SANYOエネループのポイントは「メモリー効果が少ない」
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レポートが遅くなりましたが、先日「SANYO:エネループ・ブロガーミーティング」に参加して、エネループランプのレポートは書いていましたが、エネループ本体についてのレポートを書いていなかったのでレポートしたいと思います。
「SANYOエネループ」というのは改めて書くこともないと思いますが、要は充電池です。
充電池が何かと言われると大半の人が答えれると思いますが、実際の販売数量は乾電池に対してたったの1%以下と認知度と比較しても苦戦していることは間違いないです。
なんて書いている自分も自宅や会社で電池を使う製品で充電池を使っているものは有りませんでした。
※会場にはエネループを40本以上保有するヘビーユーザーもいましたが・・・
エネループの開発背景「不満の分析」
そういった販売が伸び悩む中開発陣が取った戦略が現状のユーザーがどこに不満を持っているかの分析でした。
電池への不満の分析結果がこちら
乾電池への不満 | 充電池への不満 |
---|---|
1回使い切りであること(51%) | 価格が高い(51%) |
使用済み電池の処理(61%) | 充電しても放っておくと使えない(49%) |
なくなったときに買いに行くこと(41%) | 何に使えるのかわからない(13%) |
使える時間が短い(51%) | 使い方が難しい(41%) |
スキー場でデジカメ等がすぐ使えなくなる(6%) |
ポイントになるのは
・乾電池は使い切りであること、購入が面倒
・充電池は放っておくと使えなくなること
の2点になると考え、充電して放っておいても使える充電池の開発に取り組むことに。
その結果生まれたのが、エネループということになります。
エネループの特徴
ユーザーの不満をしっかりと分析した結果が誕生したエネループの特徴は次の3つ
【性能】
・充電して2年後も、80%のエネルギーをキープ
・充電して約1000回繰り返し使える
【経済性】
・1回の使用コストは、たったの約4円!
【環境性】
・使い切りの乾電池と比べて廃棄物量、CO2排出量を削減可能
「充電して2年後も、80%のエネルギーをキープ」するためには、内部構造の見直し、充電池では珍しい「超格子合金」という技術を採用することで、今までは放電が非常の多かった充電池の放電を少なくするように電池の性能を高めたことにあります。
その為パッケージにも記載できると
充電池の放電(時間が経つと使えなくなる)は宿命かと思っていましたが、技術革新で向上できていたんですね。
<おまけ>
充電池の保存は冷温がいいようですが、冷蔵庫は良くないみたいです(by エネルーピー)
エネループはメモリー効果をほとんど感じない
そして、もう一つのポイントであり、個人的にこういう細かいところに注目して改善した開発陣のきめ細やかさに感動したのが、「メモリー効果をほとんど感じない」ように作られている点です。
メモリー効果というのは単純に書くと充電を繰り返すと使用時間が減ってくる(特に電池残量のメモリが減るのが早くなる)というもので、これも充電池の宿命だと思っていました。
しかし、エネループはこの部分に対しても電圧を上げるという対策(具体的なものは聞けませんでした)でクリアをし、エネループの寿命が尽きるまでは常に一定の感覚で使えるように設計されています。
エネループはただの充電池だと侮っていましたが、ここまで進化していたんですね・・・・
お土産にエネループの充電器&単3、単4×2本のセットも頂戴したので、電池の切れかかっていたキーボードに入れてみました。
あとマウスもワイヤレスで電池を使っているので、電池の残量がなくなってきたらエネループに入れ替えようと思います。
そうすれば机の抽斗にたまっていく使用済みの電池の山はなくなるな・・・
<おまけ写真>
会場にあった、巨大エネルーピーと通常エネループくんたち
これだけ並ぶと圧巻でしたね。
三洋電機さん、アジャイルメディアネットワークの皆さんありがとうございました。
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