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無電化地域に"あかり"を送ろう! エネループの輪・ミーティング

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2009年9月15日にいつもお世話になっている、アジャイルメディア・ネットワーク主催の「さあ、eneloopの輪に入ろう。」 社会貢献をあなたと考える、エネループの輪・ミーティング」に参加してきました。
エネループ

前回のエネループランプの時と違って、今回はサンヨーさんの取り組みを見せてもらいました。


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無電化地域というのは、電気が通っていなくて夜になると電気による灯りの恩恵を受けられない地域の事です。

日本にいるとまさかそんなところがあるのか?という感じになりますが、世界で無電化地域に暮らしている人は「4人に1人」だそうです。まさにまさかの割合ですね。

で、、無電化地域の人は灯りをどうしているのかというと、ケロシンランプという灯油を使って火を灯すアルコールランプのようなものを使っているそうです。これがまた匂いがキツイ、事故が多いと決して安全とはいえない代物らしいです。

それでも、そんな危険な灯りを頼りに仕事をしたり、勉強をしたりしている人が沢山いるのも事実のようです。そんな無電化地域に”あかり”を送ろう! というのが現在サンヨーさんが取り組んでいるプロジェクトです。

プロジェクトのターゲットはウガンダ

なんか、いいタイトルが思いつかなかったので、変な感じになってしまいましたが、ウガンダに”あかり”を送ろう!となったのはちゃんとした意味があって、決してサンヨーさんが功名心で仕掛けたわけではありません。エネループ ランタン ウガンダ

サンヨーとウガンダのつながりの発端は、2006年10月にウガンダの副大統領がSANYOの大規模太陽光発電施設「ソーラーアーク(岐阜羽島)」を見学したことです。
エネループ 

その後、ウガンダの副大統領から1通の手紙が送られてきました。その手紙にはウガンダにおいて太陽光発電の必要性が書かれていました。というのもウガンダは都市部でも電化率が40%、地方に行くと4%になっているそうです。

しかも、電力のほとんどを「水力発電」に頼っているため、乾季になると必然的に電力が不足してしまい、計画停電もしばしば行われます。そんな状況に地元の人はかなり慣れてしまっているそうです。

そんな繋がりの中から、サンヨーではエネループランタンという製品を開発し、ウガンダに送るべくプロジェクトを立ち上げました。それが、「エネループの輪に入ろう!」というキャンペーンです。

エネループランタンが送られる仕組み

エネループの輪に入ろう!に登録した人達が、サイト内で様々な活動を行うことでポイントが貯まるようになっていて、そのポイントが10万ポイント貯まるごとに、エネループランタン250台が灯りのない村に送られます。

金銭的な援助による支援ではなく、人が何かのアクションを起こすことで支援できるようにしたのは、意識を高く持って欲しいというサンヨーの考え方からきているそうです。

確かに、購入金額の数%が支援に回ります・・・って言われてもなんとなくピンとこないですが、特定のサイトに入って活動をすることは、より積極的な支援体制になると思います。

ちなみに、もう既に10万ポイントが貯まり、ウガンダに250台のエネループランタンが送られたそうです。

エネループランタンはこれ

会場には実際にウガンダに送られたのと同じカラーのエネループランタンが置いてありました。
エネループ ランタン

形状は円筒形で、四隅にヒモを通すことのできる穴がついています。これがあることで木と木の間などにぶら下げて使うこともできるようになります。
エネループ ランタン

ボタンは、この黒いボタン一つのみ。長押しでスイッチオン、オフ、輝度(ハイorロー)を切り換える事ができます。エネループランプもそうでしたが、実用的かつシンプルに作る発送はさすがサンヨーという感じがありますね。
エネループ ランタン

充電はこのソーラーパネルを普通のコネクターでつないで行います。過酷な環境にもっていくことを考えるとちょっと柔な感じがしますが、大丈夫なんだろうか・・・ちなみに、充電中はランプは点かない仕様になっているそうです(まあ当然ですね)。
エネループ ランタン
エネループ ランタン
エネループ ランタン

会場で、灯りを消してエネループランタンだけにしてみましたが、周りの人の顔がしっかり判別するくらい明るく光ってくれます(ウガンダのように漆黒の闇にはなっていませんが、明るさは十分わかります)。
エネループ ランタン
エネループ ランタン

まとめ

無電化地域に支援をする・・・そんなことは企業のイメージアップのポーズじゃないか?と思った人もいるかも知れませんが、自分はセミナーの最後の方でサンヨーの方が「灯りだけを提供しても意味がないんじゃないか?」という質問に「確かにそうだが、まずはサンヨーができることをやっていく」

と答えていたのを聞いて、サンヨーとしては自分たちの強みをしっかりと理解し、身の丈にあった支援をしていこうとしているのだな、、、とちょっと感動してしまいました。

単にイメージアップを考えるなら、より大きな目標を掲げ、多くの人を巻き込んで結果の出しにくいことをやってしまうことが多いですが、現状のサンヨーの取り組みであれば大きなムーブメントはなくても、着実に裾野が広がっていくような気がします。

レポートで触れることができませんでしたが、実際にウガンダに行き現地の様子を聞かせてくださった井上監督には、グループディスカッションでも重要な気づきを与えてもらうことができました。ありがとうございました。

Nextもったいない、何になるかはわかりませんが、必ずムーブメントは来ると思います。その時に自分に何ができるのか・・・しっかり考えておかないといけませんね。

最後に、現状の会社の取り組みを包み隠さず真摯に話をしていただいた、サンヨーの社員の皆様、貴重なお話をありがとうございました。エネループの輪、積極的に参加させて貰います。

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