを100％活用するシーンは家の中だと子供のお絵かき遊びぐか、タッチして遊ぶゲームくらいしか思いつかないのが気になるかな、、、、絵を描く人ならペンタブでの操作もあると思いますけど、それだとタッチパネルよりも使いやすいツールが沢山あるし…

個人的には会社のミーティングにあると、大人数で覗き込むのにいいかなと思ったりしますが、それだとちょっと贅沢な使い方になるますね^^

Beats Audio採用

これはまあそのままです。

冬モデルの多くに採用となったBeats AudioがTouchSmart610-1220jpにも採用されています。

TouchSmart610-1220jpは23インチの大型液晶で、地上・BS・110度CS対応テレビチューナーも搭載されているので、普通のテレビもBeats Audioサウンドで楽しむことができます。もちろん、ブルーレイドライブも搭載していますから、映画も楽しむことができます。

Beats Audioの使いどころはやっぱりエンターテイメントにありますから、オールインワンパソコンにとってはとても強い味方になっていると思います。

あと個人的には使わないと思うけど、会場では受けが良かったのが「マジック・キャンパス」
これは、画面を左右にスクロールしながら操作することができるもので、iPhoneやiPadなどスマートフォンで採用されている画面の切替をイメージしてもらうと分かりやすいかもしれません。

動かしているところを動画で撮影してみました。

ここまで、わりといいところをメインに書いてきましたが1つだけ大きなマイナスポイントがあります。それは外付けのACアダプターが異様に大きいこと。

100-240V対応なのである程度の大きさは仕方ないと思いますが、iPhoneと比較してこれだけ大きいと正直「置くところ」に困ります。。。特にオールインワンパソコンはリビングユースがメインになりそうなので、ACアダプターの大きさは結構重要な要素になります（こんな大きかったら邪魔ですよね）。

ある程度電気を使うのはやむを得ないところだとは思いますが、もうちょっと小さくしてもらいたいところです。

こんな感じの「TouchSmart610-1220jp」ですが、オールインワンパソコンとしてはある程度の領域にはきた感じがあるので、オールインワンパソコンってちょっと不安、、と感じている人も一度チェックしてみる価値はあると思います。