ジャンクワードの森

Webアクセシビリティの入り口を覗いてみました

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2012年10月19日(金)にTIMING Designさんの主催でネスト赤羽で開催された、第12回デザイン勉強会「最低限おさえておくべきWebアクセシビリティ」に参加して、Webアクセシビリティの入り口を覗いてみました。

正直、Webアクセシビリティって無茶苦茶奥が深いものだと思っていて、食わず嫌いな部分がありましたが今回の勉強会を受けて「実はそんなに難しいことではないんじゃないか」という気持ちになっています。


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あっ、、、
でも、奥が深いことも確かだし、実は結構難しいというのも間違いないんですけど、奥深さとか難しさが未知の領域ではなくて、今まで自分が「Webサイト制作」の中で学んできたことの延長線上にあることがわかったのが最大の収穫だったと言えます。

そう結論づけた流れの前に、今回の勉強会でご登壇頂いた皆様の紹介から、、、、

総合司会というか、フロントにたってお話をいただいたのは、株式会社まぼろしの小林信次さんで、Webアクセシビリティについて詳しくフォローしてくれたのがAccSell(アクセル)で活動されている、中根雅文さん、植木真さんのお二人です。

まずは言葉の問題の確認から、、、

アクセシビリティとは
高齢者・障碍者を含む誰もが、さまざまな製品や建物やサービスなどを支障なく利用できるかどうか、あるいはその度合いをいう。

ということなので、アクセシビリティでみているのは高齢者・障碍者となります。

また、同じような言葉にユーザビリティというものがありますが、これは
ソフトウェアやWebサイトの「使いやすさ」のこと。様々な機能になるべく簡単な操作でアクセスできることや、使っていてストレスや戸惑いを感じないことなど

ということなので、対象が微妙に違っています。

手元のメモには色々と書かれていますが、最終的な結論としては、アクセシビリティを考える場合次の2点がポイントとなると。

1、伝えるべき情報をしっかりと伝える
2、文書構造をしっかりと考えてサイトを制作する

以上^^

とはいってもこれが結構難しいところだったりしますが、、、、、

ここで最初の「Webサイト制作」の中で学んできたことの延長線上にあることに戻るのですが、Webサイトを作る上での記述言語のHTMLは元々「文書構造」を表すものなので、これをしっかりと書くことは本来当たり前のことになります。

Webの場合、どうしても視覚障害者を対象としたサイト作りにフォーカスが当たってしまいがちですが、視覚障害者の方が使うスクリーンリーダーとか音声ブラウザ、点字で表示するようなツールもすべてHTMLの構造を元に変換しているので、HTMLの構造をしっかりと書くことで再現性が高くなるのは当然の帰結といえます。

多分この辺が曲解されている要因は、Web創世時代のブラウザ戦争とか、ブラウザのHTMLの解釈の違いとか色々とあると思いますけど、ハックとか裏技を使わないで真摯に作っていればそんなに慌てることはないんだよな、、、と思ったのは確かです。まあブラウザ間の解釈の違いもあるのでそれはそれで難しいんですけどね^^

繰り返しになるかもしれませんが、Webアクセシビリティは特別なことをやるのではなくて、HTMLの構造を意識して変にいじらずに書くことが一番の対応策だと気づかせてもらえたのはとても勉強になりました。

色々とお話していただいた皆様ありがとうございます。

Webアクセシビリティツール

勉強会の中で出た、アクセシビリティに関する情報源やツール類はこちら

◆スクリーンリーダー

PC-Talker
JAWS
NVDA

◆情報サイト

ウェブアクセシビリティ基盤委員会(WAIC)
カラー・コントラスト・アナライザー
富士通アクセシビリティ・アシスタンス

他にもあったような気がしますが、思い出したら追加します

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