低価格でも妥協のない作りが魅力のFORIS FS2332&FlexScan EV2335W
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EIZOのモニターは性能がいいのは当然として、そのぶんお値段も高いというイメージを持ってる人も多いかもしれませんが、最近では(多少機能をおさえているものの)手頃な価格帯の製品も多くリリースされています。
そんな中でパソコン2011に持ってきていたのが、FORIS FS2332&FlexScan EV2335Wの2台で、ともに39,800円で購入することができるいわゆる廉価版の液晶モニターです。でも性能的には妥協のないところがEIZOらしさだといえます。
性能面と、価格帯も同じでなぜ2種類あるかも含めて話を聞いてきたのでレポートしたいと思います。ちなみに、2機種ともモニタサイズは「23インチ」、解像度は「1920×1080」と全く同じです(機構の問題もありデザインは違っています)。
あとで確認をしますが、液晶モニターに必要なスペックもほぼ同じなんですよね、、、、
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- FORIS FS2332&FlexScan EV2335Wのスペックチェック
- FORIS FS2332はエンターテインメント対応機
- FlexScan EV2335Wはビジネス対応機
- FORIS FS2332&FlexScan EV2335Wの立ち位置の違い
- どっちを買ったらいいのか?
FORIS FS2332&FlexScan EV2335Wのスペックチェック
基本的なところは同じなんですけど、念のため表にまとめました。
スペック | FS2332 | EV2335W |
---|---|---|
サイズ | 58cm(23.0)型 | |
液晶パネル | IPS(オーバードライブ回路搭載) | |
視野角 | 178゜/178゜ | |
最大輝度 | 250cd/m2 | |
コントラスト比 | 1000:1(コントラスト拡張有効時 1500:1) | |
応答速度:黒→白→黒 | 16ms | |
応答速度:中間階調域 | 6ms | |
推奨最大解像度 | 1920×1080 | |
最大表示色 | 約1677万色:8bit対応 | |
入出力端子 | DVI-D 24ピン×1 HDMI×2 D-Sub 15ピン(ミニ)×1 |
DVI-D 24ピン×1 DisplayPort×1 D-Sub 15ピン(ミニ)×1 |
スタンド機構 | ||
昇降 | - | 165mm |
縦回転 | - | 右回り90° |
チルト | 上20°、下5° | 上30° |
スウィーベル | - | (台座部)右172°、左172° |
こうみると、違いは入出力端子とスタンド機構のところだけになりますね。。。
FORIS FS2332はエンターテインメント対応機
EIZOのサイトにも書いてありますし、入力端子にHDMIを採用している所からもわかるようにFORIS FS2332はエンターテインメント対応機という位置づけになります。
もちろん「HDMI=エンターテインメント」ということではありませんが、映像機器やゲーム機ののインターフェースではHDMIを採用するものが多いですし、比較対象となっているFlexScan EV2335Wでは、HDMIではなくDisplayPortが採用されています。
あと、実はスタンド機構でチルト機構(液晶部を上下に傾けること)以外がないのも、映像を見たりゲームをするには必要のない機能を省いた結果だそうです。たしかに映像やゲームをするときはポジションを決めることが多いですし、画面を動かして人に見せるということもありませんからね。
あっ、、、大事な事が抜けてました。FORIS FS2332にはSmart Resolution(スマートレゾリューション)という新・超解像技術が搭載されていて、表示するコンテンツに応じて常に適切に解像感補正を行ってくれるそうです。これに加えて「Power Gamma」というゲームやアニメ映像に適した専用モードがあるのも特徴かな。
この辺の詳しい内容はEIZOのサイトで確認してください。
FORIS FS2332 ブラック
FlexScan EV2335Wはビジネス対応機
一方のFlexScan EV2335Wは基本機能はFORIS FS2332と同じですが、入力端子やスタンド機構の違いで、ビジネス対応機の位置づけになります。
特にスタンド機構では、90°回転させることができるようになっているため、通常横長の液晶モニタを「縦長」にして使うことができるようになります。使い所はいくつかあると思いますが、すぐに思い浮かぶのはWebサイトの制作でどうしても縦長になりがちなものを一画面で見ることができるメリットがあります。
※個人的には、一般ユーザーと同じ画面状態でチェックするのが基本だと思っていますが、制作過程では縦表示ができたほうが効率がいいそうです。
また、回転以外にもスウィーベル(要は液晶の回転可動域)も「右172°、左172°」といずれも180°に近い幅があり、隣の席の人や複数人で見ているときなど重宝しそうな感じはあります(使うことはそんなに多くないかもしれませんけど^^)。
その他デザイン面でも液晶を囲っている枠(ベゼルという)もなるべく薄く同じような幅で作ることで、省スペースかを図ると共に液晶モニタを2台並べたとき(縦にして2台並べる人もいるようです)のギャップを少なくする工夫がされています。細かい点だったりしますが、何気にポイントが高いと思います。
この辺の詳しい内容はEIZOのサイトで確認してください。
FlexScan EV2335W ブラック
FORIS FS2332&FlexScan EV2335Wの立ち位置の違い
これ、、、、この前の説明で大方書いちゃいましたね(って見出しで決まってるし)。
モニターとしての基本機能はほぼ同じ両機種ですが、FORIS FS2332はSmart Resolutionの搭載、スタンドの(ほぼ)固定に加え、インターフェースにHDMIを採用するなど、エンターテインメントコンテンツの再生にベクトルを合わせた感じです。一方のFlexScan EV2335Wはスタンド機構を豪華にし(EIZOではお得意の機構ですが)、ベゼルを薄くするデザインを採用するなどビジネス向けにベクトルを合わせた感じです。
まとめということでもないですが、同じ価格ですが
FORIS FS2332はエンターテインメントに
FlexScan EV2335Wはビジネスに
がそれぞれの立ち位置になりますね。
どっちを買ったらいいのか?
まあここまで読んでもらえば答えは出たようなものですが、特にポイントにしたいのはモニタを使ってゲームをするかどうかになります。
というのも、FORIS FS2332、FlexScan EV2335Wとも液晶のスペックは同じですから、動画再生に関してはそんなに大きな差が生まれるとは思えません。しかしゲームとなるとちょっと違っていてFORIS FS2332には「Power Gamma」がありますから、ゲームに関しては確実にFORIS FS2332が上になります(その差は微小だと思いますけど)。
なので、ゲームを積極的にやるならFORIS FS2332が必須になりますが、それ以外の利用が多い場合はどちらでも対応可能という、なんとも曖昧な結論に、、、ただ個人的にはスタンド機構が充実しているFlexScan EV2335Wのほうが使い勝手はいいように感じました。
FORIS FS2332、FlexScan EV2335Wの購入はEIZOの直販サイト「EIZOダイレクト」からどうぞ
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