感想を書いていて、なぜか3作品とも「次回作」のキーワードが^^
シリーズ作は「楯岡絵麻シリーズ」のみですが、主人公のキャラが連作向きに見えたのは事実です。
1冊目は神護 かずみさんの「ノワールをまとう女」
主人公は企業の社内外のトラブルシューターとして暗躍する西澤奈美で、大手医薬品メーカーのトラブルの火消しに動いていくなかで、信頼している人間の裏の顔を見てしまう展開に。
前半の種まき部分では、内容的に若干詰め込みすぎなのと、タイミングが良すぎる感はありましたが、後半に入り伏線の回収が進み、不透明なところがクリアになる流れは読み応えありました。
続きがあれば読みたいですが、展開的には難しいかなと。
2冊目は佐藤青南さんの「行動心理捜査官・楯岡絵麻 vs ミステリー作家・佐藤青南」
ドラマ化もされた、行動心理捜査官・楯岡絵麻シリーズにまさかの作者登場。
佐藤青南さんも「キネシクス」の使い手という設定で、読み合いが完全に打ち消された中での展開は少し回りくどく感じましたが、オンラインサロンの展開や、出版業界の裏のような話もあり、読んでいて面白かったですね。
ただ、楯岡絵麻シリーズとしてみると、犯人が意識的にコントロールしているというよりも、周りが勝手に動いていてしまう「仕掛け(装置)」の意味合いが強くでてしまったのは残念な部分です。
ラストで実行役だった広瀬が週刊誌の記者を名乗る男に「楯岡絵麻に復習したくありませんか」と声を掛けられあたりは、次回作への布石にはなっていますが、どうなるのでしょう。
3冊目は加藤実秋さんの「ゴールデンコンビ 婚活刑事&シンママ警察通訳人」
タイトル通りで、婚活中の刑事白木直哉とシングルマザーでブラジルからの帰国子女の幾田アサ(バツ2)が在日ブラジル人たちが絡む事件を解決すべく奔走する物語。
バラバラ殺人事件が根底にはありますが、主人公二人の掛け合いがメインのコメディ作品といえます。ただ通訳の場面をある意味丁寧–ブラジルに先住民の言語多く残されていてそこが事件の鍵になっている–に書いてしまっているため、物語の進みが遅く感じるのは残念なところでした。
白木刑事の軽率な言い回しにアサが突っ込む場面は、作者らしい観点で「今そこ突っ込むか」と笑いながら読んでいました。コンビ的には別の展開も面白そうですが、アサが「ブラジル語通訳」に特化しすぎている点でハードルが高いようには思います。
]]>
1冊目は喜多喜久さんの「青矢先輩と私の探偵部活動」
2冊目は相沢沙呼さんの「雨の降る日は学校に行かない」
3冊目は五十嵐貴久さんの「セブンズ!」
1冊目は新川帆立さんの「元彼の遺言状」
弁護士の剣持麗子は、結婚を持ち込まれた彼氏を振り、仕事も思うようにいかず–いずれも彼女の我の強さが元凶–にいたところに、元彼(森川栄治)が「僕の全財産は、僕を殺した犯人に譲る」という遺言を残して亡くなったことから物語が回りだす。
亡くなった栄治は病床に伏していたため、冒頭は「犯人を仕立てる」方向に向いていますが、様々な情報が出てくるとともにもしかして本当に殺されたのかも……と動いていきます。ミステリーとしての盛り上がりもありますが、なによりも主人公の麗子が自らの信念のためなら真っ直ぐに行動する姿が素晴らしいですね、
また、著書本人が弁護士として勤務されているので、遺言書の有効性など法律的な部分もしっかり書かれているのもポイントです。
2冊目は大山敦子さんの「猫弁と星の王子」
吉岡秀隆さんの主演でドラマ化もされた猫弁シリーズの第6弾の本作は、第2シーズンスタートとなります(前作から6年ぐらい空いたんですね)。
猫弁の百瀬太郎のプライベートも大きく動いたあとの物語で、プライベート話もありますが中心となるのは、入学金詐欺にあった正水直と相続絡みで百瀬に相談に来た関家の(正確には実家)死なない猫となります。
一般的な弁護士では引き受けないような内容でも百瀬は真摯に対応する姿勢は相変わらずですが、今作においては2つの事件(事象ともいえる)が後半になって繋がっていく流れはいい仕掛けとなっています。
犯罪がベースにはなっていますが、根っからの悪人がいないのも猫弁シリーズらしいところです。
3冊目は櫛木理宇さんの「灰いろの鴉 捜査一課強行犯係・鳥越恭一郎」
