「デジタル一眼レフでブログが変わる!」ブロガーミーティングに参加しました
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昨日(2009年9月28日)、アジャイルメディア主催の「デジタル一眼レフでブログが変わる!」ブロガーミーティングに参加してPENTAXの歴史や10月中旬に発売になるPENTAX K-xの製品情報、撮影テクニックなどを聞いてきました。
実際に実機を触らせてもらって色々撮影してきましたが、まずはイベントレポートを。
まずはPENTAXの歴史から
PENTAXは1919年めがねのレンズを作る会社(旭光学工業合資会社)として創業し、その後1931年に国産初のカメラのレンズを製造します。
が、、、この時はまだカメラを製造していなかったので、別のメーカーの部品としてレンズを提供していたそうです。
そして、1952年に国産初の一眼レフカメラ アサヒフレックスI型を発売します。ちなみに価格はカメラ20,500円、中間接続輪3,200円の計23,500円だったそうです(参考・・・1955年の情報では、大卒の初任給は12,907円となっています)。
なおこの当時は販売部門を持っていなかったため、精密機械販売つながりで、時計店で販売していたそうです。写真の広告は「服部時計店」となっています。
その後も一眼レフカメラ(まだまだフィルム)を販売していきましたが、PENTAXは何かと世界初が好きらしく、自動露出(AE)もオートフォーカス(AF)もPENTAXが世界が初ということでした。
功名心というよりも開発部が新しいことにどんどん取り組んでいった結果なんでしょうね。
で、1997年にデジタルカメラ分野に参入し、2002年に社名を現在のペンタックス株式会社にしたと・・・ということは2002年までは、旭光学工業合資会社だったんですね。知らなかったです。
現在は2008年にHOYA株式会社と合併統合したため、HOYA株式会社の事業部となっています。
余談ですが、PENTAXのコーポレートサイトのドメインは「pentax.co.jp」ではなくて「pentax.jp」となっています。
PENTAX K-xの製品情報
まずは、PENTAXユーザーがPENTAXの特徴をどう思っているか・・・というアンケートの結果。
これだけある項目の中で抜きんでたのが「真面目」という評価だったそうです。
確かに、PENTAXというと堅実というか質実剛健というか、しっかりとしたものつくりをしている印象はあります。
そして、、、新製品のPENTAX K-xですが、キーコンセプトは「いい写真を撮りたいみんなのデジタル一眼レフカメラ」
ターゲット層を絞るのではなく、広く多様なニーズに応えていくことをベースに考えたそうです。
そのために・・・デジタル一眼、いやコンデジでもほとんどない合計20色にもなるカラーバリエーションを用意したそうです。例えるなら着せ替え携帯のような気楽さかもしれませんね。
会場にあったPENTAX K-xの一部
もちろんカラーバリエーションだけではなく、「ミドルクラス並みのカメラ性能」「かんたん、手軽」「多彩な写真表現」といったカメラの基本性能もしっかりと作りこまれています。
撮影タイムでもちょっと試しましたが、カメラの中で撮った写真を加工してくれ「デジタルフィルター」は撮っていて何が起こるか分からない楽しさがあって面白いかったですね。
一昔前なら完全に邪道といわれる機能かもしれませんが、写真表現も多様化しているのでこういった遊びの部分の機能があるとターゲットは広がりますよね(ただ、アピールが難しいところでもあります)。
最後にカラーバリエーションについて、補足・・・
カラーバリエーションが豊富なため、担当者の方は写真のように「メタルスリー」とか「シャイニー5連星」のように特徴によってわけて把握していたそうです。これはあくまで開発時のお話でカタログにはないんですね・・・こういった遊び心がこの豊富なカラーバリエーションを生んだんでしょうね。
K-xを活用してブログを魅せる写真を撮ろう
セミナーの最後は、参加者1人1台のK-xを用意して貰って(発売前なのにかなりの太っ腹です)、「K-xを活用してブログを魅せる写真を撮ろう」講座になります。
まずは、モードダイヤルの設定・・・デジタル一眼に慣れている人は露出モードの調整できるダイヤルに合わせ、慣れていない人はAUTOPICTなどの、オート系に合わせて撮影します。
この辺は自分のレベルを確認しながら、最適なものを選ぶ必要があります。正直最近のデジカメは「AUTO」でもそれなりの写真が撮れてしまいますが、個別に設定変更できると撮影の幅が広がるので色々試してみるのがいいです。
PENTAX K-xは液晶で被写体を確認するよりも、ファインダーを覗いて撮影するほうをお勧めしているので、ファインダーの調節をして見やすくしておく必要があります(前にこれで失敗したことがあります)。
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さて、、、ここまででやっとカメラのセッティングが終わったので次に撮影のポイントです。
○被写体が魅力的に見える「アングル」を見つける
○下にクロスを一枚引いて撮る
○「ズーム」「焦点距離」を生かして撮る
○「高感度」を生かして撮る
上2つは以前から割と気にしている部分でしたが、3番目の「ズーム」「焦点距離」を生かして撮るは初めて知りました。
これは、被写体を同じ大きさに撮ったとしても、自分が近づいて撮るのか、カメラのズームを使って撮るのかで写真の出来が違ってくるということらしいです(聞いたけど100%理解できてません)。
どっちが良いかは被写体の状況や求めている写真のイメージで異なるので、一概にどっちで撮るのが良い!と言い切れないそうです。なので、できれば両方のパターンで試して気に入った方を使うのが良いかなと。
最後の「高感度」はこれこそPENTAX K-xの強みのところで、ISO感度を1600まで上げても手ブレは少ないし、モアレも少なくしっかり撮れるので、暗いところでの撮影にも強いです。
ちなみに、この写真がPENTAX K-xでほぼキャンドルの灯りだけで撮った写真でISO感度も1600になっています。3脚もタイマーも使用していないで撮影しています。
同じ所でコンデジで撮ったらここまで綺麗に撮影はできないですね・・・
そんな感じで上3つはどんなカメラでも対応可能で、最後の高感度だけはPENTAX K-xのみに使えるテクニック(他のカメラでも高感度に強いのがあれば別ですが)となります。
パナソニックのDMC-LX3を購入してから、色々試してそれなにに腕は上がったと思っていましたが、まだまだカメラの世界の奥は深いですね・・・ほんとデジタル一眼が欲しくなってきました(笑
PENTAXの歴史、製品開発のお話、そして撮影のテクニックと貴重なお話をしてくださったペンタックスの皆さんありがとうございました。
ちなみに、PENTAX K-xはすでに予約を受け付けています。価格は標準レンズキットで62,800円、Wズームキットで80,800円です(それぞれケースとSDカードのセットです)。
ペンタックス K-x レンズキット
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