【EIZO】アフィリエイトイベントレポ:工場見学編
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さて、ここまで結構引っ張って来ましたが、ついに、ついに今回石川まで来た最大の目的である、EIZO工場見学に突入します。
しかも今回の工場見学はよくある、外側から見る見学ルートを通るのではなく、実際に作業している人の後ろで話を聞けるという、無茶苦茶なVIP待遇でした。
というのも、EIZOさんは元々一般人の工場見学をやっていないので、今回の工場見学は緊急対応だったため中まで入れたそうです。
EIZOの生産ライン
見学の前に、EIZOの生産ラインについて確認です。
EIZOでは、モニターの性能(モニターの規格)に合わせて次の2つの生産ラインを持っています。
1、汎用モニター生産ライン
2、医療・グラフィック系モニター生産ライン
「【EIZO】アフィリエイトイベントレポ:ナナオの色へのこだわり編」でも書きましたが、医療・グラフィック系モニターのほうが、汎用モニターに比べより精度が求められるので、それに対応した生産ラインになっています。
基本的な工程としては「組立」→「エージング」→「調整」→「検査」→「梱包」となっています。
エージングというのは、組み立て終わったモニターの映りなどをチェックする工程で、ここでのズレを次の調整の工程で基準範囲に持って行きます。このエージグと調整の工程が、生産ラインによって違ってきます。
まあ、、製品によってラインを分けるのはそんなに珍しいこととじゃないですが、ちょっと驚いたのが、どっちのラインも基本的に人がチェックする工程があることですね。
それも、機械の数字のチェックとかじゃなくてモニタの映りをしっかりと目で確認してます。この辺のこだわりがさすがEIZOって感心させられまくりですよ。
※長時間モニターを見ても目が疲れないのには、何か工夫があるらしいですが、そこは企業秘密って言われました・・・ちょっと気になる(笑
能書きはここまでにして、実際の生産ラインを見てみましょう!
ただしレポート形式は疲れるので、写真にキャプションをつける形式で勢いよく進めていきます。
汎用モニター生産ライン
生産ラインは3本+α
1ラインで生産する機種は決まっています。
こんな感じでずらっと並んで組立
組立やすいように、部材ごとにおてある
組立の説明は液晶モニタに表示
→内容は非公開
そして、組立は基本手作業!
ネジ締めだけは機械がやってくれる
1.5時間つけて状態をチェック
機械を使って自動調整
最後は人の目でチェック!!
コンベアに乗って・・・
1階の梱包室へ移動
梱包が1階にあるのは、梱包資材の搬入して生産ラインまで持って行って、梱包してまた1階に降ろすという作業が2度手間になるのを避けるために、搬出と同じフロアで梱包をしているからです。
汎用モニターは、価格競争の部分もあるので、製造コストを最小限にするための工夫が随所に見られたのが特徴の一つです。
医療・グラフィック系モニター生産ライン
次に、医療・グラフィック系モニター生産ラインを見ていきますが、汎用モニターの生産ラインとの大きな違いは生産ラインが一つで複数のモニターを生産するという点です。
これは、医療・グラフィック系モニターが大量生産ではなく、生産数を細かくコントロールしている証明です。また、1日で複数のモニターを生産するので、スタッフの技量も問われますが、その辺はベテラン社員を配置して対処しているそうです。
まさに、選ばれし者のみが入れる生産ラインと言えます(大袈裟かな?
生産ラインは1本
若干雑然とした印象が・・・
ちょっとわかりにくいですが、組立は少人数
チェックしている機種もバラバラ
ちなみに、状態のチェックは3時間と汎用モニターの倍の時間をかけます。
色の調整も個別に
汎用モニターはベルトコンベア式に自動調整でしたが、医療・グラフィック系モニターは1台1台個別に細かく調整を行います。
より精度を求められるモニタはここで調整を
ダミーデーターだけじゃなく、実データも表示
梱包も同じフロアで
しかも1台1台手作業で梱包してました。
ざっとみてきただけでも、医療・グラフィック系モニターがどれだけ気を使って生産されているのがわかります。こんなに気を使って丁寧に作っているからこそ、高性能のモニターが作られるんですね・・・
しかも要所要所は人の手、人の目でしっかりと作られているのがとても印象的でした。
あと、担当の方が彼女たちがEIZOの宝ですと言っていた、言葉が凄いなと。。。これは中々言えないですよ。これだけでもEIZOの製品作りに対する姿勢がよくわかります。
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