サブタイトルにある通り、主人公の鳥越恭一郎は、捜査一課強行犯係の刑事です(ただし、警視庁ではなく架空の県警の所属)。
老人ホームの『ジョイナス桜館』で発生した殺傷事件から物語がスタート、単純な無差別殺人事件に見えてはいたものの、被害者となった男性の父親が32年前に事件に巻き込まれていたことも発覚し、複数の事件が絡んだ複雑な構造になっていきます。
主人公の鳥越恭一郎と相棒となった伊丹との関係、また、事件の鍵になる人物たちとの過去の関係性など時間軸を遡ったなかでの重なりも丁寧に描かれていることで、犯罪を犯した側だけの問題ではないことも示唆している点は櫛木さんらしいといえます。
]]>読了数を書いているからでもないですが、一定の冊数を読めている現状は悪くないと感じていますので、継続していければいいのかなと。
1冊目は、望月麻衣さんの「京都寺町三条のホームズ 6 ~新緑のサスペンス~」
「京都寺町三条のホームズ」の第6弾。
平行線が続いていた、清貴と葵が付き合うことを決めたあとに動き出す物語ですが、恋愛については相変わらず進みが遅いですね。
今回の物語の中心になるのは、以前別の事件で知り合った探偵の小松から行方不明になった娘を探してほしいという依頼と、仏教関連の美術品(共通項あり)の盗難事件の2つで、この2つが最後のところで結びついていきます。
鑑定眼の要素は少し少なめに感じますが、恋愛要素が濃くなりつつ、人と人の関わりあいについての話が多くなり、謎解きにも閃きだけではない内容も深くなっているので、楽しく読めました。
この記事を書いている時点でシリーズとしては、17巻まで刊行されていので、まだ約1/3ぐらいなので先は長いです……
2冊目は、長沢樹さんの「月夜に溺れる」
主人公となる真下霧生は神奈川県警の生活安全部に所属する女性ですが、父親が違う二人の子供の母親(離婚も2回)で、未だに恋愛体質が抜けきれていないという、中々破天荒な人生を歩んでいますが、子供への愛情は忘れていないところもポイントになりますね。
元夫2人も刑事で、一緒になって捜査をしていくのですが、真下の巻き込まれた体質、恋愛体質の要素が強すぎきらいがあり、その分捜査の進め方に「無理」を感じてしまうのは残念な部分も否めません。
キャラクターとしては面白いですし、元夫を含めた捜査陣の割り切り具合のさじ加減もいいので、犯罪者に溺れない強さを身に着けた真下霧生が活躍する物語も見てみたいとは思います。
]]>
1冊目は、加藤実秋さんの「メゾン・ド・ポリス6 退職刑事と引退大泥棒」
高畑充希さん主演でドラマ化もされたメゾン・ド・ポリスの第6作目で、完結編(といっても、終わり方的にリスタート編もありそうな雰囲気)。
今作で牧野ひよりとメゾン・ド・ポリスのおじさん軍団が対峙するのは、小さな子供を誘拐し、身代金として「ブラックダイヤモンド」を要求してきた集団ですが、その裏には30年以上前に盗みを重ねていた窃盗グループの「忍び団」の元リーダーとの関わりもあり、元刑事たちが関わった「過去の事件」も関わってきて……
救出劇のところで、元刑事たちはともかく、元忍び団の面々の腕が鈍ってなさすぎのところなど、少し出来すぎ感はありましたけど、過去との関わりとか人が人を思う気持ちとか上手く繋がっていて、読了感は良かったです。
これで完結となると少し寂しい感じがありますね。
2冊目は、原田ひ香さんの「三千円の使いかた」
「人は三千円の使い方で人生が決まるのよ」(祖母琴子談)
御厨家の女性3世代がそれぞれの人生の(結果としての)ターニングポイントで、お金の貯め方、使い方についてを連作で綴った物語です。
すべてのタイミングで金額が「三千円」ではないですけど、お金についてそれぞれが真摯に捉えて、悩みながら向き合っていく姿をみていて、自分自身のお金に対する姿勢を見直したくなりました。
ということで、まずは固定費の見直しでもしましょうかね。
]]>トライクは3輪車なので、法律上はヘルメットも不要(実際には必須)で、安定感のあるのが特徴なので、気軽に乗れそうだったこともあり、購入を決定しました。
製造元もブレイズからもオンラインで購入可能でしたが、その後のメンテナンスとかちょっとしたことを聞きたいときに近場のほうがいいと考えて、販売店のなかで埼玉県のSequencEnergy株式会社(シークエンスエナジー)さんに連絡して購入を進めていきました。
