PENTAX K-S2はRAWファイルとJPEGファイルを同時に保存が可能
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購入してから仕事が忙しくなってしまい、活躍の機会が少なかったPENTAX K-S2ですが、遅めの夏休みをもらえたのでちょっとずつですが触れるようになりました。
初めてのデジイチではないため、機能面については後々「作例」的な感じで公開できればと思っているのですが、新しくデジイチを手にしたらやっておきたかった「RAWファイル保存」のところから。
やっておきたかった、、、、
とか言いながら改めて確認したら、これまで普段使いとして持っていた同じくPENTAXのMX-1でも「RAWファイル保存」が可能だったので、PENTAX K-S2ならではなかったですね(笑
コンデジの系譜ではできないという先入観は良くないですね…
という反省はいいとして、PENTAX K-S2での「RAWファイル保存」の方法と自分が実際に行った設定についてお伝えしたいと思います。
RAWファイル(RAW画像)とは?
設定の前に、RAWファイル(RAW画像)が何なのかについて簡単に確認しておきます(完全にWikipediaからの引用)。
デジタル一眼レフカメラやミラーレス一眼カメラほか、高級デジタルカメラで記録可能な画像形式。
デジタルカメラでは一般的に「写真」としてJPEG画像を生成するが、RAW画像はJPEG画像を生成する元となる「生」の画像データである。
ある程度の写真知識がある(プロフェッショナル、ハイアマチュアなど)ユーザーが、露出、コントラスト、ホワイトバランス、カラーバランス、明度、彩度などの補正や加工、ノイズや歪曲など除去をパソコン上で思い通りに行ないたいという要望に応え、カメラメーカーが用意している機能のひとつ。
加工と鑑賞には専用のソフトウェアが必要になる。
JPEG画像自体が圧縮された形式の画像で、そのJPEG画像を作るもとになっているのが「RAW画像」ということになります。データ容量は大きくなりますが、その後の加工の幅が広いことが特徴といえます。
前回の東京ブロガーミートアップで、sayaさん(@saya2926)がLightroomを使った写真加工の説明をしてくれましたが、Lightroomで写真を加工するときにはJPEG画像ではなくて、RAW画像を使うのが基本となります(正確には加工ではなくて現像という表現が正しいようです)。
PENTAX K-S2の記録画像設定
なんか難しくなってきましたが、ここからPENTAX K-S2での記録画像の設定方法になります。
1、電源を「ON」にし液晶横にある「MENU」ボタンを押す
2、十字キーの「下」を押してカメラメニュー1の記録設定を選択
3、十字キーの「右」を押して設定画面に移動
4、記録形式を選択し十字キーの「右」を押して記録形式を表示
5、十字キーの「下」を押して「RAW+」を選択し「OK」を押す
これで、シャッターをおした時に「RAW画像」と「JPEG画像」の2つを保存するようになりました。
正直このままでもいいかなと思いますが、メインの画像編集を「RAW画像」で行うということはもうひとつの「JPEG画像」はサブ的なものになるため、あまり高画質で残す必要がないといえるので、トータルのファイルサイズを抑えるため「JPEG画像」の記録サイズを小さくするようにしています。
なお、PENTAX K-S2の「JPEG記録サイズ」は以下の4パターンあります。
L :5472×3648px
M :4224×2816px
S :3072×2048px
XS:1920×1280px
縦横比は3:2ですね。
容量を考えると一番小さい「XS(1920×1280px)」になりますが(通称FHD+か)、横幅が1920pxではちょっと心細い-PAW画像があるけど、現像する時間がないこともあるし-と思ったので、「S(3072×2048px)」で保存するようにしています。
RAW画像の形式は「PEF」か「DNG」か?
RAW画像とJPEG画像はそもそもが違うのでわかりやすいですが、PENTAX K-S2では同じRAW画像でも保存形式に「PEF」と「DNG」の2つが選択できるようになっていて、ここがまたわかりにくい…
2つのファイル形式の違いを簡単にまとめると
・PEFファイルはペンタックスの独自形式
・DNGファイルはアドビが開発した画像ファイル
色々と調べると元々RAW画像はカメラメーカーが独自に開発した形式で保存していて、互換性が無かったところにアドビが統一フォーマットとしてDNGファイルを開発したそうです。ただあまり普及はしていなくて各カメラメーカーは依然として独自形式を採用しているとのこと。
ということはPENTAX製品ならPEFファイルで保存するのが最適といえますね。
ただ、、、、、、
ここから先がまたやっかいで、PEFファイルを現像できるのはカメラに付属されているソフト(Digital Camera Utility 5)を除くとアドビのLightroomぐらいしかないんですよ。
しかも、Lightroomも「5.7.1」では対応していなくて、Lightroom CCでやっと対応しているという状況でした。この辺は別途まとめますけど、独自形式のため対応にはタイムラグやバージョンによる違いも大きくあるようですね。
で、迷ってはみましたけど、Photoshop CCを使いたい関係で、アドビさんには毎月お布施をしていてLightroomのCCもインストール可能だったので、自分の場合はPEFファイルで保存するようにしています。
新しいカメラを手にするとカメラの機能だけではなくて、ファイル形式はもちろん周辺のソフトウェアの状況とか、色々と勉強しないといけなくなるのは大変ですけど、それもまた面白かったりします。
早く時間を作って撮影に行きたい…
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