インテル スマート・レスポンス・テクノロジー搭載マシンは起動が早め
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パソコンの起動やデータの読み書きは早い方がいいけど、大容量のハードディスクも欲しいし、何よりもできるだけコストを抑えたいというのは誰もが共通で考えている所だと思います。
そんな人に最適なのが、高速で読み書きができるのが特長のSSDと、低価格で大容量のストレージが手に入るのが特長のHDDを組み合わせことができるインテル スマート・レスポンス・テクノロジーです。
うわっ、、、、
なんかいきなり難しい話から始まっていますが、ちゃんと説明しますのでここでお付き合いください^^
SSD(Solid State Drive)とHDD(Hard DISK Drive)の違い
SSDは高速での読み書きが可能で、パソコンの起動やデータへのアクセスが早いのが特長、一方のHDDはその構造上高速性とパフォーマンスが劣ってしまう。
性能面ではSSDに分があるが、価格面ではHDDが1GB辺り3~6円なのに比べて、SSDは50円程度と価格差が歴然としています(ただし価格差は日々縮まっている傾向にある)。
ざっくりと整理すると
SSD・・・高速での読み書きが可能だが、容量が少なく高価
HDD・・・データ容量は大きいが、読み書きの速度が遅い
といった感じになっています。
インテル スマート・レスポンス・テクノロジーとは?
インテルさんのご説明
低コストの小容量 Solid-State Drive (SSD) を低コストの大容量ハードディスク・ドライブと組み合わせて使用できるようにすることにより、SSD 並みの高速パフォーマンスと大容量ストレージが同時に実現されます。その結果、最もよく使用するファイル、アプリケーション、ゲーム、およびウェブサイトに素早くアクセスできるようになります。
ものすごくシンプルに書くと「いいとこ取り」と。
もちろん、コストパフォーマンスからみても大きく貢献しています(価格差は後でみます)。
実際にインテル スマート・レスポンス・テクノロジー搭載マシンのストレージを見るとSSDが裏方に回り高速化をサポートしているのがわかります。これはSSDの記憶領域をキャッシュだけに絞ることで高速化とストレージ容量を圧迫しないように考慮されているためですね(技術的な制約もあるかな)。
インテル スマート・レスポンス・テクノロジーの構築にはBIOS上での設定等々面倒なこともあるみたいですが、通常はパソコンメーカーの方でセットアップしてから発送されるため、一般のユーザーはそんなに意識しなくてもいいことだと思います。
まあ、難しい話はこの辺で実際にインテル スマート・レスポンス・テクノロジー搭載マシンの起動を撮影した動画を見てください。
単体だとわかりにくいので、以前HDDとSSDの起動時間を比べた動画もありますので、こちらも参考に。
その他の性能も違うため単純な比較はできませんが、感覚としては「SSDよりは遅いが、HDDよりはかなり早い」といった感じになります。
搭載マシンはEPSONのEndeavor MR4300E
今回インテル スマート・レスポンス・テクノロジーを搭載して入手したのは、EPSONのEndeavor MR4300Eというスリムタワー型のデスクトップモデルです。
スリムでシンプルな筐体も特長ですが、特筆すべきはカスタマイズで、OSはWindows 7 Home PremiumからWindows 8 Proまで、CPUもインテル Pentium プロセッサー G2120からインテル Core i7-3770 プロセッサー / i7-3770K プロセッサーまでととにかく幅広く設定されています。
もちろん、メモリもハードディスクも選択肢がたくさんあります。
そしてインテル スマート・レスポンス・テクノロジー搭載のハードディスクもここ含まれます(残念ながらWindows 8には対応してないです)。
筐体を開けるとSSDとHDDが同居していることがわかります。
インテル ラピッド・ストレージ・テクノロジーというので管理。
ここではマイコンピュータに登場しないSSDの存在を確認することができます。
価格差は?
性能面が優れていることはいいとして、コストパフォーマンスが気になるところなので価格差を比較してみます。
ストレージ | 価格 |
---|---|
500GB シリアルATA 600MB/s対応 7200rpm | 8,400円 |
1TB シリアルATA 600MB/s対応 7200rpm | 13,650円 |
128GB シリアルATA 600MB/s対応SSD(MLC) | 13,650円 |
256GB シリアルATA 600MB/s対応SSD(MLC) | 21,000円 |
インテル スマート・レスポンス・テクノロジー対応 500GB(40GB SSD+500GB HDD) | 23,100円 |
インテル スマート・レスポンス・テクノロジー対応 1TB(40GB SSD+1TB HDD) | 28,350円 |
※価格のチェックは2013年2月5日現在のもの。
HDDにインテル スマート・レスポンス・テクノロジー(40GBのSSD)を追加した場合の価格差が「14,700円」なので、単純に128GBのSSDを追加した場合より若干割高になっていますね、、、、
これだとコストパフォーマンスは????
という思いもしますが、SSDとHDDを単純に2台搭載した場合は、SSDへのアクセスは当然高速ですが、HDDへのアクセスはHDDのそれになってしまうため高速化はされません。
そのため、価格差を比較しなくてはいけないのはインテル スマート・レスポンス・テクノロジーでの構成と同じ容量のSSDとなるため、その差は歴然となります。
<参考>
500GBの場合は、256GBのSSDを2台買うのと同じくらいなので、約1.8倍ですが、これが1TBになると4台必要なのでその差は約2.9倍まで広がります。
ということは、SSDの価格がまだまだ高い現在では、インテル スマート・レスポンス・テクノロジーのコストパフォーマンスは確かにあると見たほうがいいですね。
ちなみに今回買ったMR4300はこれ
エプソン Endeavor MR4300E
<余談>
店頭ではもうほとんど見ることのできないWindows 7ですがエプソンダイレクトではまだまだ対応機種が残っているので、Windows 7を探している人は覗いている価値はありますよ。
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