11月半ばに問い合わせを行い、当初はBLAZE EV TRIKEの基本セット(本体と標準バッテリー(12Ah))に加えて、「追加大容量バッテリー(30Ah)」と「専用大型ラック」も合わせて購入を検討していましたが、シークエンスエナジーの山本社長に『大きな金額を先に払わずにミニマムで乗り出して、必要性を感じたら追加したほうがいい』とアドバイスをもらいました。
確かに同時購入で価格が下がるわけでもなく(と思ったら値上げがありましたけど)、実際に使ってみないとわからい部分もありますし、大型のラックについては構造がわかれば自作も可能–そっちのほうが面白いという気も–だと考えて、基本セットのみ発注しました。
ちなみに、試乗のお誘いも受けましたが、土日しか時間が取れないこともあり、試乗後に決定すると時間がかかってしまうこともあり、試乗は断念して情報のみで購入をしています。
気になる費用は……
ベタでは書けないので、項目だけ整理しますと大きく分けて次の3つ
・車両本体価格
・登録費用(ナンバー発行含む)
・陸送費(製造元のブレイズからシークエンスエナジーまで)
これに加えて自賠責保険の加入が必須で金額は年数によって変わりますが、5年でも13,980円でした。
自賠責保険の区分は「原付(原動機付自転車)総排気量125cc以下」で、セブンイレブン他、ファミリーマート、ローソンなどコンビニでも申し込みと支払いができるので、予想以上に簡単でした。
【発注から納品まで】
2021年12月5日:本体価格+諸経費等を振り込み。
2021年12月6日:入金確認の連絡もあり納品待ち。
2022年1月19日:登録に関する書類が郵送されてくる。
2022年1月20日:登録に必要な書類を返送、山本社長からも連絡があり会話してます。
2022年1月24日:登録完了の連絡があり、納車日の調整を行う。
2022年1月29日:無理を言って土曜日に時間を作ってもらい、納車(正確には受取)。
年末年始を挟んでることもあり、納期イメージとしては難しいところですが、入金から2ヶ月かからず納車されたので、時間的には割と早いほうだと言えますね。
実際に乗ってみた感想とか、(多分やるであろう)カスタマイズとか、EV TRIKEの置き場所についてとか色々ありますが、それは別途書くことにします。
奥さんにも『新しいおもちゃを手にして、楽しんでいる』と、とりあえずは否定的な意見はでなかったので一安心しつつ、安全運転を心がけてEV TRIKEライフを楽しみたいと思います。
余談ですけど、EV TRIKE用の車庫も作ってしまいました^^
1冊目は一條次郎さんの「動物たちのまーまー」
風変わり–という表現では物足りないか–な動物たちが登場する、不条理で混沌とした世界観が舞台の短編小説です。
なかでも良かったなと思ったのは「テノリネコ」と「ベイシー伯爵のキラー入れ歯」の2作品。
「テノリネコ」はその名の通り手に乗る大きさのネコが登場するのですが、こいつがなぜか「騒音にさらされると大きくなる(それも際限なく)」という性質をもっていて、それを社長から預かってた<わたし>だったが、普通の家で飼えば確実に大きくなって……
ととんでもない設定で進んでいくのですが、<わたし>と友人のユージーンはどんどん大きくなっていくテノリネコに手を焼き、社長のところを目指すのですが、道中も色々とおきますが、最後のオチもまたひねりが効いています。
「ベイシー伯爵のキラー入れ歯」は吸血鬼の本場トランシルバニアを追われ、吸血鬼にも関わらず工場の夜勤で細々と暮らしているタキシードが主人公の話。なぜに吸血鬼が工場勤務?という疑問から入り、虐げられている立場を切々と書きつつ、らしい逆転劇もありなにげにスッキリしてしまう話でした。
2冊目は喜多喜久さんの「科警研のホームズ 絞殺のサイコロジー」
科警研のホームズシリーズの第3弾、前作までは本郷分室の三人の研修生が物語を綴っていましたが、今作では、研修生で残った北上氏と、それぞれ別の意思の元集まった2名の大学4年生の松山と藤生の3名が物語進めていきます。
