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【EIZO】アフィリエイトイベントレポ:ナナオの色へのこだわり編

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セミナー自体は連続だったのですが、ナナオの歴史が思った以上に長くなってしまったので、レポートとしては分けて書きます・・・EIZOさんによるEIZOの紹介第2弾はEIZOの山口さんによる、ナナオの色へのこだわりについてです。
ナナオの色へのこだわり

ナナオの色へのこだわりでは、EIZOのカラーマネージメントについてお話を伺いました。


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モニター関連規格(国際規格

カラーマネージメントの前に、自分たちが普段あまり気にすることがない、モニター関連の規格について・・・
現状の規格は次の3つ

・メディカルモニター
 医療用画像表示モニター規格

・グラフィックスモニター
 ソフトプルーフ用モニター規格

・汎用モニター
 ビデオインターフェース規格

ナナオの色へのこだわり

規格基準としては、メディカルモニターが基準が高く、グラフィックスモニター → 汎用モニターと基準点が下がってきます。

メディカルモニターはまんま医療機関で使われるので、ドット抜けはもちろんのこと、ちょっとした色むらでも診断を誤ってしまいますから、シビアな基準になるのは頷けます。

通常は、こういった規格に合わせてモニターを製造するらしいですが、EIZOでは規格に合わせるのではなく、規格を作る段階から入り込むような体制を整えているそうです。

もちろん、そのためには関係機関との信頼関係があることが前提ですね。。

カラーマネージメントとは

カラーマネージメントというのは、デジカメで撮った写真、ディスプレイの表示、印刷の仕上がりといった表示の色を統一していくシステムの事です。

デジカメで撮った写真を印刷したときにディスプレイの表示の色と同じようには印刷されない、ということは多くの人がわかっていると思います。

個人的な記録なら多少の色の違いは許されますが、ポスターや雑誌を作っている印刷業界ではちょっとした差が致命傷になってしまうので、表示の色を合わせるカラーマネージメントが必要になってきます。

出力物を使った色合わせも方法論としてはありますが、やはり手間が掛かるのでできれば避けていきたいと思うのが本音の所だと思います。

<余談>
これは、EIZOさんではなく別のパソコンメーカーさんのイベントの時に聞いた話ですが、写真集の撮影やグラビア撮影など屋外で撮影を行う場合は、プリンタを持ち込むことができないため、パソコンのディスプレイでのチェックだけが頼りになるそうです。

そうなると、パソコンのディスプレイのカラーマネージメントがしっかりできていないと、出力時に色が違う・・ってことになります(撮り直しなんて絶対できないですから、かなりシビアな話だといえます)。

カラーマネージメントの策定団体に参画

カラーマネージメントの重要性がわかったところで・・・って実際のセミナーではカラーマネージメントの事には触れていないので、頭に「?」が浮かんでいた人も多かったかもしれませんが・・・EIZOが何をしているのかというと。。。

Fogre Color management Symposium(Germany)
PIA/GATF Color management Conference(USA)
ナナオの色へのこだわり

といった、カラーマネージメントの世界をリードしている団体に参画して、カラーマネージメントの基準策定に協力し、高い評価を得ているそうです。

EIZOの技術力あっての結果だと言えますね。

ちなみに、カラーマネージメントを行うにあったはディスプレイの精度の高さが求められるのですが、EIZOでは次のような基準に対応した製品を製造、販売しています。
ナナオの色へのこだわり
ナナオの色へのこだわり

・数値による客観的評価 
 プロファイル精度
 広色域
 ユニフォミティ
 安定性

・パネル補正・安定化技術
 階調補正
 ユニフォミティ補正
 輝度・色度安定化回路

もちろん販売されている製品すべてに搭載されているわけではなく、現行では「ColorEdge CG243W」だけがすべて搭載されているそうです。

ColorEdge CG243Wは24.1型の液晶ディスプレイですが、価格が188,790円~219,790円(税込)とかなり高額になっていますので、その性能の高さがわかる気がします(同サイズのFlexScan SX2462Wは104,800円(税込)です)。

ColorEdge CG243W ブラック EOD2PTセット

自分の会社が印刷関係もやっているので、プリンタ側のカラーマネージメントの話はよく聞いていましたが、そのレベルだと「ディスプレイの色は信用するな」っていわれることが多く、ディスプレイの信用度は高くなかったんですよね・・・

<補足>
会社のデザインの多くはイラストレーターでデータを作っていくので、表示の色じゃなくて「CMYKの割合(作った色)」の数値が優先されるため、ディスプレイの表示は優先されないんですよね。

これが写真中心になると、ディスプレイの表示が基準になってくるため、対応がかなり変わるという話をたまにします。

<補足終了>

それがディスプレイでもしっかりとカラーマネージメントできるとなると、デザイナーとしても、チェックをするディレクター(立場は色々あるかもです)にとっても作業効率が上がることは間違いないです。

いや、、、正直このお話ディープすぎてついていくのがやっとな感じでした。

でも、、、実際に技術の分野で仕事をされている人の話を聞くとわからないなりにも感じる部分があるのは不思議ですね。

そして、、話せる技術者が居るのもEIZOの奥深さを感じたりもしました(山口さんは上に書いた海外のカンファレンスでもお話をしているそうです)。

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