WebSig分科会2014 vol.2「日本のソーシャルネットワーク10年」に参加、ソーシャルで大きく変わったな…
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2014年7月7日(七夕や)に銀座の「GAT」で開催された、WebSig分科会2014 vol.2「日本のソーシャルネットワーク10年」に参加して、ソーシャルネットワーク10年の変遷を聞いてきました。
ソーシャルネットワーク10年ですか、、、
もう少し歴史は短いと思っていましたが、日本にブログが入ってきたのと同じくらいのタイミングでソーシャルネットワークも動き出したってことですよね(ブログもソーシャルネットワークの一つですが)。
最初は自分の中だけに止めようと思っていたのですが、会場でお会いした友人に「(仕事が押して)遅刻したためレポート楽しみにしています!!」と言われたので、メモレベルですがまとめたいと思います。
完全に余談になりますが、WebSig分科会も含めてWebSigのイベントには初参加だったため、知り合いと呼べる人が2~3人しかおらず、完全にアウェイ状態でした(もちろん、アウェイ状態とはいっても雰囲気は良かったので、冷たい視線があるとか、席を開けてくれないとかはないですよ^^)。
そんなことはいいとして本題に
WebSig分科会2014 vol.2「日本のソーシャルネットワーク10年」レポ
すみません、スタートダッシュに乗り遅れたこともあり、2004年、2005年のところでメモが抜けているので、そこは記憶でカバーしておきます。
淡々と行きますが、当日はパネリストとして、nanapiの古川健介さん、ミクシィの岨中健太さん、WebSig24/7代表の和田嘉弘さん、モバツイの藤川真一さんが登壇し、モデレーターに技術評論社の馮富久さんが担当と何気に豪華なメンバーでした。
もちろん、それぞれの方のコメントも「うんうん」と頷くことばかりでした。
◆2004年から2014年までのソーシャルネットに関する動向の振り返り
【2004年】
・mixi サービススタート(機能は、SNSとしてのリンクと、mixi日記のみ)
・gree サービススタート
【2005年】
・食べログ サービススタート
【2006年】
・Yahoo! 360°(のちのYahoo!デイズ)
→Yahoo!JAPANがはじめたSNS
・ミクシィ社名変更(サービスが社名になる)
・動画によるバイラル展開のスタート(Nikeなど)
・Shareの概念登場(JavaOneにて発表)
・ソーシャルグラフを利用した次の展開への模索(ビルコレなど)
SNSが一般化したころ。個人利用からビジネス利用に
【2007年】
・ニコニコ動画
・Twitter
・Twitterブームの到来と当時にTwitterクライアントもブームに(モバツイほか)
mixi疲れ・足あと問題
→タイトルのない投稿がここから
【2008年】
・Android発表
・iPhone販売開始(日本)
「10年は泥のように働け」発言
→ネット炎上のハシリ(偉い人がディスられる)
・mixi年賀状
大きな転換期と言うよりは、前年の動画の動き、さらに各種ソーシャルネットワークのオープン化に向けた準備の1年だった。
【2009年】
・第二次Twitterブーム
・勝間&広瀬さん(ヒウィッヒヒー)
・Togetter、NEVER まとめ(キュレーションの基礎)
・nanapiリリース
・アメーバピグリリース
【2010年】
・Twitterマーケティング
・フラッシュマーケティング(グルーポン、ポンパレ、カウポンなど)
・モバゲーリリース
・Instagramリリース
・iPad登場
・UNIQLO LUCKY LINEが4日間で13万人
・Twitter普及後、初のワールドカップ開催。サッカーという共通の話題のつながり。
インタレストグラフの登場
・mixi招待制を廃止
・各種国産チェックイン系サービスリリース(ロケタッチ、はてなココ)
※foursquareは2009年3月
・ノンバーバルコミュニケーションの世界観の始まり(インスタグラム)海外ではPinterestリリース
・Facebookプチブーム(アーリーアダプターによる)
・ソーシャルゲームブーム全盛
日本におけるSNSはマーケティングフェーズに突入。
【2011年】
・東日本大震災(3月11日)
・SNSの価値(つながりコミュニティ)
・インフラとしてのSNSの
・寄付からのクラウドファンディング
・Facebookブーム『ソーシャル・ネットワーク』
・LINEリリース
リリース当初からそれほど注目されなかった
(ガラケーからスタートだったような)
東日本大震災を通じてインターネット。SNSのへの意識の変化
Facebookの登場で、マーケティング戦略が変わりはじめる
LINE登場以降メッセージング機能へシフト(ユーザー・ベンダとも)
一段落ついたと思われていたSNSがFacebookの登場で改めて注目される。その後3.11の影響でより「つながり・コミュニティ」必要性を考える人が増えたのではないか
【2012年】
・テレビとSNSの融合
・個人向けECサービス(BASE、store.jp)
・キュレーション時代突入
【2013年】
・vineリリース
・LINEの台頭(メッセージツール)
・フリマアプリをはじめ、ユーザ間同士での消費が活性化(スマホの影響)
・ソーシャルゲームの過渡期?
