HP ENVY x2はハイブリッドPCではなく、タブレットにキーボードがついた製品と見たほうがいいね
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HPからタブレットの機能を備えたハイブリッドPCとして販売されている「HP ENVY x2」をお借りすることができたので、実際に使ってみた感想などをレビューしたいと思います。
液晶画面部分を取り外すことでき、単体ではタブレットとして使えて、キーボードドックとドッキングさせるとノートパソコンの用に使えるのが最大の特徴ですけど、若干残念な部分もあったのは確かですね。
タブレット+キーボードドックのギミックについては、公式サイトにもしっかりと書かれていますし、色んな人も書いていると思うので、ここでは触れずに自分が使った良かった点、気になった点をそれぞれまとめてみることにします。
HP ENVY x2の良かった点
利用シーンに合わせて変形できる
ギミックには触れないと言いつつも、タブレットだけで持ち歩くことができるのがHP ENVY x2の最大の特徴ですし、実際に使って見てもタブレットだけで十分というシーンは多々ありますから、これは外せません^^
具体的には仕事の休憩時間(特に食事)の時に、タブレットだけ持って行きネット検索をしたりYouTubeの動画を見たりという時にはかなり便利です。
あと今回はタイミングが合わずに試せませんでしたが、スポーツ観戦の時の情報収集ツールとしてもタブレットはとても便利なので、観戦中はタブレットだけで、観戦が終わってからレポートを書くときはキーボードをつけてなどという使い方もできます。
バッテリー駆動時間が長い
HP ENVY x2のバッテリーは、単体で使うタブレット部分は当然ですが、キーボードドックにもバッテリーが搭載されています。そのためノートパソコン状態で使った場合は2つのバッテリーを使えるというメリットがあります。
実際にフル充電から何時間使えるかを試すことはできませんでしたが、HP ENVY x2を借りている間に行った「アンバサダーサミット2013」でどれくらいか試した結果、スタートから約4時間が経過した16時56分の時点で残り52%となりました。
この間テキスト打ちがメインですが、Wi-Fiにはつなぎっぱなしだったので、バッテリーにはちょっと厳しい状況の中で半分というのはかなり頑張ったと思います。
結局このあと充電を行ったため、どこまで持ったかは分かりませんが、同じ使い方をしたとしてもあと4時間弱使えるので正味8時間は使える計算になります。
<余談>
写真のバッテリーの減り方を見てもらうとわかりますが、HP ENVY x2はキーボードドックのバッテリーから先に使っていき、極力タブレットのバッテリーを残すように設計されています。まあ、いざタブレットを使おうとしたらバッテリーがないと困りますから、正しい配慮だといえます。
あとキーボードですが、11.6インチに合わせた若干小さめのキーボードですが、キーピッチやキータッチは悪くなかったため、上記のイベントのメモ書きをしていてしんどいと感じることはありませんでした。
HP ENVY x2の気になった点
良い点の次は気になった点。
まとめ的なものは最後に書きますけど、個人的にはかなり重要なポイントがマイナス要素になってしまっているため、実際に手にするのは微妙なところになっています。
合体させるとちょっと重たい
HP ENVY x2の質量を測ると、タブレット部分が「697g」、キーボードドックが「691g」で、2つを合わせると1389gになります(足し算が違うのは1g以下の部分が影響している模様)。
タブレットのみ
キーボードドック
合体
約1.4kgはノートパソコンとして考えると決して重たい部類ではありませんが、11.6インチクラスとして考えるとちょっと重たく感じるのも確か。またタブレットのつもりで持つと一段と重たく感じます。
キーボードドックのバッテリーを外すともっと軽くすることは可能かもしれませんが、全体のバランスとバッテリー駆動時間を確保するためには仕方ない選択なのは理解できます。ただ、個人的には11.6インチであれば1kgぐらいが持ち歩くには限度かなと。
あとギミックのせいもあるんですけど、若干嵩張るのも気になる点ですね。
マシスペックはタブレット並
重さはある程度我慢出来るものでしたが、こっちは、、、、
HP ENVY x2のスペックをポイントだけ見ると
CPU:インテル Atom Z2760 プロセッサー
メモリ:2GB
ドライブ:64GB
と少し前に流行ったネットブックレベルのため、パソコンとして考えた場合「廉価版」というか「入門機」といったレベルのものになっています。
Windowsのユーザーエクスペリエンスのスコアは「3.3」
マックスでも、ハードディスクの「5.6」
そのため、YouTubeで音楽を聞きながらテキスト打ちをしつつ、ネット検索等々、複数の作業or少し重たい作業をしていると、ちょっと動作が重たくなることがありました(当然といえば当然の話しでしけど)。
現状ではカスタマイズもできないため、HP ENVY x2を使うにはこのスペックを理解した上で使うのが賢明だと言えます。
HP ENVY x2のレビューまとめ
タブレット+キーボードドックの組み合わせは、利用シーンに合わせた使い方ができる上にバッテリー駆動時間を伸ばすことにも繋がっているので有効なことは間違いなし。
ただしタブレット端末をベースにしているため、マシスペックはそれなりのレベルなのでグラフィック系のソフトを使ったり、動画編集など重たい作業には向かない。あと、合体させると質量もそれなりに重くなるのは覚悟したほうがよい。
ということで、自分の用にノートパソコンでもフォトショップを使ってサイト制作をしようと考えている人にはおすすめできないマシンではありますが、タブレットでもキーボードがあると助かると感じる人はセットで買う感覚で買えるのでおすすめだと思います。
また、マニアックなところをピックアップしてますけど、ハイブリッドであってもベース価格が69,930円と他のタブレット端末と比較しても決して「高い」といえないので、選択肢のひとつに入れるのもありですよ。
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