「Touch Diamondと考えるスマートフォンの未来」に行ってきました
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ちょっとレポートが遅くなってしまいましたが、2008年11月12日に開催された「Touch Diamondと考えるスマートフォンの未来」ブロガーミーティングに行ってきました。
今回のブロガーミーティングは2つのテーマがあって、一つがマイクロソフトさんの「スマートフォンの今後とWindows Mobile」で、もう一つがHTCさんの「Touch DiamondとTouch Diamond Proの製品紹介」です。
そもそもスマートフォンって何?
スマートフォンはカタカナ語にありがちななんとなくわかるけど、正確なことはわらならい言葉なので、まずはその辺の説明&共通認識から。
スマートフォントの定義-モバイルコンピューティング推進コンソーシアムより-
利用者が汎用的はオペレーティングシステム上で、アプリケーションを自由に追加して機能拡張やカスタマイズができる携帯電話及びPHS
もっとわかんないって・・・(笑)
個人的解釈だと、一つは通常は携帯電話のキャリア(ドコモとかau)が勝手に決めたシステムしか使えない(=選べない)けど、それを汎用的なシステムを利用できる(=ユーザーが選べる)こと。もう一つはパソコンにソフトをインストールするような感覚で、機能拡張ができるようになっていること。
だと思う。
マイクロソフトとしての戦略
スマートフォントのOSにWindows Mobleを投入することで、普段多くの人が使っているパソコンのOS(XPやVista)との互換性を高め、利便性を高めていく。
もちろんマイクロソフトはソフトウエアの開発会社なので、OS以外のソフト(OFFICEやServerなど)を提供する足がかりにしていきたいという戦略がある。
オープンなようなクローズになりそうな印象がないわけではないが、連携のない独占よりはいくらか良い状態にすることが可能な分ユーザーも開発者もメリットが大きくなることは間違いないといえます。
ちなみに日本の携帯各社はそういったオープンな開発体制をとらずに、日本規格を世界に売ろうとしたために、日本の携帯電話のガラパゴス化を生んでしまったといえます。っていってもドコモが走りすぎた感が強いんだけどね。
HTCという会社について
Touch DiamondとTouch Diamond Proの製品説明をしてくれたのが、開発会社のHTCさんなんですが、まずはこのHTCという会社について軽く。
HTCは1997年5月に創立した会社で、本社は台湾にあります。事業内容はスマートフォントやPDAの設計・製造・マーケティングのみという、一極集中の企業です。
以前はメーカーから委託されて製造するOEMが中心でしたが、2007年6月に「HTC Touch」という機種を発売してから、自社ブランドのスマートフォンを中心に製造するようになっています。
Compaq iPADが懐かしい(笑)
Touch DiamondとTouch Diamond Pro
製品自体は9月に行われた、EMOBILE Touch Diamond Receptionで散々触ってきていたので、新たな発見はなかったですが、イー・モバイル以外にもSoftBank、ドコモでも発売されるらしく、スマートフォンとしての正常販売になっている感じはあります。
ただ、使い勝手はともかくとして、片手で操作ができることを想定して大きすぎず小さすぎないサイズに作っていたり、デザインにも拘りを見せているあたりは日本市場をかなり意識しているとは思います。
感圧式の操作は本当に慣れが必要
Touch DiamondとTouch Diamond Proの操作は基本的にタッチパネルで行うのですが、このタッチパッドの操作で重要なので、反応する方式が画面にかかる圧力を関知して作動する感圧式だということ。
なので、触れただけではまったく反応しなくて、ボタンを押すように一定以上の力を画面に与えないといけません。説明を受けて理屈はわかったつもりでも実際に操作する時には中々上手く操作できないのが実情でした。
ちなみに、同じタッチパッドを採用しているiPhoneは静電気を関知して動作する静電式なので、軽快な操作感の変わりに指の腹以外には反応しない(手袋や爪はアウト)などの弱点があるようです。
操作の形式はともかくとして、ボタンのテンキー操作にすら慣れていなくて、携帯のメールを打つのが苦手な自分にとってはハードルが一段高くなった感じです。
ユーザーとしては悩ましい時代になるな
スマートフォンの充実は確かに魅力的なイメージはあるけど、操作性とか連動性とかまだまだクリアしていかないといけない課題が多くあって、各社(今回はマイクロソフトとHTCだけど)色々な戦略を出してくることは必至です。
もちろんこれとは逆方向からはUMPCとイー・モバイルのようにパソコンもダウンサイジングしてくるので、どかでぶつかるようになるから、ユーザーとしては自分の使用状況を見極めて最適なデバイスを使うことが求められる時代がくるのかもしれませんね。。。
あと、デバイスが小さくなればなるほどボタンでの入力は難しくなるので、タッチパッドのように同じ場所で複数の入力内容を切り換えるタイプの入力インターフェイスになっていくだろうから、その操作にも慣れていかないと・・・・
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