富士通の2011年夏モデルは、節電&ジェスチャー機能
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2011年6月9日に「この夏の節電に貢献しよう!富士通FMVタッチ&トライ ブロガーミーティング」に参加して、富士通の2011年夏モデルの説明を聞かせてもらいました。
タイトルにある通り、2011年夏モデルの最大の売りは節電対応なんですが、それ以外にもジェスチャー機能やスマートフォンとの連携など使い勝手の部分での進化もありました。
イベントの流れとは違いますが、レポートとしては次の3つに特化してまとめてみたいと思います。
最後の富士通2011年夏モデルの特徴については、後日モニター機をお借りすることができるらしいので、詳しい内容はあとで書きたいと思うので、今回は簡単なまとめレベルになっています。
富士通の節電対策
一定時間使用しないとスリープモードに入るなど、パソコンの節電対応は以前からありますが、富士通夏モデルで特筆すべきところとしては、「ピークシフト」と「0W(ゼロワット)のACアダプター」があります。
<ピークシフト>
ピークシフトというのは、電力消費が大きくなる時間帯(いわゆる電気使用のピークタイム)になるとACアダプターからの電力供給を止めて、バッテリーで駆動させるようにする仕組みです。
バッテリーで駆動させるため、その時間は電気を使用しなくてもいいとなるので、結果的に節電になります。
ピークシフトはパソコンの設定は必要ですが、この時間に合わせてACアダプターを抜くという作業をしなくてもいいため、余計な手間をかけずに節電効果を得ることができるのがメリットになると思います。
<0W(ゼロワット)のACアダプター>
ACアダプターは通常電源に差しているだけでそれなりに電力を消費してしまいます(いわゆる待機電力)、しかし、この0W(ゼロワット)のACアダプターは電源オフ時や充電が終了したら、電源供給をストップして待機電力を使わないようになっています。
正直これがどれくらい有効かは不明でしたが、説明の資料には消費電力を約59%も低減するとありますから、待機電力のカットは侮れないといえます。
インテル(CPU)の進化(=節電対応)
富士通の2011年夏モデルに搭載されるCPUはインテルの「Core iシリーズ」になっていますが、現行は第二世代と呼ばれているもので、第一世代と比較してもハイパフォーマンス化しつつ消費電力を抑える設計になっています(第二世代はいわゆるSandy Bridge(サンディブリッジ)ってやつですね)。
Core iシリーズの第二世代を搭載!でいいんですけど、折角詳しく教えてもらえたので、重要な部分だでピックアップしてみます。
<新マイクロアーキテクチャー>
第二世代の32nmプロセス・テクノロジーを使用し、アーキテクチャーも新しい設計にすることで「消費電力の削減」を実現
<スマート・パフォーマンス>
処理をあまり行なっていないときは節電モードで動作させ、処理が必要になった時にはCPUをフル稼働させるように切り替えるターボ・ブースト・テクノロジーを採用することで、電力効率と優れたパフォーマンスを両立。
サンディブリッジって、Core iシリーズの第二世代と呼んでいますが、現実的にはマイナーアップグレードじゃなくて、メジャーアップグレードに近いくらいの大幅な改善が行われているんですよね。
あと今まで考えていなかったんですが、なるほどと思ったのがこれ「処理速度が上がればそれだけ作業が早く終わって消費電力になる」
CPUをフルに使うということはそれだけ消費電力が必要になるのですが、「1秒間に使える電力(W数になるかな)」の上限は決まっているわけで、そうなるとあとは「時間」で消費電力の大きさが決まるわけですから、処理時間が短いということは省電力になるってことですよね。
富士通2011年夏モデルの特徴
節電関連はここまでで、最後に富士通2011年夏モデルの特徴をピックアップ。
- ワイヤレスでスマートフォンと自由につながる「F-link」
- ジェスチャー機能
- さくさくメールも打てるスレートPC
- 富士通の電子書籍サービス「BooksV」を準備
- おまけかせポーズ機能
- 長時間10倍ダブル録画
- ワイヤレスTV
タッチ&トライで「F-link」「ジェスチャー機能」を試させてもらいましたが、その設定を行なう上で富士通の担当者でも頭を抱えるなど、問題点というかハードルの高さを感じる結果になってしまいました。
リテラシーの高い人でもそれなりにハマってしまうところを見ると、富士通のコンシューマー製品を購入する層ではもっと難しく感じてしまい、使ってもらえないのではないかという印象を受けました。
この辺の詳細はモニター機をお借りしたときに改めて検証してみたいと思います。
ジェスチャー機能に関してはプレゼンの時に動画を撮っていたので、参考までに公開しておきます。
今年の夏は明らかに「節電モード」に入っていますが、パソコンの場合は蛍光灯の間引きとかエレベーターの停止のように「使わない」という選択はないため、使った上で消費電力を抑えるというアプローチはとても重要だと思います。
パソコンの性能(機能面も含む)はある一定の領域に達していて、メーカーとしても特徴をだしにくくなっているので、新機能でのアピールは難しいんでしょうね。。。
富士通の2011年夏モデルは富士通Web MARTで購入できます。
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