ThinkPad Xシリーズが国内生産(米沢生産)になった!!
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ThinkPadの中のThinkPadとも言われるノートパソコン「Xシリーズ」がついに、NECPC米沢事業場(米沢工場)で受注生産が開始となりました(開始は2015年2月11日からで初期出荷は2月の下旬を予定)。
ちなみに、米沢生産モデルとしてCTO生産の受注を開始するのは「ThinkPad X1 Carbon」と「ThinkPad X250」の2機種で、一世代前の「ThinkPad X240」は残念ながら国内生産にならないです。
ThinkPadが国内生産?
と感じる人もいるとは思いますけど、ThinkPad自体は元々神奈川県にあった大和研究所で旧IBMの初代ThinkPadから最新のThinkPadまで30年近く年設計開発を行なっているので、実はThinkPadは日本製なんですよ。
IBMのパーソナルコンピュータ分門の売却→レノボの買収、日本電気とのパソコン事業統合に加え、大和研究所のみなとみらい移転と紆余曲折はあるのですが、それはまた別のお話と。移転前の大和研究所を見学させてもらえたのはいい思い出です(完全に余談ですが…)
大和研究所に伺った際に貰ったこの限定シールがThinkPadが国内で開発されていた証拠ともいえます。
米沢事業場(米沢工場)とは
1944年山形県米沢市に「米沢製作所」として設立、1983年以降NECパーソナルコンピュータの製造拠点として、30年以上PC生産を続けています。2015年2月からはThinkPadの一部直販モデルの生産を開始しました。今後もNEC/Lenovo双方における重要な製造拠点として、徹底した品質管理に基づいたPCをお客様にお届けいたします。
大和研究所とは
1985年、神奈川県大和市に設立、2011年に現在のみなとみらいに移転。旧IBMの初代ThinkPadから今日まで変わらずThinkPadの設計開発をリードしています。ThinkPadの伝統を脈々と受け継ぎなが ら、その価値を高めていく――世界屈指のPC専業メーカーとなったことで、より積極的・戦略的な開発投資が可能になりました。ThinkPadの進化は、 これからも日本発、大和研究所発であり続けます。
パソコンは大量生産されているものなので、海外の大規模な工場で生産していると思っている人も多いと思いますが、意外と国内生産をしているメーカーが多くて、その中一つがNECでそこと組むことでThinkPadも国内生産が可能になったといえます。
国内生産のメリット
国内生産のメリットとしてあげられるのが「品質管理」と「短納期」の2つ。
もっとも品質管理はThinkPadは以前から「拷問テスト」とも言われている過酷な試験をやっていて、それをクリアする製品しかリリースしていないためその精度が上がるだけ(といっても信頼感は大きく変わります)ですが、短納期に関しては最大のメリットといっていいと思います。
だって、、、
レノボの工場は中国にあるので、オーダーすると通常10日前後かかっていたものが米沢生産モデルでは工場出荷後、最短 2 日で手に入るようになります(実質の納期は3~4営業日かな)。
やっぱり納期は短いほうがいいですよね。
特にパソコンのように10万円前後の高額な買い物の場合、あまりまたされると「ワクワク感」も半減してしまいますから(笑
現在は、ThinkPad Xシリーズの2機種だけが対象となっていますが、今後機種が増えてくることは容易に想像できますので、これからの拡大にも期待したいと思います。
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