ジャンクワードの森

ビクターの情熱と拘りの結晶「ウッドコーン」を体験しました

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なんかレポートが遅れ気味になっていますが、2008年12月16日に開催された、“大人のオーディオ”「ビクター:ウッドコーンスピーカー」ブロガーミーティングに参加して「ウッドコーン」作られたビクターのEX-AR3の音の良さを体験してきました。
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ちなみに「ウッドコーン」というのは、スピーカーの振動板に木(ウッド)を使って制作した物で、スピーカーの側を木で作ったものではなりません(ってこれは自分が勝手に勘違いしていました)。

振動板に使われる木はこんな感じ
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このイベントを通じて、ビクターの「音の再現性に拘った作り込み」と「開発者の情熱」と「コストパーフォーマンスの高さ」が木になった、ではなく気になったので、そこについて詳しく書いていきます。

音の再現性に拘った作り込み

ウッドコーンスピーカーには数多くの拘りが詰め込まれていますが、これらの拘りは素材ありきではなく、生で聞いた音と同じ音を再現するために拘りに抜いたものなんです。
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従って、木を振動板に使ったのも「振動板に木を使ったほうが音の再現性が良い」からで、他の素材で再現性のいいものがあれば、そちらを使ったといえます(その場合、ウッドコーンにならないですが・・・)、もちろん木についても、色々な木材を使いその中で一番いいものを使っています。

現状ウッドコーンスピーカーには「カバの木」が採用されています。

この他にも、などすべては生で聞いた音と同じ音を再現するために研究され開発されてきた技術です。

ものつくりの原点を感じる内容で、こういったプロセスで製品開発をしていけば利用者不在の間違った製品は生まれてこないだろうな、と感じました。
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開発者の情熱

一言で「ビクター」といっても、実はオーディオ機器などを製作している日本ビクター株式会社の他にソフトを開発してる、ビクターエンタテインメント、コンテンツを開発してるJVCエンタテインメントなど多くのグループ企業を持つ大会社です。

この「ウッドコーンスピーカー」の開発は当然オーディオ機器を製作している日本ビクターの管轄なのですが、前にも書いたように生で聞いた音と同じ音を再現するためには、実際の音源作りのところからコミットしていかなければなりません。
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同じ企業でも部署間の意思疎通にはパワーがいるのに、グループ会社とはいえ別会社(実際はビクターエンタテインメント)と仕事をするのはかなりのパワーがいる作業です。

しかし、今回説明をしてくださった日本ビクターの今村さんと、ビクターエンタテインメントの高田さんはそんな壁も関係無しに、がんがん意見をぶつけあって最高の製品を作り上げました。しかもウッドコーンスピーカーのためのCDを作る熱のいれようです。

ここね、、、文章にするとちょっと上っ面っぽいんですが、実際にお二方のプレゼンを聞いていると、苦労もしているけどそれ以上の思い入れをもって仕事をしてきたことがホント伝わりました。特に今村さんはちょっとお酒を足すと一晩中でも語ってくれそうな勢いでしたよ(笑

良い製品ができる時って必ずこういった情熱のある開発者がいるもんなんだな、と改めて感心しました。
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コストパフォーマンスの高さ

ここまで製品のことを主に見てきましたが、一番のインパクトはなんといっても、ウッドコーンスピーカーの販売価格。これだけの拘りをもって作ったものなのですが、なんと79,800円!!(実売はもっと安い)

説明と音と聞いていて、10万円後半の価格を予想していただけに、79,800円という価格はホントに驚きました。これだけの安価で提供できると言うことは、部材へ拘りと価格とのトレードオフを最良のバランスで整えることができた証拠だと思います。

拘りの製品とといのは、(開発者の)拘りをそのまま価格に載せる傾向にあって、高価になることが多いのですが、ウッドコーンスピーカーはそういったことをせず利用者に向いた製品だと言えます。

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3つのポイントをまとめると、この製品はユーザーのニーズ(性能、価格etc)をしっかりと捕らえた上に、開発者が拘りを載せることのできた製品だといえます。

ビクターのスタジオをお借りして、最高の音を聞かせていただける体験をご用意いただいたビクターさん、毎度セッティングをしていただいているアジャイルメディアの皆様に、感謝を申し上げたいと思います。
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ウッドコーンスピーカーについてより詳しく知りたい方はウッドコーンオーディオシステムのサイトをご覧ください(今回説明してくださった今村さんも動画で登場しています)

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