舞台が科警研の本郷分室から寄附講座の「科学警察研究講座」に移っていて、登場人物も若返りをしていますが、未解決事件を科学の力で再捜査、最後に土屋准教授が閃きで解決、の流れは踏襲しています。
若手が入ったことで、少しは指導に積極性がでるかと思った、土屋准教授ですが、助手となった北上氏を指導者として前面にだして積極的には関わらず。
もっとも指導者(会社的には上司)が自分の意見をゴリ押しして、混乱を生むよりは各個人に考えさて解決策を探らせるやり方はいいと思います。ただ扱っているものが殺人事件とか内容が重ためなので、大学生にはハードルが高いようには感じます。この辺はフィクション感が強いですが、二人の成長物語として考えると悪くないですね。
3冊目は木崎ちあきさんの「マネートラップ」
福岡でしがない詐欺師をしている大金満は、詐欺でヘマをして氷室准也と名乗る人物に脅され、仕事を手伝うハメに……。
というところからスタートする本作ですが、序盤で氷室准也は偽物で、実はお金持ちの御曹司キム・ムヨンだったとわかるところから本格的に物語が動き出します。
詐欺師と御曹司の凸凹コンビが、詐欺師たち(主人公以外ね)を追い込んで被害にあった金額を取り戻すのが骨格となっているのですが、キムは採算度外視で動いているため、騙すときのお金のかけ方が半端ないのが現実離れして逆に面白いんですよね(富豪刑事を思い出す)。
最後のところでは、ヒューマンドラマも入ってきて、厚みが感じられるところもよいです。
]]>1冊目は、乾くるみさんの「ジグソーパズル48」
私立曙高等学校が舞台の6篇からなる連絡短編集と体裁ですが、実際には各短編で登場人物が総入替えになるため、「場と校則等の舞台装置」のみ継承されているため、連作感はあまりなかったですね。ただ自分では気が付きませんでしたが、登場人物がAKB48のメンバーの名前のアナグラムになっているようです。「鹿嶋田春(かしまだはる)→しまだはるか(島田晴香)」とか。
そういった意味で繋がりはなくはないのか^^
短編単位でみると、ラッキーセブンと3つ涙は終わり方がシュールで、ミステリというよりはショートショートの雰囲気があり、読後感が良かったですが、偶然に十字架、ハチの巣ダンスは設定が複雑過ぎるきらいがあり、文章(一部挿絵もあるが)で読んでいても想像が難しくてついていききれない部分が多かったですので、全体としてはまとまりを欠いた印象です。
内容もそうですが、登場人物の多さと難読漢字がほとんどで、ストーリーがしっかりと入ってこなかったのも残念は要素となっています。難読漢字を使用する作家さんは他にもいて、確認しながら読むこともありますけど、長編を通してならともかく、短編ごとに変わると混乱しますね^^
登場人物の名前の設定のほか、無理やりAKB48に寄せすぎたのがちょっと無理があったのかな……
2冊めは、柚月裕子さんの「検事の信義」
「検事の信義」は佐方貞人シリーズの4作目で、佐方の検事時代の短編集(短編が続いた)なんですけど、実はこの佐方貞人シリーズは2014年に「検事の死命」を読んでいましたが、完全に失念していたシリーズです。ただ、過去作品の内容が抜け落ちていても、十分に読み応えのある作品でした(読んでない2作品も読みたいです)。
短編全体を通しているのは主人公の佐方貞人の信念でもある『罪はまっとうに裁かれなければならない』に対して、自分の立場をも無視して実直に突き進むことで、世の中にある矛盾を浮かび上がらせるところですね。
逆に主人公以外の登場人物は、犯罪を行いつつも「別の目的」を持っていたり、検察、警察の中でも犯罪者を利用して立場をよくしようとするような「狡猾な手」を使うも人も多く、その対比も大きなポイントになっているように感じました。
この作品だけみると「99.9-刑事専門弁護士」風な印象を少なからず受けましたけど、映像で見ているものに影響されているのが大きいのかなと^^
あと孤狼の血の日岡刑事が登場した場面では、いい感じにコラボしたなと、ひとりごちていました(声には出しませんが)。
]]>
以前だったら移行手順をまとめて……なんてことを書いていたところですが、ブロガー的感覚から離れすぎていたこともあり、メモすら取らずに勢いで移行してしまっています^^
後出しですが、エラー画面だけはスクリーンショットを取りました(移行後なので元サーバのIPアドレスをhostsに書くとか面倒なことをしましたけど)。