・とにかくLINEの台頭がすごかった
・SNS登場から10年が経ち、世代を越えたユーザが同一空間にいる可能性が高くなっている
(mixiを知らない世代)
LINEの台頭が、ユーザの距離感とメッセージに対する価値の差を広げている印象。そのほかスマホが当たり前になっていきたことにより、サービス間のスキマ時間の奪い合いが日常的に。
【2014年】
・ツイキャス/vuneなどの短時間動画共有サービス
・消え系SNSは?
2014年はこれからなので、メモも少なめ
ここまでが「Part1、2004年から2014年までのソーシャルネットに関する動向の振り返り」終了
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◆この10年で見るユーザ動向・ユーザ体験の変化
ここはグラフでの紹介
様々なソーシャルネットワークを利用した経験はあるが、最終的にはFacebookとTwitterに落ち着いている印象(もちろんこれから変化はあると思れる)。
利用したことのあるソーシャルネットワーク
利用頻度の高いソーシャルネットワーク
◆ここからディスカッション(雑にメモっているので取て出し)
テーマ1
実名と匿名について+コミュニティとは
エフシンさん、Twitterのアカウントは複数とる(今時の学生は4個以上あるらしい)
IT界隈は実名がセルフブランディングになるので、実名が多いがそれ以外の人は実名のメリットがない(検索性だけがメリット)。しかし実名でもリスクが顕在化することは少ないし、匿名でも身元がバレることもある。
実名、匿名とも「記号」なので、呼び方の問題ではなく「アイデンティティ」があるかどうかがポイント。
特定コミュニティの匿名性も面白い
(特定コミュニティではその人の背景・社会的地位などよりも、発言が重要視されるため)
リスクにベクトルがある
(同じリスクでも、ベクトルの方向性によって被害の重度が違う)
あまり個人を意識しないで、場の一体感をつくるサービスみたいなものがでてくる気がする
(ゆるやかはつながり)
テーマ2:承認欲求とは?
(足あと、既読、シェア、RT)
寂しさが根底にある?
その辺の寂しが顕在化したのはソーシャルの影響
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◆次の10年に向けて
古川 健介さん
ゆるやかなつながりに向くような気がする
岨中 健太さん
わかんない、O2O(オフライン回帰
オフラインをいかにオンラインに向けるか
和田 嘉弘さん
アンサー(nanapi開発の無料チャットで即相談アプリ)みたいな形が面白い
インタレストコミュニティは残る
ニッチじゃない形で残るSNS、コミュニティはある
スケールしなくてもいいんじゃないか
・非効率なサービスがでてきてくれたらいいな
藤川 真一さん
ツイキャスなどの写真のリアルタイムの共有サービスは出てくる(Yo)
究極は脳がつながる
レイトマジョリティが主流
現実に繋がれるネットワークの中の情報共有
気持ちいい、楽しいをどう作れるか
まとめ
久しぶりに「取っ手だし」的なレポートを書いていましたが、一気に行くのもいいですね(あくまでも書いている個人として)。
「日本のソーシャルネットワーク10年」の振り返り+このあとの10年というところですけど、サービスの名称とか使い勝手とか、デバイスの進化とか色々とありますが、やっぱり人と人は繋がりが大事なんだなというのがソーシャルネットワークの歴史を見ていて感じるところですね。
自分もSNSを良くわからない人たちに伝える時に「地域の井戸端会議がネットでできるようになった」なんて説明をすることがありますが、近所の公民館とか病院(結構あるらしい)に集まるのではなく、手元にあるスマートフォンで集まれるのがソーシャルネットワークの根底にあるんですよね。
そして、WebSigに参加している人たちは「利用者」としての側面はもちろんですが、ソーシャルネットワークを活用してビジネスをしたいと思っている人たちなので、ある程度のスケールを見た中考えているのが非常に楽しかったです。
その辺が最後の次の10年に向けての中で発言された「気持ちいい、楽しいをどう作れるか」に集約されている気がします(気持ちよくなりたい、楽しみたいではないところが重要)。
何故か今まで参加の機会がなかったWebSigですが、今回の分科会で勉強になったこと、刺激になったことも沢山あったので次の機会があれば是非参加したいと思います。パネリストの皆さま、そしてモデレーターの馮さん、また会場のセッティング等々を行ってくださった運営スタッフの皆さまありがとうございました。
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