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2014年5月の読了数は14冊、予想外にいいペースで読むことができました

2014-06-02[読書2014年に読んだ本

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5月はゴールデンウィークもあって、移動時間が少なくなるため読む時間も減って読了数も少なくなるかと思ったのですが、読み応えのある作品が多かったせいか14冊まで伸ばすことができました。
2014年5月の読了数は14冊

読みやすさと読書のスピードは必ずしも一致しないと思っていますが、ミステリーやサスペンスなど「謎解き」の要素があるものはどうしても確認の時間が必要になるため、時間がかかる傾向にありますよね(特に一気読みできない場合)。


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今月の中で一番印象に残っているのは、小林泰三さんの「密室・殺人」ですね、内容としてはいわゆる「密室殺人」なんですけど、一番驚かされたのは探偵の四里川陣で、殺人現場はおろか依頼にも合わない姿勢で時間に取り組みます。といってもここがこの作品の最大のトリックなのでこれ以上は書けないんですよね、、
小林泰三さんの「密室・殺人」

事件の部分の推理も読み応えはありましたけど、この「探偵」の部分は最後の最後で完全にひっくり返される展開になります(もちろん途中で「?」が浮かぶことがあるので察しのいい人は気がつくようには書かれています)。

そして一番の驚きは小林泰三さんがミステリ作家として初めて世に出したのがこの「密室・殺人」という点ですね、初めてのミステリ作品(氏はSF作家としてデビュー)とは思えないほどの完成度で、解説を読んで2度驚かされました。

その他でも評価の高かった作品も多く、特に宮部みゆきさんの「小暮写真館(上)(下)」と関口尚さんの「シグナル」、三浦しをんさんの「神去なあな日常」、森博嗣さんの「ブラッド・スクーパー」が評価「5」になっています(相変わらず甘めですけど)。

宮部みゆきさんの「小暮写真館」は元写真館に越してきた花菱一家の長男英一の視点を中心として、写真にまつわる謎解きや高校生らしい青春物語などを盛り込んだ超大作で(上巻448ページ、下巻560ページ)、要素は多いですが引き込まれる作品でした。
宮部みゆきさんの「小暮写真館(上)(下)」

ミステリー、サスペンスが多い宮部みゆきさんですが「小暮写真館」は青春小説と言っていいくらい読了感は甘酸っぱい懐かしさのあるものでした(前半の心霊写真の謎解きはサスペンスムードもありますけどね)。

あとは、、、
関口尚さんの「シグナル」、三浦しをんさんの「神去なあな日常」の2作はタイミングは違いますが、ともに映画化されている作品&こちらも青春物語になっています。映画化されるだけあって、世界観が整っていますし、主人公たちのキャラも際立っていて物語の中に引き込まれる感じが強かったですね。

3作が青春小説か、、
別の作品も近いのも多かったし、評価の高さも鑑みると5月は青春小説が多かったような気もします。

ラスト森博嗣さんの「ブラッド・スクーパー」。都を目指す途中の村でのいざこざ(あえてボカして)を受けて護衛を頼まえることになった「ゼン」がその村に伝わる「秘宝」やそれを狙う盗賊等と戦っていく物語。

とはいっても物語の中には「勧善懲悪」や「絶対的正義」などといった観念はなく、ただただ「強くなりたい」「剣の道を極めたい」という現代社会では絶滅危惧種となった純粋な志を持つ者達のいかなるものも超越した世界観があります。

なんかカッコイイ感じですけど、森博嗣の作品を多く読んでいるものとしては「森博嗣さんらしいシニカルな現代考察」が多分に入っているような気がしてならないですね。なので自分は評価を「5」にしていますが、森博嗣さんの作品を初めて読む人にとってはかなり難解な「よくわからん物語」になってしまうと思います。

ということで、5月もしっかりと目標の月10冊をクリアしていいペースできているので6月もこの調子で読み進めて行きたいと思います。問題はそろそろ読み終わった本を仕舞うスペースがなくなってきているため、本の整理をどうするかということかな。

ある程度は「処分(=ブックオフに買取ってもらう)」も検討しないといけないとは思ってはいますが、その選別作業も何気に大変なため、先送りになる気もしてます(笑

期間 : 2014年05月
読了数 : 14 冊
生贄の羊 悪漢刑事 (祥伝社文庫)
安達 瑶 / 祥伝社 (2014-04-11)
★★★☆☆ 読了日:2014年5月31日
殺戮ガール (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)
七尾 与史 / 宝島社 (2012-05-24)
★★★☆☆ 読了日:2014年5月29日
小暮写眞館(下) (講談社文庫)
宮部 みゆき / 講談社 (2013-10-16)
★★★★★ 読了日:2014年5月27日
小暮写眞館(上) (講談社文庫)
宮部 みゆき / 講談社 (2013-10-16)
★★★★★ 読了日:2014年5月22日
ブラッド・スクーパ - The Blood Scooper (中公文庫)
森 博嗣 / 中央公論新社 (2014-04-23)
★★★★★ 読了日:2014年5月20日
シグナル (幻冬舎文庫)
関口 尚 / 幻冬舎 (2010-10-08)
★★★★★ 読了日:2014年5月16日
真鍮のむし (永見緋太郎の事件簿) (創元推理文庫)
田中 啓文 / 東京創元社 (2014-03-12)
★★★★☆ 読了日:2014年5月15日
密室・殺人 (創元推理文庫)
小林 泰三 / 東京創元社 (2014-01-21)
★★★★★ 読了日:2014年5月14日
事故係 生稲昇太の多感 (講談社文庫)
首藤 瓜於 / 講談社 (2005-03-15)
★★★☆☆ 読了日:2014年5月12日
逢いに来た男 (ハルキ文庫 あ 10-17)
東 直己 / 角川春樹事務所 (2013-05-15)
★★★☆☆ 読了日:2014年5月10日
神去なあなあ日常 (徳間文庫)
三浦しをん / 徳間書店 (2012-09-07)
★★★★★ 読了日:2014年5月8日
さいはての彼女 (角川文庫)
原田 マハ / 角川書店(角川グループパブリッシング) (2013-01-25)
★★★★☆ 読了日:2014年5月5日
作家 六波羅一輝の推理 - 秩父夜祭・狼の殺意 (中公文庫)
鯨 統一郎 / 中央公論新社 (2013-06-22)
★★★★☆ 読了日:2014年5月5日
チョコレートコスモス (角川文庫)
恩田 陸 / 角川書店(角川グループパブリッシング) (2011-06-23)
★★★★☆ 読了日:2014年5月2日

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