HDDはやっぱり「消耗品」だった、、「ウエスタンデジタル」ブロガーミーティング
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2010年6月17日にいつもお世話になっている、アジャイルメディアネットワークさんの主催で、開催された「ウエスタンデジタル」ブロガーミーティングに参加して、HDDの歴史とバックアップの重要性を聞いてきました。
仕事柄ウエスタンデジタルという社名も製品も知っていましたが、予想以上にディープな話しもあって、難しい話しにもかかわらず楽しませてもらいました。
今回のブロガーミーティングでは、ウエスタンデジタルの担当、グラフィックデザイナーの方、データ復旧会社の方と、それぞれ立場は違えどHDDに深く関わっているお三方からお話を聞かせてもらいました。
といっても座談会形式ではなかったので、順番に紹介していきたいと思います。
まずは、ウエスタンデジタルからですが、ウエスタンデジタルは知っている人は知っていますが、HDDを製造、販売しているメーカーです。歴史は古い会社なんですが、内蔵型HDDを中心に展開していたため、一般の人が社名を目にする機会は少ないといえます。
そのウエスタンデジタルが、2年前から外付けハードディスクを販売し始めてコンシューマーの認知度を高めるために今回のブロガーミーティングを開催したそうです。
たしかに、ウエスタンデジタルの外付けハードディスクって販売しているのは知らなかった(某メーカーにサプライ品として提供している話は聞いていたけど)
HDD業界は生き残りが厳しい
まあ、生き残りが楽な業界ってのもないんですが、特にHDDは事業として継続スルのが難しいらしく、その証拠に1986年時点では76社あったHDDメーカーが2008年現在では5社しか事業を継続していないそうです。
ちなみに、その5社というのは「Seegate」「ウエスタンデジタル」「HGST(日立)」「東芝」「サムソン」です。それ以外のメーカーがどうなったかというと、基本はパーツを提供するサプライヤーに回ったそうです。
そういえば、HDDといえば「IBM」や「MAXTOR」も以前はありましたが、最近は目にしてないですね・・・
そういった生存競争の激しいHDD業界のなかで生き残っているウエスタンデジタルは技術力がしっかりしていることもありますが、アメリカ企業にしては珍しく(?)離職率が低い経営体制があるからだそうです(日本的な考え方で経営しているといっていました)。
日本の企業がHDDに求める基準は高い
最後のところでも、書きますがHDDメーカーの視点で見ると
HDDは消耗品
だそうです。
しかし、日本の企業およびユーザーが求めることは「壊れないHDD」であり「音をださないHDD」であり「熱を発生しないHDD」というふうになっています。たしかにHDDが壊れると大騒ぎになりますよね・・
ちなみにHDDが搭載されているのは何もパソコンだけではなく、HDDレコーダーはもちろん、一部のテレビや業務用のプリンタにも搭載されていますから、予想以上に多岐にわたっているといえます。
こういったハイレベルの基準をクリアすることで、ウエスタンデジタルは技術力を蓄積し、よりよい製品を開発してきているそうです。
データバックアップはHDDがよい
続いて、グラフィデザイナーの海津さんから「デザイナーの視点でみたHDD活用法」をお話しいただきました。
フォトショップの使い方TIPSなんかもありましたが、ポイントとなるのは「CD、DVD、ブルーレイでのバックアップはメディア管理が大変なので、バックアップはHDDに投げるようにしている」というところですね。
メディアとしての耐用年数はHDDよりもCD、DVDのほうが長いと聞いているので、ディスク系のほうがいいのかな~と漠然と思っていましたが、より多くのデータを扱っている人は違った考え方をしているみたいです。
確かに、写真や動画のデータはどうしても大きく(重く)なってしまいがちで、メディアで管理すると複数枚にまたがってしまい、データを探すのも大変になるので、一括管理できる大容量のHDDで管理するのは当然と言えば当然です。
耐用年数とか、HDDは消耗品とか残すには不安はありますが、そこは複数台のHDDを使ってバックアップを取るようにしているそうです。
HDDは消耗品
最後は、くまなんピーシーネットというデータ復旧サービスをおこなっている会社の浦口さんからお話をいただきました。
前半はHDDの構造のことでしたが、ちゃんと書くと大変なので触れずに重要な点だけをピックアップします(HDDの構造は構造で面白いんですけどね)
最初との繰り返しですが
HDDは消耗品
です。
なので、データトラブルを避けるためには壊れることを前提に、バックアップを取ることが大切で、そのために外付けHDDを活用するのが良い。
→データ保存の大原則は「別のHDDに保存する」ことです(HDDじゃなくても同じですが)。
外付けHDDを選ぶポイントとしては、「データ同期」「バックアップ機能」を備えたハードディスクを選ぶことと、「データ保存量を普段から把握しておく」ことが大事だそうです。
あと、凄く納得したのが「デスクトップは作業スペース」という言い方で、デスクトップにデータが多いと起動も遅くなるし、起動ディスクと同じ領域にいるので、データ破損のリスクも高いんですよね・・・
今回の、ウエスタンデジタルブロガーミーティングでは、HDDメーカーの歴史からHDD活用法、HDDの構造まで幅広く知ることができました。
ウエスタンデジタルの方を始め、お話をしていただいたみなさまありがとうございました。
店頭では、中々見かける機会の少ないウエスタンデジタルのHDDですが、さすが楽天、Yahoo!ショッピングでは購入可能です。
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そうそう、イベントの最後にモニターとしてポータブルHDDをお借りしたので、その使い勝手等については後日レポートします。
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