フォントメーカー「モリサワ」の2013年カレンダーが恐ろしくクオリティが高かった！

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本業の方でお付き合いのあるフォントメーカーのモリサワさんから、年末のご挨拶をいただくとともに2013年のカレンダーをいただきました。

カレンダーをいただくのは今年が初めてなんですけど、このクオリティの高さが半端なくて、担当の方に無理にお願いして会社用とは別に自宅用にもいただいてしまいました（職権濫用ともいいますね^^）

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カレンダーはフォントメーカーらしく「文字」にこだわって作っているそうですが、今年の題材は「万葉集の字。」
ということで、12ヶ月分全て本物の万葉集、しかも国宝または重要文化財になっている名品をスキャンしたものが使われています。

さすが全部を見せるわけにもいかないので、自分の誕生日の6月（水無月）だけ、紹介します。

6月に使われているのは「万葉集抄断簡（久世切）」伝世尊寺（藤原）伊経筆（手鏡『藻塩草』所収）の国宝です。残念ながら作者は不明となっています。

その他のこだわりとして、用紙の背景文様に「七宝花菱」「霞」「槍梅」などの和の文様を特殊な印刷技術を使い毎月ごと別のものが印刷されています。
ちなみに6月は「光琳水」というもので、これは尾形光琳が描いた水流を模した文様だそうです。

この辺の薀蓄をなんで知っているかというと、モリサワのカレンダーには本体の他に万葉集の内容と文様の説明が書かれた「鑑賞の手引」がついているからです。上の説明文もすべてここから引用しました^^

販促品ともいっていいカレンダーにここまで力を入れているところってあまりみかけないですよね。