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モバイルインスタントプリンタ~ポラロイド「PoGo」ブロガーミーティングに参加しました

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ちょっとレポートが遅くなってしまいましたが、2008年11月19日(水)に日本ポラロイドで開催された、モバイルインスタントプリンタ~ポラロイド「PoGo」ブロガーミーティングに参加してきました。
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ポラロイド社の歴史を知る

ポラロイド「PoGo」は新製品ですが、新製品を知る前にはまず発売している会社のことを理解してもらわないと。。。ということで、まずはマーケティング部長のケヴィン・キャニング氏がポラロイド社について説明してもらいました。
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ポラロイド社の創始者はエドウィン・H・ランド博士という方で、アメリカではエジソンに次いで2番目に特許を出しているくらいの発明家らしいです。
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この方が、娘さんの「撮った写真をすぐ見たい」と言ったことをきっかけに、開発を開始して作ったのがポラロイドの代名詞ともいえるインスタントカメラです。

記録としては、1947年2月21日に世界初のインスタントカメラの発表会を行ったようですが、実は開発の目処も付かない時点で、発表会を開くということを言ってしまい、かなり突貫工事で制作に当たったというエピソードも聞かせてもらいました。

世界的ヒット商品の裏には日常の何気ない所からの転換点があるというのがわかりますね。

ポラロイド「PoGo」の良さ「製品編」

ポラロイド社の歴史もなんとなくわかったところで、次はポラロイド「PoGo」についての説明を、商品担当の村岡さんにしていただきました。

技術的なところもたくさんありましたが「PoGo」の良さはなんとっても、本体にスイッチは電源ボタンが一つしか付いていない超シンプル仕様ですね。
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製品的な欠点も確かにありますが、この潔さが気に入ってしまいました。

ボタン一つなので、操作系は接続したデバイス(デジカメ、携帯、PCなど)に依存するのですが、接続方法がPictBridge、Bluetoothという一般的な規格を使っているので、使用も割と簡単にできます。
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簡単は簡単なのですが、この2つの接続方法をアクティブに使っている人って意外と少ないらしく、現場での接続にはみんな右往左往してました。イベントに参加している人でもそうですから、一般ユーザーにはちょっとだけハードルが高いのかも?と感じてます。

ポラロイド「PoGo」の良さ「インク編」

ポラロイド「PoGo」の最大の特徴はなんといっても、インクカートリッジやインクリボンを使用しないで印刷のできる『Zero Ink(ゼロインク)』という印刷技術を使っていること。

ゼロインクについての説明は間違いがあるといけないので、ポラロイドPoGoのサイトから引用します。

インクは必要ありません 
-『ZINKTM Zero InkTM (ゼロインク) 』技術で作られた画期的なZINKフォトペーパーTMは、あらかじめシアン・イエロー・マゼンダの発色層などが13層にコーティングされており、さらに表面は高分子保護膜でコーティングされています。白色のベース面に約1000億個の無色の結晶体が多層コーティングされていますので、使用前のフォトペーパーは白色です。

パルスで熱を加えて、写真をプリント
-パルスでプリンターヘッドに熱を加えることで、ZINKフォトペーパーTMにコーティングされている染料の結晶が熱で融解し発色(プリント)します。プリント時間は従来のインスタントフィルムの現像時間(約90秒)よりも早くなりました。

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うん、まさにこの技術がポラロイド社の技術って感じです。
Zero Inkは現在ZINK社というところが開発していますが、元ポラロイドの社員が多くいる会社で、ポラロイド社の関連会社でもあります(納得ですね)。

ポラロイド「PoGo」の「PoGo」って何?

これはちょっとトリビア的なことですが「PoGo」のネーミングは「Polaroid on the Go」の略で、日本語にすると「どこでもポラロイドを持って行こう!」みたいになるそうです。

筐体を軽く、操作系をシンプルにしたことで、いつでも持ち歩いて欲しいということを強調していました。

ポラロイド「PoGo」のでプリント

やっぱりブロガーミーティングは体験が大事ってことで、最後には一人一台渡された「PoGo」を使って、実際にプリントしてみます。

先にも書きましたが、この接続で結構難儀をしてしまい、プリントまでに手間が掛かる人も多く(自分もです)、中にはデジカメor携帯が対応していないためにプリントアウトできない人もいたのはご愛敬かな(笑)

操作は本当に簡単で、専用のZINKフォトペーパーを本体にセットして、電源を入れると、最初に青いペーパー(印字面の保護とセットのガイドをしてくれるペーパー)が排出されてきて準備完了です。
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後はデジカメとUSBケーブルで接続すると自動でPictBridgeモードになるので、印刷したい写真を選んで印刷するだけで印刷されます。→PictBridgeモードに手こずったのは秘密です(笑)

印刷するとこんな感じ

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ポラロイド「PoGo」への要望

最後に全体を通しての質疑応答になったのですが、要望としては「SDカード対応」「分割印刷」「赤外線通信(IrDA)」「本体での操作」「アルミ以外の筐体の採用」など結構突っ込んだ内容が盛り沢山でした。

が、、、回答の多くは要望として受けるが、本国の意向のあるので中々難しいという形になってしまっていましたね、、、この辺はグローバル企業の厳しいとことなのかと思います。

ただ1点だけ「ACアダプターのサイズ」については、ケヴィン・キャニング氏が本国と掛け合って、日本版は本国版よりも小さくすることに成功していたらしいです(それでも大きいかなと思いますが)。通るかどうかは別として意見をしっかり伝えていることがわかったのは良かったですね。

個人的には、シンプルな形状や操作性がポイントだと思うので、無理に本体に入れ込むのではなく、サードパーティにソフトウエアとして浸透してくるような流れができるといいなと感じました。

ポラロイド「PoGo」レンタル中

そんなこんなのポラロイド「PoGo」ですが、現在ポラロイドさんのご厚意により、レンタルさせてもらっていますので、使い方など色々試してみたいと思います。

ポラロイド社の皆様、アジャイルメディアの皆様ありがとうございました。
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