WebARENA サイトアドバンスがいい感じ(Web制作側として)
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NTTPCコミュニケーションズが運営しているレンタルサーバーサービス「WebARENA」の新プランとして「WebARENA サイトアドバンス」が2016年1月21日(木)にリリースされました。
「WebARENA サイトアドバンス」はよくあるWeb制作の悩みを解決!と題されている通り、Web制作をする会社が持っている悩みを解決してくれる機能が充実しているのが特徴となります。
一部有料オプションもありますが、サービスを見ていて「これはいいな」と感じた部分が次の3つ。
・1アカウントで3タイプのWebサーバーが使える!
・サイト制作支援機能
・Web改ざん検知サービス
それぞれ少し詳しく見ていきます。
1アカウントで3タイプのWebサーバーが使える!
「WebARENA サイトアドバンス」ではサーバのタイプとしてこの3つが用意されています。
・WPWeb
・ReadOnlyWeb
・標準Web
「WPWeb」
WordPressを快適に使えるよう「WPWeb」には、独自のサーバーシステムチューニングを施し、高速環境を提供したWordPress専用のWebサーバー。
「ReadOnlyWeb」
「ReadOnlyWeb」に設置したCGIによるファイル書き込み処理(作成・編集・削除)を禁止した環境で、CGIの脆弱性を突いた攻撃からコンテンツを守ることが可能。
「標準Web」
開発言語はPerl, Ruby, Python, PHPに対応しているので、フルスクラッチで作成したオリジナルWebアプリやCMSを使ったホームページが作成可能。
WordPressに特化してチューニングされたレンタルサーバーも増えてきていますが、CGIの書き込みが禁止された「ReadOnlyWeb」を準備しているあたりがWeb制作側としてはセキュリティ面での不安解消に繋がると思います。
※WordPressなどCMSを使わないサイト制作の需要もたくさんあります。
そして、この3つを組み合わせて最大で6つのサーバを設置できるようになっています。
このあとのサイト制作支援機能で、コピー機能同じ環境を紹介しますが、同じサーバの中に同じ環境を作ることもできるため、「開発・テスト・本番」といった制作時のプロセスによって環境を準備することが可能になっています。
サイト制作支援機能
サイト制作支援機能としては次の2つが用意されています。
・サイトコピー機能
・テンプレート作成機能
「サイトコピー機能」
サイトのコンテンツを丸ごとコピーして、サイトを複製する機能で、テストサイトから本番サイトへの複製も、ボタン一つで実行可能。ファイルのアップロードミスなどのヒューマンエラーを確実に防ぐことができます。
「テンプレート作成機能」
サイトのコンテンツを丸ごと圧縮ファイルにしてサーバー上に保存機能で、CSSの初期設定などベースとなるコンテンツをテンプレート化することで、サイト構築の時間を短縮することが可能になります。
Web改ざん検知サービス
Webサイトの改ざんの有無を定期的に確認し、安全確保を継続的に支援するセキュリティサービス。
ベースのセキュリティが高いので、改ざんが起きる可能性は低いとは思いますが、それでも何が起こるかわからないのがWebの世界ですし、請け負っている仕事であればより安全性を担保したいところなので改ざん検知は欲しい機能ですね。
なお、金額は「5ページまでを1回/1週」であれば無料ですが、ページ数&診断頻度を増やしたい場合は別途費用が発生します。下に表をつけますが、100ページで月額2,000円(税抜)であれば、費用対効果も悪く無い感じはあります(ブログでなければ1,000ページ超えのサイトはそんなに多くない気がします)。
メニュー | 診断ページ数 | 診断頻度 | 初期料金 | 月額料金 |
---|---|---|---|---|
Web改ざん 検知サービス |
5ページまで | 1回/1週 | 0円 | 0円 |
100ページまで | 1回/1日 | 2,000円 (税込 2,160円) |
2,000円(税込 2,160円) | |
300ページまで | 5,000円(税込 5,400円) | |||
1,000ページまで | 4回/1日 | 15,000円(税込16,200円) | ||
2,000ページまで | 30,000円(税込32,400円) | |||
4,000ページまで | 60,000円(税込64,800円) |
使用上の注意
よくあるWeb制作の悩みを解決!
というだけあって、機能面でもかなり考えていて、しかも月額費用が3,500円(税抜き)と手を出しやす価格になっているのはとて魅力的です。
ただ、、、、
ほかのレンタルサーバーと比較した場合、以下の2点だけは注意したほうがいいというか、ここが気になる場合は選択から外したほうがいいと思う部分です。
1、ディスク容量が50GB
2、ドメイン設定が煩雑
ディスク容量は、標準で50GBと他サーバと比較すると若干容量が足りない感じはありますが、Webサイトの運用だけであれば必要十分だと思います。
なお、ディスク容量は10GB単位で最大100GBまで増量可能です。その場合10GBあたり月額費用が400円(税抜)が別途必要になります。
次のドメイン設定ですが、マニュアルを見る限りだと、サーバごとにドメインを設定する雰囲気になっているものの、詳細がイマイチわかりづらい印象がありました。
登録してコントロールパネルを見れば印象が変わるかもしれませんが、1サーバに複数のドメインを設定してたり、サブドメイン運用をバンバンやっている人にとっては、設定が煩雑になっている感じです。
企業向けサイトを制作して、1ドメインで運用するのであればドメイン設定は煩雑にならないので、気にならないかな……とは思います。
一応気になる点を上げてはみましたが注意点はそんなにクリティカルな感じてもないかな。
Web制作を行なっていて、使い勝手がよくメンテナンス性も求めるようなレンタルサーバーを探しているのであれば要チェックのサービスではないでしょうか?
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