移行先はタイトルに書いた通り「wpX Speed」ですが、これは新規契約したものではなくて、別サイトの蹴球ブログで使用しているものです。蹴球ブログは趣味全開のものだったので、マネタイズ系とは分けていましたが、マネタイズもできていないので集約の形になります。
「wpX Speed」はWordPress専用と謳っているだけあって、WordPressの設定について管理画面から簡単に行えるので、移行についても割とスムーズに行うことができました。
移行の中で唯一の–といっても結構重かった–不具合は、DBの移行で管理画面からの読み込みでは失敗してしまい、phpMyAdminにログインしなと上手くかなった点ですね。phpMyAdminに慣れているからいいですが、そうではない人にとっては難しく感じると思います。
もっとも、エラーの最大の要因はジャンクワードの森はなんがかんだで2000記事近くあるためにDB容量が大きかったことなので、レアケースだとは感じています。
メインブログ以外にも残してあったブログがいくつかありましたので、まとめて移行したので、ロリポップは次回更新は行わず今後は「wpX Speed」オンリーで運用していきます。
あと2022年はブログの更新を再開できればいいなとも思っています。
]]>
もっとも印象に残っているのは、原田マハさんの「奇跡の人 The Miracle Worker」ですね。
「盲目で、耳が聞こえず、口も利けない少女」介良れんを、弱視でいずれ目が見えなくなることがわかっている去場安が教育係として互いに成長していく物語、、、、、なんですけど、その壮絶なる生き方は涙なしには読むことができませんでした。
登場人物が歴史上の……なのが少し違和感がありますけど、それを補うだけの文章力と丁寧な描写はさすが原田マハさんといったところです。
連作ものである、内藤了さんの「ONE 猟奇犯罪捜査班・藤堂比奈子」、木宮条太郎さんの「水族館ガール3 」、喜多喜久さんの「化学探偵Mr.キュリー7」は安定感もありつつ、物語としても進歩していますね。
あと知念実希人さんの「黒猫の小夜曲」は「優しい死神の飼い方」の続編で、今度は死神が猫に乗り移っての活躍になります。猫派なので犬のとき以上に感情移入してしまいました(笑
知念さんは医者ということもあり、医療系の情報が正確でわかりやすいところも好評価となっています。
1月、2月は11冊、この3月が13冊で、合計35冊。わりといいペースになってきました。
期間 : 2018年3月1日 ~ 2018年3月31日
読了数 : 13 冊 |
|
久間 十義 / 角川書店(角川グループパブリッシング) (2012-08-25)
★★★☆☆ 読了日:2018年3月30日
|
|
喜多 喜久 / 中央公論新社 (2018-02-23)
★★★★☆ 読了日:2018年3月27日
|
|
榎田 ユウリ / 新潮社 (2014-12-22)
★★★☆☆ 読了日:2018年3月26日
|
|
真梨 幸子 / 幻冬舎 (2018-02-07)
★★★★☆ 読了日:2018年3月24日
|
|
麻見 和史 / 幻冬舎 (2017-10-06)
★★★★☆ 読了日:2018年3月21日
|
|
深町 秋生 / 徳間書店 (2018-01-09)
★★★★☆ 読了日:2018年3月19日
|
|
木宮 条太郎 / 実業之日本社 (2016-06-30)
★★★★☆ 読了日:2018年3月15日
|
|
内藤 了 / KADOKAWA/角川書店 (2016-07-23)
★★★★☆ 読了日:2018年3月13日
|
|
櫛木 理宇 / 幻冬舎 (2016-12-06)
★★★★☆ 読了日:2018年3月10日
|
|
知念 実希人 / 光文社 (2018-01-11)
★★★★☆ 読了日:2018年3月8日
|
|
馳 星周 / 講談社 (2016-12-15)
★★★☆☆ 読了日:2018年3月6日
|
|
原田 マハ / 双葉社 (2018-01-10)
★★★★☆ 読了日:2018年3月5日
|
|
末浦 広海 / 講談社 (2011-08-12)
★★★☆☆ 読了日:2018年3月2日
|