PIXUS 新製品タッチ&トライイベント レポート
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昨日速報的な記事は書きましたが、いつもお世話になっているAMNの主催で8月30日に発表になったMG8130/MG6130などCANON PIXUSの新製品に触れてきました。
PIXUS誕生10周年という事で、通常の新製品開発以上に気合いを入れて作られたそうなので、その辺も含めてレポートして見たいと思います。
今回のイベントで特徴的だったのは、プリンタの説明なら当然とも思える「印刷性能」にはほとんど触れず、筐体のデザイン、インテリジェントタッチシステムをはじめとする『操作性』、無線LAN対応などといった『利便性』にフォーカスが当たっていたことです。
インクに「6色W黒」を採用するなど印刷性能の向上も図られてはいますが、やはり印刷性能については「すでに一定のクオリティをクリアしている」といえるので、差別化を図るのは難しいという所だと思います。
製品をお借りすることもできるそうなので、インクのことと印刷性能についてはその時にレビューするとして、ここでは今回の新PIXUSの主力モデルとなっているMG6130を中心に「デザイン」「操作性」「利便性」についてレポートしておきます。
デザイン合宿から生まれたREAL BLACK CONCEPTのデザイン
PIXUSの新シリーズを開発するに当たり、デザインチームは商品コンセプトを出した上で、1泊2日の開発合宿を行ってデザインを出し合ったそうです。ちなみにこの合宿では約80種類!のデザインが出たそうです。
開発合宿
デザインスケッチ
デザインの絞り込むのは当然ですが、絵だけではなく実際に動作する「シミュレーター」を使ったり、「実際に触れることのできる「プロトタイプ」を作成したりと、ユーザーの使いやすさを考えて開発を行ってきたそうです。
タッチボタンのプロトタイプ
また、実際にでき上がった製品を一般ユーザーに使ってもらい意見を集めると言うことも行ったそうです。
そんな、こんなで(なんかいい加減に書いてるな)出来上がったのが、光沢のあるピアノブラックを採用し高級感を醸し出しつつ、無駄な凹凸の少ないフラットな筐体の新PIXUSシリーズです。
デザインコンセプトの中には「インテリアにマッチする」ということもあったらしく、このデザイン、雰囲気ならリビングに置いてあっても、家電製品とは思わない人もいるかもしれませんね。
光がナビする「インテリジェントタッチシステム」
インテリジェントタッチシステムは、必要なキーがだけが光って次の動作をナビゲートしてくれるシステムのことで、まるでロールプレイングゲームをやっているように指示に従っていけばプリントアウトの他様々な機能を使うことができます。
インテリジェントタッチシステム
また「視線解析システム」を使って、人の目線を追った結果をみせてもらいましたが、目線の移動が最小限になっていて、迷いなく操作しているのが良くわかります。もちろん迷いがないということは作業時間も短縮されていることを意味します。
視線解析システム結果
タッチアンドトライで実際に使わせてもらいましたが、確かに直感的に操作できるし、操作感もいいのでプリンターに対して不安感のある人でも簡単に使えそうな印象を受けました。
仕事柄もありますがプリントアウトと言うと、プリンタードライバーでの設定が基本だと思っていたので、プリンタ本体でもこれだけ快適に使えるようになっているとは驚きました。
無線LAN対応で、スマートフォンからも印刷可能
無線LAN対応モデルは以前からありましたが、新PIXUSシリーズの発売に合わせる形でiPohoneなどもスマートフォン向けのアプリケーションを開発し、スマートフォンからダイレクトに印刷ができるようになっています。
スマートフォンではSDカードのようなメディアがついていないので、印刷をしようとするとパソコンとケーブルで接続する、もしくはメールでデータを送るといったワンクッションが必要でしたが、新PIXUSシリーズではその手間を省いて印刷が可能です。
個人的には、スマートフォンユーザーではないのでその利便性を感じることはできませんでしたが、回りのスマートフォンユーザーはかなり喜んでいました。
もちろん、スマートフォンがなくても無線LANプリントができるということはレイアウトフリーというか、家のどこに置いておいても使えるので、使い勝手は向上すると思います。
簡単にすませようと思ったのですが、内容が充実していたイベントだったので予想外に長くなってしまいましたが、家庭用プリンターについて最近は疎くなっていたのでとても勉強になりました。
途中でも書いていますが、モニター機をお借りできることになったので、より詳しいことについては実機が来た時点で改めて書いてみたいと思います。
最後に、、、
報道発表と同じ日、同じ会場でイベントを開催してくださったキヤノンの皆さま、イベントを主催してくださったAMNの皆さまありがとうございました。
特にディスカッションにも参加し、ブロガーを超える人数で対応してくださったキヤノンの姿勢には、今回の新PIXUSにかける思いの強さを感じることができました。
<おまけ>
PIXUS10周年ということですが、実は製品名に「PIXUS」の文字がついたのは2002年モデルからで、それ以前は「BJ xxx」として販売されていました。
個人的にはPIXUSになってから性能が格段に上がってきた印象があります。
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