世界最速のインクジェットプリンター「HP Officejet Pro Xシリーズ」レポート(前編)
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2013年11月19日の夜に、日本HPさんが開催した「オフィスプリンティング新製品説明会」に参加して、11月下旬発売の世界最速のインクジェットプリンター「HP Officejet Pro Xシリーズ」についてお話を伺ってきました。
HP(ヒューレット・パッカード)は実は世界最大のプリンティングカンパニー(後で書きます)なので、その会社が投入する新製品(オフィス向けねい)ということもあり期待を持っていたのですが、予想以上の性能に驚かされました。
「HP Officejet Pro Xシリーズ」の特徴はなんといっても印刷速度の速さなんですが、「オフィスプリンタの欠点」を徹底的に研究して対策したプリンターなので、ジャストフィットする企業にとっては「待ってました!!」と言いたくなるプリンターになっています(苦手な部分もあるので、その辺はレポートで詳細を書きます)。
プリンターに関してはブログ以外(いわゆる本業)でも欠かせないアイテムになっていて、それなりの経験値もあるためついついレポートも長くなってしまったため、メニューを用意しましたので、気になるところから読んでいただけると嬉しいです。
ラインナップ確認(複合機とプリンターの違い)
<大前提>
HP Officejet Pro Xシリーズは一般的な家庭にあるプリンターと同じ「インクジェット方式」を採用した企業向けのプリンターになります。インクジェットに対抗するのがレーザープリンタなんですが、ここではその違いの説明は省きます(長くなるので…)。
<本題>
基本性能もあるんですけど、HP Officejet Pro Xシリーズには「スキャナーの有無」と「印刷速度の違い」でトータルで4タイプの製品があるので、一表にまとめたものがこちらになります。
印刷速度 最速70枚/分 | 印刷速度 最速55枚/分 | |
スキャナー有り | HP Officejet Pro X576dw | HP Offi cejet Pro X476dw |
スキャナー無し | HP Officejet Pro X551dw | HP Officejet Pro X451dw |
なお、スキャナーが付いているモデルを「複合機」、スキャナーが付いていないモデルをプリンター(単一機能)と呼んでいます。スキャナー有りモデルではスキャンはもちろんですが「コピー」「ファックス」もできるようになっています。
これを踏まえて、各機種の主な性能を比較したものがこちら
製品名 | ダイレクトプリント機能 | 無線LAN | 自動両面印刷 |
---|---|---|---|
HP Officejet Pro X576dw | ◎ | ◎ | ◎ |
HP Offi cejet Pro X476dw | ◎ | ◎ | ◎ |
HP Officejet Pro X551dw | ◎ | ◎ | ◎ |
HP Officejet Pro X451dw | ☓ | ◎ | ◎ |
HP Officejet Pro X451dwだけがダイレクトプリント(USBを本体にさして印刷する方法)ができないだけで、それ以外は同じになっています。ちなみに印刷に関す性能「インクの種類・ノズル数」「プリント解像度」は全機種同じになっています。
写真を少し
プリントスピード
プリントスピードは機種によって「最速70枚/分」もしくは「最速55枚/分」となっています。
なおHP Officejet Pro X551dwはカラーデスクトップ・プリンターによる500ページ最速印刷(7分18秒)でギネス世界記録認定(2012年4月6日)を受けています。
ここは数字を見てもイマイチわからないので、デモをやっていただけたので取りあえずはこちらをご覧ください。
左が通常のインクジェット、真ん中がHP Officejet Pro X551dw、右がレーザープリンタ(インクジェットとレーザープリンタの機種名を確認し忘れています^^)。
HP Officejet Pro X551dwが圧倒的に早いことがわかるかと思います。
仕事が色んなプリンター(インクジェット、レーザー含む)を見させていただいていますが、かなり早い部類にはいることは間違いないです。しかも印刷指示を出してから印刷を開始するまでの時間も短いのには驚きました。
インク(顔料)について
HP Officejet Pro Xシリーズに使われているインクは「新開発の顔料インク」になります。
こいつの特徴がこちらの2つ
1、用紙に素早く薄い顔料層を形成
2、優れた耐水性
素早く薄い顔料層を形成することで「紙の上で均一に広がる」「シャープで明瞭な文字を印刷」「黒とカラーの彩度を高くする」といったことが可能になります。まあ「綺麗」というのが一番しっくりくる表現かな。
もう一つの「優れた耐水性」は印刷したものに水やコーヒーをこぼしてもインクが滲むことがないので、万が一の時でも安心となります。顔料自体が水濡れに強いのは前々からわかったいましたがHP Officejet Pro Xシリーズのインクはほんとに滲まないんですよね。
これも動画で撮ってみました(少しわかいりにくくなっていてすみません)
スマホ連携
これ、、、
プレゼンを聞いていて一番気になっていたところだったのですが、タッチ・アンド・トライでデモシーンを撮り忘れてしまったため、一般的な情報だけになってしまいます、、、ここは反省点です。
HP Officejet Pro Xシリーズのプリンターにはすべて「無線LAN」が搭載されていることはラインナップの確認のところで書いていますが、それに加えて専用のアクセスポイントも搭載されているので、Appleが提供している「AirPrint」が使えるところがポイントになります。
※AiePrintとは?
AirPrintとはApple OS X Lion以降とiOS 4.2以降の機能で無線LAN(Wi-Fi)を通してAirPrint対応プリンターに直接印刷できる機能で、特定のプリンターに対応したドライバーを必要としないのが特徴。
話がややこしくなってきましたが、簡単に書くとHP Officejet Pro XシリーズとiPhoneまたはiPadがあれば、ネットワークの細かいことやプリンタドライバのインストールなどの手間を必要としないで簡単にプリントアウトが可能になるということです。
セキュリティの問題など若干気にかかるところはありますけど、ネットワークに入らずにプリントアウトだけを行えるということは、パソコンを起動しなくてもいいとか、別の事務所に行った時に急に印刷物が必要になったとか、お客様の持っているスマホから印刷したいなど「緊急時」に活躍してくれそうな気がします。
ここの検証は対応パターンが多すぎて整理が難しいところですけど、ビジネスシーンで考えるとメインではなくてサブとしての役割になると思います。
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