モリサワの新しい施策3つ
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モリサワ ソリューションフェア2012というセミナーにご招待されて、モリサワが今年新たに仕掛ける3つ施策についてお聞きしてきたので、簡単にまとめて紹介したいと思います。
モリサワとえば新ゴを始めとした「フォントメーカー」という認識が強いのですが、今回のお話ではフォント以外にも「組版メーカー」としての側面を強く印象づけられる内容だったのはとても興味深かったです。
モリサワの新しい施策3つはこれ
最後のクラウドフォントはモリサワらしいという感じですが、残りの2つは組版の技術になりますね。
もっとも個人的には組版系よりもクラウドフォントで使用できるフォントの数とか、ダウンロードにどれくらい時間がかかるかなんてところが気になるところではあります。
組版ソフト「MC-Smart1」
モリサワがこれまでに培ってきノウハウを余すところなく投入し、電子書籍やWeb、XML、多言語やバリアブル印刷にも対応するさまざまなコミュニケーションの中核になる次世代の編集ソフト。
直感的でシンプルな操作性でリーフや書籍、帳票や数式など複雑な組版はもちろんのこと自動組版にも対応し、高い生産性と本格的な面付け機能も兼ね備えた製品。
組版ソフトなので、使用するのは「書籍」「リーフレット・広報誌」「情報誌・カタログ」などページ数の多い出版物がメインターゲットになります。また、単に組版するだけではなく「数式オプション」があり、通常では扱いにく複雑な数式も表現可能になっているのも特徴です。
一般的に「組版ソフト」というと単純に組み合わせだけのツールだと思っていましたが、モリサワの「MC-Smart1」はより高度なレイアウトを簡単に作成することができるツールのようです。
まあ、使いこなせる業種・業態はかなり限られると思いますけど^^
http://www.morisawa.co.jp/biz/products/mcsmart/
電子書籍ソリューション「MCMagazine」
MCMagazineは、ドラッグ&ドロップで簡単に電子書籍を作成できるオーサリングツール。
タブレット端末、スマートフォン操作性と読みやすさを追求。雑誌のレイアウトイメージと、テキスト表示に特化したテキストウィンドウによる「読みやすい電子雑誌」を効率的に制作できます。
電子書籍化に必要なのは、InDesignのレイアウトデータとフォントがエンベッドされたPDFファイル。どちら一方でも作成は可能ですが、両方あったほうがMCMagazineの機能を最大限に活用することができます(まあ、InDesignのデータがあればPDF化は可能だとは思いますけど)。
オーサリング時には、WebサイトのURLでに自動でリンクが生成されたり、メールアドレスもメーラーと連動するなど、自動化されている部分も多くあるので、余計な手間がかからないのは制作側としてはありがたい機能です。
電子書籍の普及は言うまでもないのですが、オーサリングツールは割りと大掛かりなものが多くて、スケールメリットの少ないところだと手を出しにくかったのですが、MCMagazineは割りと安価でできるので何気に魅力がありますね。
http://www.morisawa.co.jp/biz/products/mcmagazine/
クラウドフォント「TypeSquare」
クラウドフォントとは、インターネットを介してフォントを配信し、Webブラウザで表示させる仕組みのことです。クラウドフォントを使ったWebサイトとは、閲覧側に指定されたフォントが搭載されていなくても、制作者側で指定した書体が表示されます。
パソコンはもちろんですが、スマートフォンやタブレットなどのWebブラウザでも表示が可能になっているのも特徴です。
紙媒体やメディア系だとかなりこだわらていた「フォント」ですが、Webサイトデバイスの依存度が高いため、置き去りというか諦めモードがありましたが、このクラウドフォントの普及はWebサイトのデザインに大きなウェーブをもたらすような予感があります。
もちろん、コスト的な部分はまだまだネックですけどね^^
クラウドフォントが気になるけど、コストが、、、
という人たちに朗報です。
モリサワでは現在「オープン記念¥0キャンペーン」と題して、通常はPV(ページビュー数)に応じて課金される「TypeSquare」をPV関係なく無料で使えるキャンペーンを開催しています。
[キャンペーン期間]
2012年2月22日(水)~2012年12月31日(月)
[キャンペーン利用方法]
2012年11月30日(金)までにTypeSquareの利用を開始すること。
[キャンペーン後の扱い]
キャンペーン終了後も継続して利用したい場合は、正式入会が必要になります。
正式入会は2012年12月1日(土)から申込可能となっています。
※キャンペーンに参加しても自動的に課金対象になることはないみたいですね。
詳しくは「TypeSquare」のサイトをご覧下さい
http://typesquare.com
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