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日本HP昭島工場見学レポNo1. 生産している製品が増えていた!!

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2013年9月26日(木)に日本HPさんとリンクシェアさんのご好意により、東京都昭島市にある日本HPの工場「昭島工場」にお邪魔することができ、現在の昭島工場での製造状況と工場内部の見学をさせていただきました!!
日本HP昭島工場見学レポNo1. 生産している製品が増えていた!!
実は2年前にも日本HPの昭島工場には潜入しているため初めての体験ではないのですが、2年前に比べてどのような変化があったのかも気にしながらの参加となりました。


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日本HP 昭島工場に潜入してきました

工場内部については、別記事の「日本HP昭島工場見学レポNo2. 工場内部は大幅は進化はしていなかった」で詳しく書いているので、今回は見学前の座学というか現状の昭島工場の状況についてレポートしたいと思います。

今回昭島工場について説明してくださったのは、昭島事業所長の清水様
昭島事業所長の清水様

生産している製品が大幅にアップ!!

2年前のレポートを読み返すと、当時は「デスクトップ中心」だった所に法人向けノートパソコンも生産を開始したタイミングで、それ以外の製品は昭島工場で生産していないことがわかります。

が、、、、今回の説明では

・ビジネスデスクトップPC
・パーソナルワークステーション
・コンスーマーデスクトップPC
・液晶一体型モデル AIO
・ビジネスノートブック
・コンスーマーノートブック

といった一般的なモデルに加え

・x86サーバ
・ブレードサーバ
・システムインテグレーション/ラッキング

と基幹システムに関わる製品まで生産するようになっています。
(この辺は前回聞き忘れている可能性もありますけど^^)
IMG_6706

一通りの製品の生産は行っていますが販売されている製品の100%を生産していることはなく、ビジネスデスクトップでほぼ100%、個人向けデスクトップPCが90%、ビジネスノートパソコンで70~75%、コンスーマーノートパソコンで約50%となっていて、全体としては8割程度を生産しているそうです。

日本生産比率が個人向けよりも法人向けが多いのは、現状の日本HPの売上比率も法人向けが多いからですね。この辺は市場のニーズに合わせた対応になってしまっているのが否めないところです(日本HPとしてはだいぶ前から個人市場の開拓が課題と言われていますし)。

どの製品が日本HP 昭島工場で生産されているかは、日本HP Directplusの製品ラインナップを見ると「東京生産」と記載されているので、気になる方は是非そちらを確認してください。

HP Directplus オンラインストア

受注後5日納入のプロセス

日本HPの直販サイト「日本HP Directplus」で購入した場合、製品は受注内容の確認&クレジットチェック(要は支払い)が完了してから5日営業日で納入される流れになっています(プリンタ、サプライは3営業日)。

その大きなプロセスがこんな感じになっています。

1日目:正式受注→工場での生産計画
2日目:部材の準備→組立及び品質検査
3日目:組立及び品質検査
4日目:出荷(モニタやプリンタと合流)
5日目:納入

これを見るとわかりますが、実質組立は1日で終わらせるってことなんですよね。
日本HP 納入プロセス

ちなみに、部材に関しては昭島工場ではなく近くにある倉庫にストックしてあって、生産に必要な分だけ昭島工場に持ち込むような仕組みになっていて、生産管理&品質維持を行えるようになっています。

4日目の「モニタやプリンタと合流」は本来なら3営業日で納入が可能なサプライ品ですが、お客様としては同じタイミングで受け取りたいというニーズがあるので、個別納品ではなく一緒に納品するための配慮になっています。ただし、昭島工場に持ってきてしまうと不必要な配送費がかかるのでもっとも低コストな場所で合流させているそうです。

ちなみに、5営業日を歌っていて4営業日(要は1日早く)で届いてしまってもクレームになってしまうこともあるので、お客様と約束した納期はピッタリと合わせる必要があるそうです。

結構カツカツなスケジュールで動いているように見えますが、どの製品でも同じプロセスで「受注→生産→納入」をしているし、製造工程でのロスを最小限にする仕組みも入っているため、そんなに無茶なスケジュール感ではないそうです。

生産できなくくらいの受注を受けたら、、、
という質問がありましたが、そこは「生産できる量の部材しか仕入れていない」とのことで、自社のキャパをしっかりと考慮した上で全体を管理していることがわかります。ただキャパを圧倒的に超えるような受注は今のところないそうです。

なお工場は日勤が9時~18時、夜勤が21時~翌朝6時の2交替制で稼働していて、この時間で対応できない場合はそれぞれが残業をして受注を処理する仕組みになっているそうです。従業員は生産状況によって変動しますが、常時約400~450名が働いていて繁忙期には最大600名体制で稼働することになります。

5営業日での納入は物理的には問題はないですけど、生産をする人の確保とかシフトの調整はかなり気を使っていそうな感じはります。

BTOではなく「CTO」への拘り

座学の中で意外に強調されていたのが、日本HPでの生産はCTO(注文仕様生産=Configure To Order)ですよ!という点でした。
CTO

言葉の意味を確認すると

◆CTO(注文仕様生産=Configure To Order)
◆BTO(注文生産=Build To Order)

「仕様」が入るか入らないかの違いですが、BTOの場合は「クライアントにあわせて標準仕様を決めた」上で受注する仕組みで、CTOはお客様自身が仕様を決めて購入する点が大きく違うそうです。

要はCTOのほうが選択肢が広いということになると思います。

パソコンに関してあまり興味の無い人には「???」なところだと思いますけど、日本HPではここに拘りをもって生産にあたっていることがよく伝わってきました(実はここも個人よりも法人向けの意味合いが強いんですけどね)。

ということで、座学が終わった後はお楽しみの工場内部への潜入となりますが、長くなっているので工場内部のレポートは「日本HP昭島工場見学レポNo2. 工場内部は大幅は進化はしていなかった」に続きます。

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